日常、身近なものに感じる“不気味なもの”(フロイト)をモチーフ・テーマに扱う作家、東恩納裕一の個展が開催
日常、身近なものに感じる“不気味なもの”(フロイト)をモチーフ・テーマに制作を継続してきた作家、東恩納裕一の個展が、10月16日から11月14日までvoid+で開催されます。
東恩納は、かつて日本の多くの家庭にみられたインテリアに、馴染みがありながらもどこか疎遠に感じられる「不気味なもの」(ジーグムント・フロイト)を見出し、それを契機に作品を制作してきました。
本展では、“黒塗りされた公文書”に触発された新作として、展示タイトルにも引用されるアンデルセンの『マッチ売りの少女』からのテキスト断片とストライプによるインスタレーションやタブローを中心に、作家の近年の関心を俯瞰できる作品を、特徴の異なる3つのスペースに有機的に展開します。
作家の関心を反映した作品が揃う会場へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
◆コメント
かつて日本のどこの家庭にもあったインテリアに感じる違和感/“不気味さ(フロイト)”が制作のモチベーションとなっていますが、作品は“不気味さ”そのものを表現する、というより、それを何か別のものに変換するプロセスかもしれません。
また、“不気味さ”を含めて、広く“美的なもの”、日常誰もがあえて意識することもなく共有している美意識/価値観が、通常、より大きなものと考えられている“政治的”な指向/嗜好、イデオロギーの形成と無関係ではないように思えます。
東恩納裕一 2026.9
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