この記事で紹介しているグルメ

食事系

 1.ブタまん / 江戸清 中華街本店

 2.焼き小籠包 / 鵬天閣酒家

 3.フカヒレスープ / 元祖フカヒレまんの公生和

 4.北京ダック / 中華街大飯店

 5.台湾ちまき / ちまき屋

 6.よくばり串 / 富貴包子楼

 7.台湾唐揚げ / 横濱炸鶏排


デザート系

 8.杏仁ソフト / 横浜大飯店

 9.台湾かき氷 / 鼎雲茶倉台湾茶専門店

 10.豆花 / Meet Fresh 鮮芋仙杏仁ソフト / 横浜大飯店

 11.パンダまん / 老維新

 12.ハリネズミまん / 耀盛號


お土産にもピッタリ

 13.エッグタルト / 同發新館売店

 14.ゴマ団子 / 翠香園

 15.天津甘栗 / 聘珍大甘栗

“横浜中華街コンシェルジュ”が教える、食べ歩きグルメの楽しみ方

今回お話を伺ったのは、横浜中華街の安全や信頼を守るためのルール作りや、イベントの運営を行っている横浜中華街発展会協同組合(以下、発展会)の理事である鈴木精治さん。


鈴木さんは、横浜中華街の歴史や食文化、ホスピタリティなどを学び、試験を受けて認定される“横浜中華街コンシェルジュ”の肩書きも持つ、まさに横浜中華街の達人です。

「横浜中華街を回る際、最初に訪れて欲しいのは『ChinaTown80』。元町・中華街駅すぐそばに立つ『朝陽門(チョウヨウモン)』の近くにある、インフォメーション・センターです」と話す鈴木さん。


同センターでは専任スタッフによる案内を受けられるほか、各店のパンフレットを入手できるのだとか。なかでも「横濱中華街ガイドマップ」(無料)は、中華街にあるお店の情報がジャンル別に掲載された便利な一冊なので、必ず手に入れておきましょう!

ChinaTown80

所在地:横浜市中区山下町80番地 横濱ディアタワー1F

電話番号:045-681-6022

“食べ歩き”はOKだけど“歩き食べ”はNG!

「オススメの食べ歩きグルメを紹介する前に、ひとつ注意して欲しいことがあります」と鈴木さん。


横浜中華街を訪れるお客さんの中には、購入したものを食べながら歩き回る“歩き食べ”をする人がいますが、これは他の歩行者やお店への迷惑になるためNGなのだとか。


「“食べ歩き”とは本来、その街にあるさまざまなお店を巡って名物グルメを味わうことを言います。店内のイートインスペースや店頭の一角で食べるなど、マナーを守って“食べ歩き”を楽しんでみてください」とのこと。


それでは早速、ジャンル別に教えてもらった食べ歩きグルメをご紹介!

中華料理の王道をお手軽に!お食事系の定番グルメ

【ブタまん】横浜中華街気分を味わうなら、やっぱりコレ!/江戸清 中華街本店

横浜中華街の食べ歩きグルメの定番といえば、肉まんですよね。なかでも創業120年以上の「江戸清(エドセイ)」の「ブタまん」は、休日になると行列が絶えないほどの大人気!店頭で蒸しているので、すぐに熱々を食べられます。

こちらが一番人気の「ブタまん」(右/500円)。ふわっとした生地に、ジューシーな餡がたっぷりと入っていてボリュームたっぷりです。


とろとろ卵が入った「黒毛和牛すき焼きまん」(左/500円)はガッツリ食べたいときにピッタリ。他にも「エビチリまん」(500円)など、ここでしか食べられない変わり種も豊富なので、いろいろと食べ比べしてお好みの味を見つけてみては?

江戸清 中華街本店

所在地:横浜市中区山下町192

電話番号:0120-047-290

【焼き小籠包】ジュワッと溢れ出る肉汁に肉食女子も大満足!/鵬天閣酒家

中華の定番グルメ、小籠包を熱々で食べるなら「鵬天閣酒家(ホウテンカクシュカ)」へ。こちらも行列が絶えない人気店として有名です。

1番人気は「焼き小籠包 海鮮と豚肉2種盛りセット」(4個・680円)。白は豚肉、緑は海鮮の餡入りで、2種類の味を一度に楽しめます。


焼き小籠包なので、皮の表面はパリパリなのに食感はモチモチ! 素材のうま味がギュッと詰まったスープと餡を味わえば、肉食女子も大満足間違いなし!


店内にはイートイン用のカウンターがあるので、ちょっと疲れた時に足を休めてゆっくり食べることもできますよ。

鵬天閣酒家

所在地:横浜市中区山下町144-3

電話番号:045-228-8733

【フカヒレスープ】高級食材フカヒレを贅沢に!/元祖フカヒレまんの公生和

中華街大通りにある、創業90年の「元祖フカヒレまんの公生和(コウセイワ)」では、なんと高級食材フカヒレを使った料理を手頃な価格でテイクアウトできちゃいます!なかでも女性に人気が高いのが、コラーゲンたっぷりの「黄金ふかひれスープ」(300円)。

出汁の効いたトロみのあるふかひれスープが絶品!たけのこや椎茸などの野菜の食感も良く、プリプリのフカヒレとの相性もバツグンです。


特にオススメは、最初はサクサク、時間が経つとしっとりとした食感を楽しめるおこげ入り(+50円)なんだとか。手軽な食べ歩きグルメも、高級食材を加えるだけで贅沢な一品になりますね♪

元祖フカヒレまんの公生和

所在地:横浜市中区山下町152

電話番号:045-681-2276

【北京ダック】超リーズナブル!テイクアウト型の北京ダック/中華街大飯店

もうひとつ、一度は食べてみたい高級中華といえば北京ダック。そんな北京ダックを気軽なテイクアウトスタイルで提供するのが、善隣門近くにある「中華街大飯店」です。

皮に巻いてある状態の北京ダックを1個単位で販売しており、つまみ食い感覚で食べられます。


本場中国の北京ダックの名店「全聚徳(ゼンシュトク)」のレシピを再現しているというから、味は折り紙付き。1個250円のテイクアウト商品だと思って軽く見ていると、良い意味で裏切られますよ!

横浜中華街 中華街大飯店 オーダー式食べ放題
  • 所在地

    神奈川県横浜市中区山下町202-8 ラオビル

  • 最寄駅

    日本大通り

じわじわ人気の注目店も!お食事系の変わり種グルメ

【台湾ちまき】予約必須!隠れ家的なのに連日行列ができる人気店/ちまき屋

中華街大通りから上海路に入り、しばらく進んだ左手の路地の奥にある「ちまき屋」。店舗を見つけることすら難しい奥まった場所にあるにもかかわらず、連日行列ができる大人気の台湾ちまき専門店です。

こちらが、看板商品の台湾家庭料理の「台湾ちまき」(レギュラー・600円)。店頭で買うことができれば、ホカホカの状態で食べられます。しょうゆベースのもち米に、角煮や干し海老、ピーナッツや椎茸など具材が豊富で腹持ちも十分!


開店後すぐに売り切れてしまうことが多いそうなので、開店前から並ぶか事前予約をしておくと安心ですよ。ネット販売を利用すれば、お湯で戻すだけでモチモチの食感を自宅で楽しむこともできます。

ちまき屋

所在地:横浜市中区山下町186

電話番号:045-264-8528

【よくばり串】豚まんやしゅうまいなどの点心を一串で味わえる!/富貴包子楼

横浜大世界の1階に店を構える「富貴包子楼(フウキパオズロウ)」は、店頭で蒸したての点心を販売している専門店。名物は黒豚を和風だしで調理し、うま味をギュッと閉じ込めた「黒豚しゅうまい」(10個・1,296円 ※お土産用)で、テレビや雑誌などでもたびたび紹介されています。

店頭にはたくさんの点心が並びますが、一度に色々な点心を楽しみたいという人には「よくばり串」(500円)がオススメ。パオ餃子・黒豚しゅうまい・肉にらまんじゅう・小豚まんといった人気点心を一串で楽しめ、散策の合間の小腹を満たすのにもピッタリの一品です。

富貴包子楼

所在地:横浜市中区山下町97-4 横浜大世界1F【南門シルクロード】

電話番号:045-663-2913

【台湾唐揚げ】超BIGサイズなのにペロりと食べられる!サクサク食感の台湾唐揚げ/横濱炸鶏排

中華街の南側にある朱雀門のそばで行列を作るお店といえば、台湾唐揚げの専門店「横濱炸鶏排(ヨコハマザージーパイ)」。炸鶏排とはフライドチキンのような揚げ物のことで、台湾の屋台では定番の食べ歩きグルメです。

看板商品はもちろん「台湾唐揚げ(炸鶏排)」(500円)。秘伝のタレに1日漬け込んだ国産の鶏ムネ肉を、注文が入ってから揚げるため、いつでもアツアツを味わえます。


衣にはタピオカと同じ原料のキャッサバ芋粉を使用していてむっちりとした食感。そして鶏肉は噛めば噛むほど肉汁があふれてうま味たっぷり!


直径15cmほどもある巨大な唐揚げですが、脂っこくないので女子でもペロリと食べられます。ちなみに注文時に「スパイシー」と伝えれば無料で辛くしてもらえますよ。

横濱炸鶏排

所在地:神奈川県横浜市中区山下町106-10

電話番号:045-512-3263

スイーツの定番といえばコレ!外せないデザート

【杏仁ソフト】夏に食べればスッキリ爽快!コクうまソフトクリーム/横浜大飯店

横浜中華街の超定番スイーツといえば、こちら。中華街大通りの入り口に立つ「善隣門(ゼンリンモン)」のお隣に位置する「横浜大飯店」の「杏仁ソフトクリーム」(350円)です。


生クリームをたっぷり使い、ミルクのコクがしっかりと感じられると評判で、1日に3,000個売り上げることもあるんだとか。

まろやかでミルキーな味の後に、杏仁の香りが口いっぱいに広がります。濃厚ですが、後味すっきり!お腹の調子を整えてくれるオリゴ糖を使用しているので、体にやさしいのも女子的にうれしいポイントですね♪

横浜大飯店
  • 所在地

    神奈川県横浜市中区山下町 154

  • 最寄駅

    日本大通り

  • 電話番号

    045-641-0001

【台湾かき氷】大迫力のマンゴーかき氷で涼を堪能/鼎雲茶倉台湾茶専門店

冷たいドリンクとフルーツたっぷりのかき氷を味わうなら、「鼎雲茶倉(テイウンチャクラ)台湾茶専門店」へ。店名の通り、台湾茶を使ったメニューがズラリと並び、思わず目移りしちゃいます。

同店で押さえておきたいのが、「テイウンミルクティ」(450円)と「マンゴーかき氷マンゴープリン付き」(980円)。台湾発祥のタピオカミルクティは、同店自慢の台湾茶を抽出し、一つひとつ手作りしているそうで、とっても香り高いのが特徴。

マンゴーがどっさりとのったかき氷は、火照った身体を冷やしてくれる人気メニュー。きめ細かい氷がシャリシャリで、上品な甘みのマンゴーがみずみずしい!マンゴープリンもついているのでボリュームもあり、マンゴー好きも納得のスイーツです。

鼎雲茶倉台湾茶専門店

所在地:横浜市中区山下町146中華街中山路

電話番号:045-227-5385

【豆花】世界で500店舗以上を展開する無添加台湾スイーツのお店/Meet Fresh 鮮芋仙

話題の台湾スイーツを食べたいなら、元町・中華街駅の目の前にある「Meet Fresh 鮮芋仙(シェンユイシェン)」へ。こちらは、世界ですでに600店舗以上出店している人気のスイーツチェーンなんです!甘味料や防腐剤など添加物を一切使わず、一つひとつ手作りをモットーにオーガニックな台湾スイーツを提供しています。

オススメは豆乳を固めた豆花の上に、ムチムチ食感のタピオカをのせた「豆花スペシャル」(Mサイズ500円、Lサイズ800円)。タロイモや国産のサツマイモから作ったカラフルなオリジナルスイーツ「芋園(イモエン)」もたっぷりトッピングされています。


フレッシュな豆乳の香りがする豆花をはじめ、無添加にこだわった素材はどれも自然の甘さを大切にした大人な味。自家製のシロップも甘さ控えめなのでさっぱりと味わえます。

Meet Fresh 鮮芋仙

所在地:横浜市中区山下町82 徳永ビル1F

電話番号:045-305-6647

SNS映えもバッチリ!見た目がかわいいスイーツ

【パンダまん】いいね必至!食べるのが惜しくなるほどキュートなスイーツまん/老維新

パンダの看板が目印の「老維新(ロウイシン)」では、その見た目通り、とってもかわいいグルメに出会えるんです。


それが、店頭の看板にも描かれている「パンダまん」!スタンダードな白いパンダから、カラフルなイチゴパンダまん、豚の顔をしたブタ角煮まんなど種類も豊富です。

全種類制覇したくなりますが、一番人気はスタンダードな白いパンダの「元祖パンダまん」(350円)。かわいいお顔の中にはチョコレートがぎっしりと詰まっています。甘すぎず、男性もパクパク食べられるので、男女のグループでもみんなでシェアできそう!


目の大きさや耳の位置など、ちょっとずつ顔が違うので、お気に入りの表情のパンダを見つけてSNSにアップしてみて。

老維新

所在地:横浜市中区山下町145

電話番号:045-681-6811

【ハリネズミまん】つぶらな瞳に胸キュン♪思わず癒されるスイーツ♪/耀盛號売店

善隣門の手前を横切る「長安道」にあるのが、「耀盛號(ヨウセイゴウ)売店」。こちらにもSNSでシェアしたくなるようなスイーツがあります。


トゲトゲとつぶらな瞳に癒される「ハリネズミまん」(120円)は、つい手に取ってしまいたくなるキュートさ!

外はカリっ中はモチモチ。揚げドーナツのような食感で、中には甘さ控えめのカスタードクリームが詰まっています。一口でパクリと食べられますが、見た目以上にボリュームがあるので、早目の時間に食べたい一品です。


6匹セットは550円とお得なので、友だちと分け合って食べるのがオススメ!6個並ぶとかわいさも倍増しますよ!

耀盛號売店

所在地:横浜市中区山下町143

電話番号:045-681-2242

お土産にもピッタリ!横浜中華街の思い出にお持ち帰りしたい一品

【エッグタルト】甘い物好きは必見!現地の人も愛するサクサクタルト/同發新館売店

元映画館の建物を使用したノスタルジックな雰囲気の中で、お土産品やスイーツを食べられるのが「同發(ドウハツ)新館売店」。人気メニューは何と言っても、さまざま味を楽しめるタルトです!

横浜中華街の定番スイーツとして名前が挙がる「エッグタルト」(左・180円)は同店の看板メニュー。サクサクの生地とプルプルで濃厚なタマゴの風味がベストマッチ!


そしてエッグタルトと一緒に食べたいのが、ミルクの香りがふんわりと口の中に広がる「ミルクタルト」(右・160円)。こちらも濃厚でまろやかな味わい。何個でも食べられそうな、軽い食感が魅力です!

さらに同店の「ココナッツタルト」(160円)も隠れた人気メニュー。


爽やかなココナッツの風味が、真夏の気分を盛り上げてくれること間違いなし!リピート率No.1というのも納得の美味しさです。

同發新館売店

所在地:横浜市中区山下町164

電話番号:045-681-8808

【ゴマ団子】芸能人も舌を巻く美味しさ!老舗中華菓子店の名物ゴマ団子/翠香園

伝統的な中華菓子も食べてみたい!という人にオススメなのが、中華街市場通り沿いに店を構えて90年以上の歴史を持つ「翠香園(スイコウエン)菓子部」。中華街で初めて中華菓子を作って販売したといわれる老舗です。

こちらで人気のお菓子といえば「煎堆(チントイ)」(1個130円)という名のゴマ団子。丁寧に裏ごしされたゴマ餡をもちもちの薄皮に包んでカラッと揚げたお団子です。


中に空洞を作ることでふわふわな食感を実現していて、その味は芸能人をはじめ、名だたる著名人が差し入れに購入していくほど。軽い食感なのでランチ後でも別腹感覚で食べられますよ!

翠香園菓子部

所在地:神奈川県横浜市中区山下町148

電話番号:045-661-1266

【天津甘栗】食べる手が止まらなくなる定番スイーツは、お家にテイクアウトしよう!/聘珍大甘栗

最後にご紹介するのが、横浜中華街の定番中の定番お土産として外せない「天津甘栗」。発展会により甘栗の「優良推奨店」として一番最初に認定された「聘珍大甘栗(ヘイチンオオアマグリ)」は、特に美味しいと評判なんだとか。

同店は中国で最高品質とされる、河北省青龍県産の天津甘栗の中から約5%しか収穫されない大粒のものだけを使用。低温熟成された甘栗の糖度は、驚異の約23%!例えば最高ランクの桃の糖度は13度以上なので、なんと桃よりも甘いとのこと!


店頭ではもちろん試食OK。100年以上の歴史と信頼を持つ同店の、選び抜かれた最高級の甘栗の味をお家で味わえば、また横浜中華街に行きたくなること間違いなしです!

聘珍大甘栗

所在地:横浜市中区山下町143

まとめ

初めて訪問する方はもちろん、何回行っても新しい発見ができる横浜中華街。食べ歩きでお気に入りのお店を見つけて、お友だちを案内できるようになれば、中華街通として一目置かれるかも?


この他にも、横浜中華街には魅力的なグルメがまだまだたくさんあります。今はなかなか外出できない時期ですが、落ち着いたら何度も足を運んで馴染みのお店を作ってみるのもオススメです!

取材・文/黒澤陽二郎、梅田晋作

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2020年04月27日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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