曜日限定でしか食べられない!という貴重なラーメンの存在を知っていますか? 都内に何店舗か存在する「週一限定ラーメン」のお店。「限定」というだけに、どの店も提供するラーメンはこだわりにこだわりぬいた極上の一杯。貴重なタイミングを逃さないためには、身軽なソロ参戦がいちばん!  ということで、ソロで楽しみたい週一限定ラーメンの名店を3店舗ご紹介します。

【木曜限定】上品なスープが五臓六腑に沁み渡る! 行列必至の「煮干しそば」


幡ヶ谷駅を降りて六号通り商店街をまっすぐ進み、細い路地を曲がったところにひっそりと佇む「金色不如帰」。ラーメンには珍しい蛤スープやトリュフオイルを使ったメニューが評判の超有名店です。ここでは、木曜日のみ「一汁三にぼし 裏不如帰」と店名を変えて、煮干しそば専門店を営業中。


▲路地裏に佇む隠れ家的ラーメン店。

▲暖簾には有名な徳川家康の格言が。これも木曜日しか見られない限定バージョンです。

さすがは大人気店だけあり、この日も開店前から数名の待ち客が。女性のソロ客も何人かちらほらいました。特にランチタイムは行列ができることも多く、20〜30人待ちもザラなのだとか! 14時以降〜を狙って行くのが、比較的入りやすいようです。

▲お待たせしました! こちらが限定の「煮干しそば(800円/税込)」。透明感のあるスープが美しく輝いています。

まずはスープを一口…。おおお、なんという煮干しの存在感でしょう! 香り、コク、余韻…すべてにおいて“煮干し感”が口いっぱいに広がります。メインには九十九里産の片口いわしや境港産のアジの煮干しを使っており、そこに和風出汁と豚のスープをあわせてバランスを調整しているそう。

あっさりしているのに深い旨みが感じられ、やや細めのストレート麺との相性もよし。あまりの上品さに、まるで高級割烹に来たような錯覚を覚えます。こんな繊細なラーメン、食べたことない…! こってりラーメンが苦手な女性にもオススメです。

ぶ厚めのチャーシューは、肉らしい食べ応えがありながらも、スープを邪魔しないちょうどいい味付け。メンマ、のり、ねぎなどのシンプルな具材には、どこか懐かしさを覚えます。あっという間に完食し、スープもほとんど飲み干してしまいました。ちなみに限定30食の「極にぼ(800円/税込)」も人気メニューで、こちらは煮干し出汁100%のスープが楽しめます。煮干し好きも納得の一杯を召し上がれ!

女性一人での限定ラーメン参戦の最初の一歩にオススメしたいお店ですね。


一汁三にぼし 裏不如帰
住所 渋谷区幡ヶ谷2-47-12
最寄り駅 幡ヶ谷



【水曜限定】札幌育ちの店主が思いをはせる、濃厚×すっきり「味噌らーめん」


西新宿に店を構える「麺屋翔」は、「香彩鶏だし塩らーめん」や「醤油らーめん」が看板メニュー。深〜い鶏のうまみがぎゅっと詰まったスープにファンも多い人気店です。ここでは、水曜日限定で「味噌らーめん」を提供。味噌ラーメンの聖地・札幌育ちの店主が「東京でも札幌の味を発信したい!」と発起したのをきっかけに、試行錯誤を繰り返しながら今なお進化を続ける1杯です。

▲券売機にはドドンと「味噌推し」の文字が。これは期待できそうです!

▲きました!「味噌らーめん(830円/税込)」。見た目は濃厚そうですが、はたしてお味はいかに…!?

ソロに優しいカウンタ―席に座りしばらく待つと、さっそく着丼! 貴重な一杯をいただきます。うん、味噌らーめんなのに、すっきりとした清涼感があります。これはトッピングにすりおろしショウガを加えているからなのだとか。濃厚な味噌の味わいを爽やかな後味が追いかけてきて、なんだか大人の味噌らーめんといった印象です。

▲札幌の森住製麺から取り寄せている麺は国産小麦100%。中太でスープに絡みやすいのも特徴です。

味噌は主に北海道産を使用し、米味噌や麦味噌など、時期によって配合も調整しているそう。真っ黒な見た目が不思議なトッピングは、京都の「黒七味」。味噌との相性がよく、味をキリッと引き締めています。チャーシューはほろりと柔らかく、豚のうまみがじわっと溢れ出てくるのがたまりません。もちろんこのチャーシューも、味噌らーめん用に仕込んだ特別なもの。

この味噌らーめんを目当てに足繁く通う常連客も多いそうで、食べた感想を聞いてはさらなる味の発見を求めて研究を続けているという店主。気さくな店員さんやお店の雰囲気がなごやかなので、人気店ながら一人でお店に入りやすい敷居の低さが○! だいたい夜9時頃を目処に売り切れの可能性もあるので、早めの時間帯を狙って食べに行くべし!


麺屋 翔
住所 新宿区西新宿7-22-34
最寄り駅 新宿西口


まとめ
ラーメン好きなら体験せずにはいられない、激レアな週1ラーメン。フットワークの軽さを武器にして、お昼休みや仕事帰りに一人ラーメンへ出かけてみてはいかがでしょうか。一度食べたら、「来週も来よう…!」なんてことになっちゃうかも?

(池田香織/verb)



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