今年で創業100周年のクラシカルな老舗銭湯「帝国湯」は風情満点!
銭湯大好きなお笑い芸人の僕、エレキコミックのやついいちろうが毎回、東京都内にあるおすすめの銭湯を紹介する連載企画。
今回伺ったのは、荒川区東日暮里にある帝国湯さん。
スター・ウォーズ最新作「ローグ・ワン」が公開になったばかりのタイミングで、「帝国」のお湯に浸かりに行って来ましたよ。
今のところ、スター・ウォーズの格好をしてるお客さんはいませんでしたが。
ここは、なんと大正5年からやっている老舗の銭湯。創業100年だそうです。それだけに、作りも古き良き銭湯の佇まい。
男湯女湯を見渡せる、番台のある銭湯もだいぶ減って来ているので貴重です。
脱衣所の脇には縁側があり、湯上がりにのんびり出来て最高!
庭も立派で、1年を通していろんな花が咲いて、香りも素晴らしい。この日はヒイラギの花が良い匂いを漂わせていました。
浴場も天井が高く、開放感があります。今の銭湯で、この天井の高さは中々ないですよ。
夏は窓を全開にするそうなので、露天風呂気分で綺麗な庭を見ながら入れますよ。
お湯は井戸水を使っていて、最近のぬる湯ブームに真っ向勝負をふっかける熱さ。「銭湯ってそうだったよな〜」が貫かれていて最高!
そもそも熱湯に入るのが、銭湯の醍醐味なのです。久しぶりの熱湯は、刺激が強くて気持ち良い! 大人気分を味わえます。
ちゃんと、ぬるめの薬湯もあるので、熱湯が無理な人も安心です。
そして、これぞ銭湯!という富士山のペンキ絵。今や少なくなってきた、早川絵師の作品です。
早川さんが亡くなってしまい、もう描き直してもらうことができないので、コーティングして大事に残しているそうです。
よく見ると、女湯の方には、人参に乗ったウサギが飛んでいたりと、面白いペンキ絵。
これは、お母さんが子供とお風呂に入っている時に話のタネになるように、と考えられて描かれたものらしいです。
男湯の方には飛行機が飛んでいたりして、僕も小さい時に親子で銭湯に行ったことを思い出しました。
湯上がりに、コーヒー牛乳を飲んでまったりすれば、最高の一日の締めになりますよ。
年明けの1月2日(月・祝)には、“初湯”として朝風呂営業もあり。
その時は、ペンキ絵の富士山の頂上に和飾りが付くそうなので、今年のお正月は“初富士”を拝みに、帝国湯に行くのもオツですよ!
今月の一風呂【帝国湯】
帝国湯
住所:東京都荒川区東日暮里3-22-3
TEL:03-3891-4637
営業時間:15:00~24:00 ※12/31(土)は~翌1:00まで、1/2(月・祝)は朝湯8:00~13:00
定休日:月曜、1/1(日・祝)、3(火)
料金:大人(12歳以上)460円、小学生(6歳以上12歳未満)180円、未就学児(6歳未満)80円
最寄り駅:三河島
やついいちろう
お笑いコンビ「エレキコミック」のボケ担当。無類の銭湯、温泉、サウナ好きで、都内で訪れた銭湯は100以上。
12月28日(水)には、エレキコミックと片桐仁によるお笑いユニット「エレ片」が両国国技館でスペシャルイベントを開催!
「エレ片IN両国国技館」HPはこちら⇒http://elekata.info/
文:やついいちろう(エレキコミック)
撮影:菊池さとる
※2016年12月26日時点の情報です。
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