アン・ヴェロニカ・ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」展

  • 2026/09/11(金) ~ 2027/01/11(月・祝) ※休館日:水曜日、年末年始(休館日は銀座メゾンエルメスに準じる。但し、変更の可能性あり。)
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  • アン・ヴェロニカ・ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」展_1

    《Rose》 | 2007年 | 7基のスポットライト、人工塵 | 直径350-440 cm (サイズ可変) | Photo: Andrea Rossetti | Courtesy of IAC Villeurbanne

  • アン・ヴェロニカ・ヤンセン「東京、銀座5丁目4-1」展_2

    《Swings》|2000-2023年|ロープ、木、感熱フィルム | サイズ可変|Photo: Andrea Rossetti|Courtesy of Pirelli Hangar Bicocca

ブリュッセルを拠点に世界的に活躍するベルギー人アーティスト、アン・ヴェロニカ・ヤンセンの日本初個展が、銀座メゾンエルメスにて開催

エルメス財団は、ブリュッセルを拠点に世界的に活躍するベルギー人アーティスト、アン・ヴェロニカ・ヤンセン(1956年、イギリス・フォークストン生まれ)の日本における初個展「東京、銀座5丁目4―1」を開催します。1970年代後半から、合板、ガラス、コンクリートといった簡素な素材を用い、1990年ごろからは、光、音、人工煙霧といった要素を用いながら、常に実験的な試みを継続してきたヤンセンの作品は、彫刻、インスタレーション、ビデオ、写真、コンテンポラリー・ダンスの舞台美術など多岐にわたります。

工業的な素材の使用や、展示する場の固有性を問いかけるミニマリズムや、空間と光について科学的に考察するライト&スペースなどの芸術的動向との類似点を持ちつつも、ヤンセンの作品は、極めて控えめな姿で現れます。その探究は一貫して、世界に対する身体的知覚、そしてその中における認識の危うい不明瞭な領域を触発し、固定された形や直接的に把握可能な形を強いることなく発生します。

また、彼女の活動は、アーティストと科学者が共同で空間、時間、身体そして脳の関係を探るプロジェクト「ブレイン・スペース・ラボラトリー」の設立(ナタリー・エルジーノとの共同設立、2009年)などを通じた学際的な対話や研究にも及んでいます。

本展は、90年代以降継続するヤンセンの一連の作品によって構成されます。銀座メゾンエルメス ル・フォーラムのアドレスを、タイトルとして取り上げる眼差しには、場所への身体的、感覚的、かつ概念的なヤンセンのアプローチが強く示されています。特定のアドレスに宛てられ、その空間の物理的な観察から構想された作品は、拡散する光を物質として扱う《Rose》、瞬間の痕跡を記憶する青いグリッター《Untitled (blue glitter)》、熱反応フィルムで覆われた座面を持つブランコ《Swings》、自身の声をメディウムとする新作《Donut》などの10点余りです。これらの作品群は、場所に与えられた固有性を揺るがし、時間、光、空気を操り、風穴を開け、気流を生み出し、感覚の緩衝地帯とも言える見えない建築を作り出していきます。

ヤンセンは、自らのアプローチについて、「コントロールの喪失、権威主義的な物質性の欠去、そして物体の専制から逃れようとするこの試みの中」*に作品を見出そうとしていると語ります。精緻さの中に光沢、軽さ、透明性、流動性を湛える作品から放射される超越的な感覚とともに、自らが空間に拡散し、浸透していくような錯覚を体験できます。(*パスカル・ルソー、「Light Games」『art press 第299号』、2004年2月)

光と空間が織りなす稀有な芸術世界を体験しに、会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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基本情報Info

※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。

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