【おでかけ時のポイント】

・居住地やおでかけ先の都道府県の要請に従って行動しましょう

・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう

・なるべく空いている時間に行きましょう

・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう

・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう

築50年以上の古い建物をリノベーションして、カフェとして活用している「古民家カフェ」。どこかなつかしさを感じる空間の中で、ゆったりとしたひとときを過ごせるスポットとして人気を集めています。今回は、昭和初期に建てられた、歴史と物語のある3つのカフェを厳選してご案内しましょう。

【御茶ノ水駅徒歩4分】江戸時代からつづく材木商の暮らしが偲ばれる文化財カフェ/CAFE IMASA

江戸の暮らしの魅力を感じてみたい、と思ったら神田明神の隣にあるこの家へどうぞ。黒板塀に囲まれた凛とした佇まいの家は、江戸城築城の折に呼び寄せられた材木商、遠藤家の旧店舗、住宅主屋。千代田区有形文化財となった貴重な建物の一部と庭が、カフェとして公開されているのです。

 

冠木門をくぐると、壁に掲げられた「井政」の看板が目に入ります。これが材木商としての屋号です。

建物は関東大震災で甚大な被害を受けて昭和2(1927)年に再建されており、江戸の伝統技術を受け継いだ当時の職人たちが腕によりをかけ、現在では入手不可能な銘木を贅沢に使って、細やかで手のこんだ素晴らしい空間を造りあげています。

▲「スイーツセット」900円

▲「スイーツセット」900円

現在のご当主は、江戸の暮らしに根づいていた伝統行事や文化を受け継ぐことを大切にしており、四季折々の行事に合わせたイベントを開催しています。

 

「先代は着物も黒や焦げ茶などの渋好みでしたが、羽織の裏に浮世絵が描かれているなど、見えない部分の贅を楽しんでいました」・・・そんな江戸っ子の美意識に触れると、粋とはなにか、考えてみたくなるのです。

CAFE IMASA
  • 所在地

    東京都千代田区外神田2-16宮本公園内

  • 電話番号

    03-3255-3565

  • 最寄駅

    御茶ノ水

  • 備考

    ※不定休営業

【西荻窪駅徒歩5分】路地裏に佇む昭和初期の家屋を再生/石見銀山 群言堂 西荻窪(暮らしの研究室)

このカフェを訪れたら、窓にうつろう光の繊細な美しさに目をとめてみてください。アンティークガラスをはめこんだ窓と木漏れ日が、刻々と空間の表情を変えていきます。

カフェの元の姿は、こんな駅のそばに?・・・と驚くような西荻窪の路地裏に取り残された、昭和初期の古民家。住む人もなく、大量の家財道具が散乱したまま猫屋敷と化していた家を託されたのが、島根県で築170年の古民家を再生して「石見銀山 群言堂」を開いた松場さん夫妻でした。

 

松場さんは島根県から古材や廃材を運び込み、職人たちを東京に呼び寄せて、家屋を丹念に補修しながら「復古創新」の理念にもとづいて新たな魅力を加えていったのです。

▲ランチメニュー「暦のごはん御膳」は1,650円。画像はイメージ。

▲ランチメニュー「暦のごはん御膳」は1,650円。画像はイメージ。

カフェは当初「Re:gendo(りげんどう)」の名でスタートし、2021年夏に群言堂(ぐんげんどう)としてリニューアル。

 

古くから日本の暮らしで活かされてきた家庭料理の知恵を盛り込み手作りする「暦のごはん御膳」やスイーツのおいしさを味わったり、2階の里山の暮らしからヒントを得て生まれた衣服や、1階の暮らしの雑貨をのぞいたりしているうちに、この家に流れる静かでゆったりとした空気が心を満たしていくことでしょう。

石見銀山 群言堂 西荻窪(暮らしの研究室)
  • 所在地

    東京都杉並区松庵3-38-20

  • 電話番号

    03-5941-8664

  • 最寄駅

    西荻窪

【国立駅徒歩10分】奇跡的に残された美しい洋風邸宅カフェ/カフェおきもと

90歳を越えた姉妹が人づきあいを避け、カーテンを閉めきって暮らしていた国分寺にある昭和初期の邸宅。近隣の人々にも忘れられたまま竹林に覆い隠されていたその家が、奇跡のような物語を経て、2020年からカフェとして多くの人々を迎え入れています。

カフェのオーナーは隣家に住む久保愛美さん。荒れ放題だった家屋と広大な庭に惜しみなく愛情と時間を注ぎ込んで、再び光の射しこむ憩いの空間へとよみがえらせました。

 

そのきっかけは、久保さんが隣人として親切に食事の差し入れをしたり、夕食に招いたりしてきたことで老姉妹が心を開き、「久保さんの娘さんを養女にしたい。そしてこの家を譲りたい」と申し出たこと。悩んだ末に引き受けた久保さんは、家の維持費にあてるために改修してカフェにしたのです。

「沖本邸」は、昭和7(1932)年に川崎忍の設計によって建てられました。この家で生まれ育った老姉妹がいっさいの改装を許してこなかったことから貴重な歴史的建築となり、久保さんたちの尽力で国の有形文化財に。壁には戦時中に受けた砲弾の痕跡も残されています。

ランチメニューより「欧風カレーとキーマカレーのメリメロプレート」1,480円

ランチメニューより「欧風カレーとキーマカレーのメリメロプレート」1,480円

カフェのメニューはいずれもひと手間加えたおいしさ。人の優しさが織りなす物語に思いを馳せながら、心うるおうひとときを。

カフェおきもと
  • 所在地

    東京都国分寺市内藤2-43-9

  • 電話番号

    042-572-1234

  • 最寄駅

    国立

まとめ

いかがでしたか。人が訪れることにより、古民家はさらに輝きを増していきます。興味を惹かれるカフェがあったら、ぜひ足を運んで、穏やかな時間を過ごしてみてくださいね。

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※本記事は2021年10月22日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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