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平面と奥行が死闘を繰り広げる鏡の国の根源的な自我分裂において、絵画は完成前の世界を裏切り亀裂を入れ続ける宿命的な“悪”だ。
「絵画芸術がモダニズムの下で自らを批判し限定づけていく過程で、最も基本的なものとして残ったのは、支持体と不可避の平面性を強調することであった。」[*1]
と、半世紀以上前にC.グリーンバーグは言った。そしてその自らの批判によって絵画が支持体の表面にまで追い込まれたとき、全ては忽然と姿を消すという悲喜劇的な結末もまたすでに彼は予感していた。
平面と奥行が死闘を繰り広げる鏡の国の根源的な自我分裂において、絵画は完成前の世界を裏切り亀裂を入れ続ける宿命的な“悪”だ。
だから彼女はパラレルな世界を生きる。分割され、混ぜ合わされ、折り曲げられたその角で彼女は平面性のルールから飛び降りる。鏡の向こう側でかつての領土は放棄され、意味の横滑りに身を任せながら彼女は空間の新たな広がりを探検し始める。
自己批判に挫折し始原の自己矛盾に報復される絵画の末裔は、自らの起源の追憶に建築の残像をとらえた。
そしてこの“悪”からの報復とこそ、今共謀すべきなのだ。
会場
ギャラリイK
〒104-0031東京都中央区京橋3-9-7京橋ポイントビル4F
開催期間
2017/09/25(月) ~ 2017/09/30(土)
時間
開始 11:30 / 終了 19:00 土曜日~17:00
料金・費用
無料
問い合わせ
ギャラリイK
03-3563-4578
galleryk@nifty.com
公式サイト
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。
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