[PR:公益社団法人 日展]
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日本最大級の総合美術展「日展」が、今年も11月1日(金)~24日(日)まで国立新美術館で開催中です。117年の歴史を持つ「日展」の魅力を探りに、女優の玉城ティナさんと会場へ潜入。毎年10万人以上が足を運ぶという同展の見どころや楽しみ方を教えてもらいました。記事の最後には、国立新美術館周辺グルメ&休憩スポットもご紹介。秋のおでかけ計画のヒントにしてみて。
明治40(1907)年に始まった“文展”をルーツに持つ「日展」は、日本で最も歴史があり、世界的にも類をみない規模の美術公募展。近代日本美術の発展に大きく貢献してきたことから、権威ある美術展としても知られています。
毎年秋に国立新美術館で開催され、来場者は10万人以上にも及びます。
気に入ったアートは購入して自宅に飾っているという玉城さん。今回は、日展作家で陶芸家の林香君さん、書家の吉澤鐵之さんとともに会場をめぐり、「日展」の魅力や見どころを案内していただきました。
玉城(以下、人物すべて敬称略): 初めて会場に来ましたが、日展の存在は以前から知っていました。誰でも応募することができる公募展。そういう場所があるということが素敵だなと思っていました。自分の作品を有識者に観てもらえて、審査に通れば大きな会場に展示してもらえる。表現者にとって大きなモチベーションになるだろうなと。
吉澤:おっしゃる通り、日展をめがけて作品づくりする作家も多く、年一度の晴れ舞台でもあります。毎年全国から10,000点を超える応募があり、会場には入選作品と日展会員の作品が約3,000点展示されています。
玉城:実際に会場に来てみると壮観ですね。観るにもすごい体力が必要だろうなと感じています。
林:日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門に渡る展示作品を一点一点じっくり観ると、3日あっても足りないと言われています。ですので、会期中に何度も足を運ばれるお客さまが多いんですよ。
玉城さんが最初に訪れたのは、2階展示室の「洋画」部門。
玉城:5部門が3フロアに渡って展示されているのですね。観る順番に決まりはないとお聞きしたので、洋画のフロアへ来てみました。
林:日本画・工芸美術は1階、洋画・彫刻は2階、書は3階にそれぞれ展示されています。順路は設けておりませんので、お好きな部門からご覧になっていただければと思います。なぜ洋画からなのですか?
玉城:美術展といえば、洋画というか油絵を思い浮かべる方が多いのかなと思ったので。すごい迫力ですね。やはり、洋画は応募される方も多いのでしょうか。入選する数も決まっていたりするのですか?
林:例年、洋画は書に続いて2番目に応募数の多い部門です。入選数は限定していなく、今年は1375点の応募があり会員分あわせて659点が展示されています。ティナさんは芸術鑑賞がお好きと聞きましたが、やはり洋画を観に行かれることが多いのでしょうか。
玉城:ジャンルは問わず、どちらかというと作品を目的に行くよりも、美術館の雰囲気や空気感が好きで訪れることが多いですね。
玉城:以前は一人で観に行くのが好きだったんですが、年齢を重ねるにつれて誰かと行きたいと思うようになりました。一緒に行ってもべつに並んで観なくていいし、感想も聞かなくていいんです。同じ時間に同じものを観ることが大切というか。観覧後にチラチラと交わす会話がその人の本質だったりすることも多い。だから、アートを一緒に見に行ける人は、だいぶ特別な存在かもしれません。
林:どの部門も「特選」作品を集めて展示しています。その年の見どころですので、各部門の特選のみを鑑賞するという楽しみ方も日展の醍醐味と言えます。
玉城:色彩鮮やかにパッと目に飛び込んでくる絵ですね。暖かい陽射しを感じ、気持ちが明るくなります。
林:手前は抽象的で遠景は具象的と、異なる表現が混在しているのに破綻していませんね。離れて観ると、分割の大きさや色彩構成が素晴らしいことがよくわかります。空が潔く単色なのもいい。空って扱いがすごく難しいんですよ。
玉城:こうしてお話を聞きながら観ると、一人の鑑賞とは違い、より深く作品に触れられますね。芸術家の方がそれぞれの作品をどういう解釈をされるのかを聞けるのはとても興味深いです。
林:他者の視点は新たな発見がありますよね。日展では、作家が会場にいることも多いので、ぜひ気軽に声をかけていただければ。各部門の特選作品については、日展の公式サイトなどで受賞理由(審査評)もご覧いただけるので、ぜひ参考にしてみてください。
玉城:なんて繊細な作品。
林:こちらは日展の中でも珍しい、ボールペン画の作品です。
玉城:わ!近くで見るとボールペンで描いたとよくわかりますね。遠くで見た感じと近くで見たときの印象が全然違う。見れば見るほど、制作工程の果てしなさを感じます。
林:ティナさんは、美術館にはどのようなときに行かれ、どんな作品に惹かれますか?
玉城:テーマがはっきりしたものが好きかもしれません。絵でいえば、人なら人にぐっとフォーカスしたような作品が好きですね。美術館は刺激をもらったり、リフレッシュできたりする特別な場所だと思っています。気負って行くことはないけれど、アート作品ってエネルギーがすごいから、観た後に気持ちの切り替えがうまくできないこともあって、時間や体力に余裕のあるときや、海外とか日常と少し離れたときに行くことが多いかもしれません。
林:作家の私でさえ、一切アートに触れたくないときがありますよ。ティナさんも表現する方だから、作品から受け取るものが大きいのでしょうね。
玉城:映画も同様ですが、作品と向き合うことで自分が今どういう状態なのか、落ち込んでいるのか、気持ちが安定しているのかを感じ取るような感覚はありますね。今日は、プラスのパワーをたくさん受け取りたいな。
続いては、洋画に隣接する「彫刻」部門へ。
玉城:彫刻って、私の中では中国の兵馬俑や仏像、教会の彫像など、歴史を感じさせるものというイメージが強くて、現代にもこんなに彫刻作家さんがいらっしゃるということに驚いています。
林:彫刻は今年83点の応募があって58点が入選しています。今年の入選者で最年少となる18歳の作家さんも彫刻部門なんですよ。
玉城:そんなに若い方もいらっしゃるんですね。彫刻の未来を担う作家さんですね。え!この作品、触ってもいいと書いてあります。
林:彫刻は唯一作品に触れられる開かれた部門で、手のマークが書いてある作品には触れてもOKです。もともとは視覚に障害のある方のために向けたもので、作品に触れて感動していただける姿を見て賛同する作家が年々増えています。
玉城:こちらの作品のぽっこりしたお腹とか、かわいくて触りたくなります。子どもですよね。何か意見があるような表情をしていますね。片手を握っているし、言いたいことがあるのかな。
林:中原先生の作品ですね。ここ数年、悲しいできごとが多い中でこれから先、子どもたちが自分の意思で選び進む道が、希望にあふれたものであるようにという願いが込められているそうです。
※手のマークのある彫刻作品についてのお願い※
・どなたでも触れることができますが、やさしく触れてお楽しみください。
・着色してある作品は、色が落ちる可能性があるのでお気をつけください。
・疑問や質問などがございましたら、お気軽に会場にいる作家までおたずねください。
玉城:歴史博物館から運んできたような重厚な作品から、小さく愛らしい動物の彫刻、ファンタジーな作品、縦にものすごく長いユニークな作品まで、彫刻部門はサイズもモチーフもさまざまですね。
林:彫刻は360度すべての方向にこだわりが詰まっているので、ぜひ廻ったり覗き込んだりさまざまな角度からご覧になってください。
玉城:この作品はビー玉やおはじき、三角コーンを使ったり、たくさんの顔があちこちにあってかわいい。彫っていない作品も彫刻作品なのですね?「彫刻」の定義ってなんでしょう。
林:さまざまな素材を合わせていく立体造形は塑造(そぞう)と言い、それも広義では彫刻になります。定義はありますが、どれを彫刻とするかは作者の自由です。例えば、こちらの作品を工芸作品として出品することもできます。
ただ、審査の場においてどう評価されるかは別の問題になります。もしこちらを工芸で出品したら入選はできないかもしれません。少し専門的な言葉になりますが、下絵や素案のことをエスキースと言い、工芸作品として出品するとこの作品はエスキースとみなされてしまう可能性が高いからです。
玉城:どの部門に応募するかで、評価が異なるんですね。
3階へ上がり、「書」部門へやってきました。
玉城:書はどう観ていいのか、基準のようなものもわからないので、ハードルの高さを感じています。私のような初心者が楽しむポイントを教えてください。
吉澤:「書は人なり」と言います。だから、書をあまり知らない人がどう観ていいのかよくわからない、と思うのは当然のことなんです。書は、どういう人がどういった文句を選んでどのような筆遣いで書いたのかという視点が大切な芸術だからです。
でも最初は難しく考えず、好き嫌いでいいんです。書全体を観て、第一印象でなんとなくいいなと思ったら、どんな文字や文が書いてあるのかを知ってください。そして、もし惹かれた書があれば、それを書いた作者についてぜひ知る努力をしてみてほしいです。
玉城:ほかでもない書家の先生に、最初は自分の好みでいいとおっしゃっていただけるとほっとします。先生のように、書に心得のある方はどうご覧になっているのですか?
吉澤:今回は興が乗っているなとか、悲しみの中にいたのかなとか、書からその方の体調までも慮ることもあります。作者を知ることで、より作品への理解が深まるわけです。
玉城:それぞれの作品の迫力はもちろんですが、作品点数にも圧倒されます。書は最も応募数が多いとおっしゃっていましたね。
吉澤:ぎっしりとした展示も書部門の特徴かもしれません。書部門は「書」と「篆刻」がありますが、今年は8,662点の応募があり、入選は1,114点で、さらに特選はその中から10点程度。世の中にそれだけ書をやっている人が多いということでもあり、ここに入選・展示されるのは本当に大変な道のりなんですよ。
玉城:これだけ一度に書を観たの初めてですが、タッチや表現が人それぞれ豊かですね。先生の作品は布に書かれているのでしょうか。趣きを感じました。
吉澤:私は自分で作った詩を書きますが、今年は「東日本大震災から13年も経ったけれど、まだその傷は本当には癒えていない」という内容の漢詩です。書は白と黒の世界になりがちですが、今年は違った表現をしたかったので布に書きました。渇筆(かすれを生じさせる表現方法)もまた、紙とは全く異なるのでそう言ってもらえてうれしいです。
1階に降りて、正面入口からすぐの場所にある「日本画」部門へ。
玉城:日本画と洋画の違いは画材、でしょうか。
林:日展では、素材や技法で分けています。天然の鉱物を使った岩絵の具を使って絹や和紙などに描かれたものが「日本画」で、「洋画」は布をキャンバスに描く油彩画や水彩画、版画などになります。
玉城:日本画の落ち着いている質感はしっくりきます。家に飾りたいな、と思います。さすがにここまで大きな作品を買ったことはないですけれど。大きな絵が多いのは応募規定なんでしょうか。モチーフもさまざまで面白いですね。
林:絵画は大きなサイズで表現される方がほとんどです。その年ごとに好まれるモチーフがありますが、今年の日本画は幻想的な作品が多いかもしれません。
玉城:死ぬまでに1枚くらい私を題材に描いてもらいたいという夢があります。今日鑑賞してみて、淡い色合いが得意な日本画の作家さんがいいなと思いました。どう表現していただけるのか、できあがりが想像つかないのも面白い。
林:素敵な夢ですね。日展の作品はすべて作者が異なりますので、お気に入りの作家さんがきっと見つかると思います。
林:こちらはソメイヨシノを描いた作品です。作者の土屋禮一先生があちらにいらっしゃいますね。直接お話を聞くことで、新たな発見があるかもしれません。
土屋:日本画は実際の景色ではなく、心象風景が描かれることが多いんだけれど、私の作品も同様です。ソメイヨシノは桜が美しく散るさまに特攻隊の早すぎる死を重ね、戦死が美化されるように開発された、という物語を読んでから惹かれてしまい、この作品を書きました。
玉城:輝くような美しさと同時に儚さを感じたのは、そういった物語が背景にあるからなんですね。
土屋:うれしい言葉ですね。玉城さんは作品をご覧になるとき、どのようなアプローチをされますか。
玉城:言葉にするのは難しいですが、作品を評価するよりも、自分が何を感じているかを考えているのかもしれません。作者よりも作品を理解するということはできないと思っているので。
土屋:素晴らしいね。絵は翻訳機なんだよ。観ることで、作者や自分という人間を見つけることができるんです。
最後に「日本画」部門に隣接する「工芸美術」部門へと歩を進めました。
玉城:会場の雰囲気ががらりと変わりましたね。わー、バラエティー豊かな作品!
林:工芸美術部門は他部門よりも身近に感じる作品が多いと思います。日展の中では唯一現代的と言える作品で、とにかく素材の幅が広いのが特徴です。私の作品は陶ですが、竹やガラス、漆、革、染、織、刺繍、彫金、鍛金、鋳金、アクリル、七宝、紙、石など多岐に渡り、それぞれがものすごい技術で作られています。
玉城:先ほど、彫刻と工芸の違いの話もありましたが、工芸は素材それぞれの技術が重要になるのでしょうか。
林:おっしゃる通りです。素材により性格も違います。どれだけ素材の良さを高めて引き出すことができるか、そこから先が創作の世界。卓越した技術の上にしか創作はなし得ないと私は考えています。技術は歴史の積み重ねであり、自由な創作は未来への可能性でもあります。そういった部分も感じていただけたらうれしいですね。
林:私の作品は6種類ぐらいの土を合わせてひねって作っています。宇宙の大きなエネルギーのようなものを表現できればと制作しました。手前側が雷神で裏側が風神をイメージしています。
玉城:風神側を見てきてもいいですか?
林:粘土を組み合わせて大きな板を最初に作るんですが、異なるDNAを持った土を合わせています。DNAが異なる土が合わせると扱いが難しく、全然思い通りにいきませんが、エネルギーを焼き付けたいという気持ちで制作しました。
玉城:きっと思い通りにいかないことも想定の内なんでしょうね。素材に好き勝手させるというか、素材の力に委ねることで生まれる偶然の産物のようなものを、ある意味で想定して制作されていらっしゃるのかなと感じました。
林:なんてうれしいコメント!!そうなんです。土は46億年の遥か昔から続いてきたものだから人間がコントロールなんてできるはずがないんです。それは神の領域。作家は作家の思いを込めて作りますが、受け取り方は観る方の自由です。でも、私たちが必死に追い求めていることを、感じ取ってくれる方がいると感激します。
駆け足ながらも約2時間の鑑賞を終えた玉城さん。
玉城:感性を受け取るというか、作品から自分なりに感じとることは得意だと思うんですけれど、自分でも作れたらもっと面白いだろうなといつも思うんです。ただ作りたいだなんて言うのはおこがましいので、もっといろいろ勉強しなくちゃですね。
林:いえ、ただ作りたいから、でいいんです。創作したいという気持ちは、誰もがDNAとして持っているんです。アートはもっと自由に楽しんでいい。可能性は誰にも計り知れないもの。やってみたいと思ってもらえることも作家にとっては喜びなんですよ。個人的には来年ぜひ日展に挑戦していただきたいですけれど、ティナさんをモデルにみんなで創作するというのもいいですよね。
玉城:わ、そんな光栄なことないです。モデル、ぜひやらせていただきたいです。5部門全パターンの作品でお願いします(笑)。もちろん全部、家に持って帰ります。
最後に「今年一年をさまざまな方法で表現されている作品がこれだけ集まると、時代の空気感みたいなものも出てくると思うんです。ここに来れば、"今の時代の集団的意識"を汲み取れるような気がしました。作品が展示される作家さんにとってはもちろんですが、観る側の私たちにとってもどういう一年だったのかな顧みるような、そんな気持ちでも楽しめるのかなと思いました」という言葉で締めくくった玉城さん。日展初鑑賞は、大いに堪能できた様子です。
日展は、東京での開催後、京都・名古屋・神戸・富山と、国内各所を半年以上かけてゆっくりと巡回します。アート作品を通して今の自分を知る快感を、日展で味わってみませんか。
日展(第11回 日本美術展覧会)
開催期間:2024年11月1日(金) ~24日(日) ※毎週火曜休館
開催時間:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
開催場所:国立新美術館 東京都港区六本木 7-22-2
問い合わせ:03-3823-5701(日展事務局)
最寄り駅:乃木坂、六本木
玉城ティナ(たましろてぃな)
女優。1997年10月8日生まれ。沖縄県出身。
2012年、講談社主催のオーディション で初代グランプリに輝き、14歳で『ViVi』(講談社)の最年少専属モデルに。
14年に女優デビュー。人気モデルとしてトレンドを牽引するかたわら、『惡の華』、『Dinerダイナー』、『窓辺にて』、「#ミトヤマネ」など数々の映画・ドラマ・広告に出演。
22年、アクターズ・ショート・フィルム2『物語』 で監督・脚本を担当。24年はHulu配信ドラマ「君と世界が終わる日に」にて主演。
テレ東系ドラマ「君が獣になる前に」でヒロインを演じる。25年1月には出演映画「366日」が公開予定。
玉城ティナ公式Instagram
https://www.instagram.com/tinapouty/
【衣装提供】
コートワンピース¥80,300/GANNI
問い合わせ先:customerservice@ganni.com
映画『366日』
今年9月に結成25周年イヤーを迎えたHYの代表曲「366日」は、叶わぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表され、今なお世代を超えて愛され続けている楽曲。映画『366日』では主演を赤楚衛二、ヒロインを上白石萌歌が務め、楽曲をモチーフにオリジナルのストーリーを紡ぐ。
『366日』
【主演】赤楚衛二
【出演】上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ、
稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平(友情出演)、石田ひかり(友情出演)、国仲涼子、杉本哲太
inspired by HY 「366日」
【監督】新城毅彦
【脚本】福田果歩
【音楽】日向萌
【配給】松竹 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【原作】「366日」物語委員会
【製作】映画「366日」製作委員会
【公開】2025年1月10日(金)
【公式HP】https://movies.shochiku.co.jp/366movie/
ここからは、「日展」の前後や合間に立ち寄りたい、新国立美術館周辺のグルメ&休憩スポットを3店ご紹介します!秋のおでかけ先としてもぴったりなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
さまざまな発見にあふれる刺激的なアートな休日は、ほっこりひと息つきたくなるもの。そんなときは、「MATSUNARI」へどうぞ。六本木駅から直結、国立新美術館からは約9分の六本木ヒルズノースタワーの地下1階にあります。
2022年2月にオープンした「MATSUNARI」の看板メニューのひとつが、見た目も味も進化した「おはぎ」(2個セットほうじ茶付き900円)。
店舗でじっくり丁寧に炊き上げる自家製餡子の「つぶあん」や「きなこ」といったトラディショナルな味わいから、ふんわり甘酸っぱい「いちご」や抹茶とヨモギが爽やかに香る「みどり」など、新感覚なフレーバーまでそろえるおはぎは全部で6種類。店内限定で提供される「甘酒」(+100円)との相性も抜群です。
これからの季節におすすめなのが「もち米アイス」(800円)。牛皮に包まれたもっちりアイスは、寒くなるほどに食べたくなる秋冬の味覚。中には、おはぎにも使用する最高品種のもち米を使った、さっぱりと優しい甘み&伸びの良い食感のオリジナルアイスが入っています。黒蜜やチョコレートソースなどの「トッピング」(+100円)と合わせればまた違った印象に。
和の室礼を取り入れたおしゃれな店内もまた、ほっこりとくつろげる雰囲気。テーブル席のほかにカウンター席もあるので、ひとりでまったりタイムを過ごすのにもぴったり。人気店ですが、ランチタイムや17時以降は比較的狙い目なのだとか。
テイクアウトもできるおはぎやアイスは、ここぞというときの差し入れにも選ばれています。アートめぐりのおみやげにもいかがでしょう。
MATSUNARI
住所:東京都港区六本木6丁目2-31 六本木ヒルズノースタワーB1F
電話番号:03-6804-3655
最寄り駅:六本木駅
室内時間が中心になりがちな美術館巡り。ブランチタイムは、自然光が降り注ぐ「マーサーブランチ 六本木」で開放的な時間を過ごして。
国立新美術館から龍土町美術館通りを通って約9分、六本木駅から約3分の場所にある同店。焼き立てのフレンチトーストやNYスタイルのブランチなど、海外のホテルの朝食を思わせるメニューがそろいます。
NYスタイルに西海岸の明るく開放的なエッセンスを取り入れた店内。暖炉を中央に置くメインフロアは、フルオープンになる造りで、秋色に色づく紅葉を間近に楽しめるオープンテラス席も心地よい時間が過ごせます。
ブランチにイチオシのメニューは、「Brioche French Toast Brunch」(2,200円)。外はカリッと香ばしく中は濃厚でとろける、同店名物の焼き立てブリオッシュフレンチトーストに、メインディッシュをお好みでセレクトできます。
メインディッシュの人気No.1は「サーモンのタルタルとアボカドとポーチドエッグ ディルソース」。サーモンとアボカドに、ナイフを入れると黄身があふれ出すポーチドエッグをプラスした組み合わせはまさに王道!
2025年1月末まで、チョコレートづくしの期間限定アフタヌーンティーを実施中。みずみずしい甘さのペアリングドリンクと、多彩なチョコレートスイーツをたっぷりと味わえる優雅なティータイムは、秋冬のおでかけのメインイベントとしてもおすすめです。
MERCER BRUNCH ROPPONGI(マーサーブランチ 六本木)
所在地:東京都港区六本木4-2-35 アーバンスタイル六本木三河台 1F
電話番号:03-3470-6551
最寄り駅:六本木駅
アートな休日は1日中芸術に触れていたいという方に、ぜひ訪れてほしいのが「喫茶館Bleu Montagne」。国立新美術館から歩いて7分、乃木坂駅からは1分という便利な場所にありながらも隠れ家的な雰囲気を持つ喫茶店です。
2023年9月に開店した同店。扉を開くと、文明開化が訪れた明治時代を彷彿させる洋館のような空間が広がります。店内のあちらこちらには、アンティークや骨董品などが飾られ、芸術作品に入り込んだようなひとときが過ごせます。
「プリン・ア・ラ・モード」(2,000円)や「チョコレートパフェ」(1,500円)、「クリームソーダ」(1,200円)など“古き良き”喫茶店メニューを味わえるのも同店の楽しみ。ホールをカットして提供するプリンは、エッジの立つ固さにもこだわった一皿。そのシャープな佇まいにも注目してみて。
フードも同様に“どこか懐かしい”喫茶店メニューを展開。太めの麺にさらっと甘めのケチャップソースが絡む「ナポリタン」(1,500円)や、チキンバターライスを卵でくるんだ「オムライス」など、“誰が食べてもおいしい”味わいをとことん追求。ホテルのラウンジを思わせる落ち着いた店内で、昔懐かしい味わいに酔いしれてみては?
レッツエンジョイ東京では「アート特集2024」と題し、イチオシのアートイベントや美術館をはじめ、プラネタリウムなど様々な角度からアートを楽しめるスポットをご紹介しています!
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