【おでかけ時のポイント】
・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく少人数で空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう
手延べモチモチ餃子とクラフトビールが楽しめる人気店/大衆ギョーザスタンドウーロン
日本全国の餃子のレポートを行っている「東京餃子通信編集長」の塚田亮一です。
今回は、手延べ皮の餃子とクラフトビールが楽しめることで人気の「大衆ギョーザスタンドウーロン」をご紹介します。
お店は馬喰横山駅A3出口から徒歩3分ほど。東京メトロ・小伝馬町駅とJR馬喰町駅のちょうど間ぐらいに位置します。オフィス街の人通りの少ない路地に面しているので少し分かりにくいですが、お店の前の立て看板が出ているので、この看板を見つけてください。
この周辺は古くから問屋街としてにぎわっていた地域ですが、近年はおしゃれなカフェやショップ、ゲストハウスなどが増えていて、都内の注目エリアの一つになっています。
2019年11月に開店した「大衆ギョーザスタンドウーロン」も、そんな町の雰囲気になじむような落ち着いた感じの店構えです。
店内は、かわいらしくもどこか懐かしさを感じるような空間。カウンター席もあるので、お一人様でも気軽に楽しめます。
台湾や上海などの餃子屋さんのような雰囲気も感じられ、気分が上がります。
お店の奥には餃子を作るブースがあり、ガラス越しに客席からも見えるようになっています。 人気グルメガイド掲載店のシェフに協力を仰いで作ったという同店イチオシメニューの「水餃子」は、ここで皮作りから行われています。
皮だけでなく餡に使う豚肉にもこだわっていて、イベリコ豚のバラ肉と国産豚肉のロース肉を、店内でその日使う分だけを挽いています。挽きたて、伸ばしたて、包みたての餃子が食べられるなんて贅沢ですよね。
水餃子との相性を考えて作られたオリジナルクラフトビール「ウーロンエール」
さて、餃子をいただく前にまずはビールで乾杯しましょう。実はこちらのお店、「水餃子」とともにウリにしているのが、バラエティー豊かな「クラフトビール」なんです。
オーナーが人気クラフトビール専門店「NIHONBASHI BREWERY」や「TORANOMON BREWERY」を手がけているため、ここ「大衆ギョーザスタンドウーロン」でも、餃子店としては珍しく、こだわりのクラフトビールを7種類もそろえているんです。
中でも人気なのが、同店オリジナルの「ウーロンエール」(中ジョッキ429円)。
ウーロン茶の茶葉を使って仕込んだブラウンエールで、東南アジアのビールのように氷を入れてゴクゴク飲める一杯です。“水餃子に合うビール”を考案しようと色々と試行錯誤した結果、ウーロン茶の渋みを生かしたビールに行きついたのだそう。
お通しは「煎り麦芽」(写真奥)。麦芽はビールの原材料ですから、クラフトビールとの相性もバツグン。香ばしい香りが癖になります。先にちょっとつまめるものとして「麻辣青豆」(写真手前、275円)もオーダーしました。こちらはピリ辛で、ビールがどんどん進んじゃいますね。
クラフトビールはいずれも中ジョッキ429円と格安価格で飲めてしまうのもうれしいポイント。好みのクラフトビールと料理のマッチングを探してみるのも楽しいと思いますよ。
手作り皮のモチモチ感がたまらない!ウーロン名物「水餃子」
ビールで喉を潤したところで楽しみたいのが、お待ちかね、お店の看板メニュー「水餃子」(4個440円)。丸々としたかわいらしい形に包まれています。
餃子を口に入れてまず驚くのが、皮の美味しさ。モチモチッとした適度な弾力、そして小麦の風味がしっかりと感じられます。これは作りたてじゃないと出せない味ですね。
続いてモチモチ皮の中からあふれ出てくるのが、アツアツの肉汁。ビュッと飛び出てくるので迂闊にかぶりつくと危険です。
餡に使われている豚肉はかなり粗めに挽かれていて食感も強く残っているため、皮の強さに負けないのもポイントですね。イベリコ豚の脂の甘さとうま味が強く、しっかりと下味も付けられているので、最初はタレを付けずに餃子の皮と餡そのものの味を楽しんでほしいです。
餃子本来の味を楽しんだ後は、タレを使った味変。
しょうゆに沙茶醤(サーチャージャン)などを合わせて作ったというオリジナルのタレで、風味豊かで美味しかったです。
水餃子は、トッピングとして「パクチー」や「シソ」を選ぶことも可能(各4個539円)。餡の豚肉のうま味が強いので、これらの香りの強いトッピングとの相性もバツグンです。
ちなみに餃子は「焼餃子」(4個440円)として楽しむこともできます。
調理方法を変えてカリッとした焼き目の食感が加わるだけで、餃子の印象もかなり変わるので、水餃子と食べ比べをしてみると楽しいですよ。
餃子は冷めてしまうと皮が固くなってしまうので、いずれの場合もアツアツのうちに食べるのをオススメします。
餃子の箸休めにピッタリ!ウーロン卵とろりの「ポテトサラダ」
餃子だけでなく、冷菜から温菜、飯、麺まで幅広いメニューをそろえている同店。餃子同様にこだわりが感じられるものばかりで、「ポテトサラダ」(528円)も独特なスタイルです。
マッシュドポテトをベースに、ウーロン茶に漬け込んだウーロン卵やナッツ、ベーコンビッツなどがトッピングされています。ウーロン卵を割るとトロッとした黄味が出てきて、これを混ぜながら食べます。
前菜として餃子の前に楽しむのがオススメですが、食べたりない時のもう一品にもちょうど良いボリューム感です。
まとめ
餃子に合わせてクラフトビールを探してみるも良し、気に入ったクラフトビールに合う料理を探してみるも良し。餃子とビール好きの皆さんは是非足を運んでみてくださいね。
大衆ギョーザスタンドウーロン
所在地:東京都中央区日本橋大伝馬町12-17 月村マンションNo.30 101
電話番号:03-5614-0040
最寄駅:馬喰横山/小伝馬町/馬喰町
◆取材・執筆/塚田 亮一
餃子専門サイト「東京餃子通信」の編集長。「餃子は完全食」のスローガンのもと、美味しい餃子を求めてどこまでも。日本全国、さらには世界中の餃子を日々食べ歩く。TVやラジオ、雑誌など各種メディアでの餃子特集への出演も多数。
[公式サイト] https://www.tokyogyoza.net/
[Twitter] @love_gz
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※本記事内の情報は2021年04月18日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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