【鎌倉駅東口徒歩5分】カレーは1種類だけ!シュールで摩訶不思議な店内も魅力/極楽カリー
歴史の神秘、そしてスピリチュアルな神秘に溢れた鎌倉。そんな鎌倉でちょっと不思議なカレーの世界に足を踏み入れてみたいのならば「極楽カリー」がオススメ。
お店に入ると、あちこちに掲げられた仏画や掛け軸に目を奪われることでしょう。
とてもご利益がありそうな・・・いや、ちょっと待って。
よく見ると、クセ強めなユーモアや、スパイスの効能なんかがあちこちに。そう、実はこれら、ご店主が描いた「極楽画」という絵だったり、「極楽語」というありがたいダジャレだったりするんです。
お店のInstagramもカレーのことよりほぼ「極楽画」と「極楽語」で埋め尽くされていて必見。
シュールで摩訶不思議な世界観ですが、それでいてどこか温かい。
そしてもう一つ、お店に入ってしばらくすると気づくことがあります。ご店主、オーダー取りに来ないんです。
キャッシュオン?いえいえ。実はこちら「極楽カリー」の食事メニューは一種類のみ。客が入店すると店主は調理を開始、座って待っているとカレーが自動的にやってくるというわけ。
「チキンカリーSET」(1,700円)。チキンカリーとサラダ、食後のチャイでワンセット。
こちらのチキンカリー、元々はパキスタンの家庭料理がベース。水を使わず、スパイス以外の味つけは塩のみというシンプルな「無水チキン」です。
骨ごと煮込まれ、しっかりとほぐされたチキンは、噛むたびうま味がジュワッ!辛さ自体はかなり控えめですが、塩味が効いていることもあり、ご飯がどんどん進みます。時折、ホールのブラックペッパーが弾けるのもたまりませんね。
さらに試してほしいのは、骨。その端っこをちょっと噛んでみてください。とっても柔らかくて、髄のうま味が溢れるんです。
サラダは酢漬けになっており、キクラゲや春雨が入っているのが特徴です。
食後のチャイまでが一つの型。ふらり一人で訪れて、心を「無」にするにもピッタリの場所です。
- 極楽カリー
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所在地
神奈川県鎌倉市大町 1-2-19 Yビル1F
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最寄駅
鎌倉
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【鎌倉駅東口徒歩6分】またすぐ食べたくなる。鎌倉カレーの定番であり名店/キャラウェイ
鎌倉で不動の定番カレーといえば、1977年創業の「キャラウェイ」。小町通りを少し横に入ったところにあります。住宅を改装しただけあってアットホームな佇まいです。
欧風カレーのようでもあり、インドカレーのようでもある、ありそうでなかなかない美味しさのカレーが人気なのですが、入り口の脇にあるこの貼り紙には注目しておきましょう。
「お客様より“ごはん(ライス)の量が多すぎる”とのご意見をよく聞かされます。」
そう、実はこのお店、ライスが普通サイズでなんと550gもあるんです。観光地価格のお店も多い鎌倉ですが、この「キャラウェイ」はリーズナブルにおなかいっぱいになれるカレー店としても人気なのです。
ですが「そんなに食べられない」というお客さんの声を受け、ライス小盛り300gも用意するようになったということなんですね。
店内はレトロで落ち着く雰囲気。
カレーの一番人気は「ビーフ」。常連さんの間ではビーフにたっぷりチーズを絡めた「チーズ」や、貝柱がたっぷり入った「ホタテ」も支持されています。
あ、オーダー時にライスの量は忘れず伝えておきましょうね。
「ビーフ (小ライス)」(800円)。ソースポットから溢れ出る、懐かしく、そして濃厚なカレーの香り。食欲爆発、たまりませんね。
ビーフカレーと言っても、牛肉の塊が入っているわけではありません。ホロホロッとほぐれた牛肉はソースとほぼ一体化。
最初の一口はスッキリ爽やかな食べ心地ながら、後からジワジワ濃厚に。そして毛穴が開くようなスパイシーさがやってきます。
牛肉のうま味もカレーにしっかりと浸透しており、これはクセになる!スプーンが止まりません。最初は盛り盛りに感じたライスもグングンと減っていきます。
レギュラーサイズの550gでもいけるかも・・・とにかく、長く続くのにはちゃんとワケがある。またすぐに食べたくなるカレーなんです。
人気店につき、休日のランチタイムには行列が。開店前に並ぶか、比較的入りやすいディナータイムを狙うのがオススメですよ。
- キャラウェイ
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所在地
神奈川県鎌倉市 小町2-12-20
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最寄駅
鎌倉
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電話番号
0467-25-0927
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【長谷駅徒歩4分】老若男女だれでも美味しくいただけるカレー/長谷CURRY 露坐
鎌倉のデートスポットといえば、まず鎌倉大仏と「花の寺」として知られる「鎌倉 長谷寺」が個人的には浮かびます。この2カ所のちょうど間くらいの場所に、注目のカレー店があります。
その名も「長谷CURRY 露坐(ハセカレーロザ)」。オープンは2021年10月3日。鎌倉出身で、イタリアンや和食に携わってきた桑田シェフが地元に戻り開いたカレー専門店です。
ピスタチオグリーンに彩られた店内は、デートにもピッタリな雰囲気。とっても落ち着きます。
実は「露坐」とは、鎌倉大仏の別名なんです。この大仏、元々は大仏殿の中に安置されていたのですが、津波で大仏殿が倒壊。「座」の屋根が取れて「坐」に。雨晒しで濡れたことから「露坐の大仏」と呼ばれるようになったそう。
ちょっとした豆知識でした。
カレーは券売機でオーダー。日替わりで常に3種が用意。2種あいがけ、3種あいがけも可能です。
見てくださいこの美しい盛り付け!美しいだけじゃありません。単なるスパイスカレーではなく、和食の要素がたっぷり入っているんです。
この日のカレーは、「チキンダルキーマ」「ベンガルフィッシュ」「牛豚筍キーマ」。
いずれのカレーにも塩麹と複合出汁が使われており、さらにビーフには醤油と味噌、チキンには薄口醤油も用いられていました。
ご飯は赤米MIX、副菜には地元の鎌倉野菜を使用。
スパイスカレー店の多くは副菜をインドのアチャール仕立てにするのが主流ですが、こちらはあえての「漬け物」に。ニンジンを奈良漬けにしたり、紫キャベツをナムル仕立てにしたりと、意外な“ズラし方”も楽しいですね。
全体的に穏やかな味わいながら、スパイスはしっかり感じられる絶妙のバランス。まさに日本とインドの中間カレー。初めてなのにどこか懐かしく、老若男女だれでも美味しくいただけるカレーです。
これからの行楽シーズン、とくにあじさいの季節の長谷寺は入場整理券が出るほどにぎわいます。このお店、長谷寺から徒歩5分なので、あじさい観賞までの待ち時間に。大仏と長谷寺はしごの小休止に。各席にコンセントがあるのも、嬉しいところです。
モーニングもやっているので、いろいろな散策プランに組み込んでみてくださいね。
- 長谷CURRY 露坐
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所在地
神奈川県鎌倉市長谷 1-15-13 白朋ビル2F
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最寄駅
長谷
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電話番号
0467-40-3320
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- 本記事内の情報に関して
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※本記事内の情報は2023年05月29日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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