[PR:公益社団法人 日展]
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日本最大級の総合美術展として116年の歴史を持つ「日展」が、今年も11月3日(金・祝)~26日(日)に国立新美術館で開催中です。会期中に何度も足を運ぶ熱心なファンも多い「日展」の魅力を、今回は元乃木坂46 メンバー、近年は女優として活躍の場を広げる深川麻衣さんとともにレポートします。終盤では、鑑賞の前後や合間に立ち寄るのにピッタリなアートを感じるグルメ&休憩スポットもご紹介。この秋ならではのアートなおでかけのヒントにしてみて。
明治40(1907)年に始まった“文展”をルーツに持つ「日展」は、日本で最も歴史があり、世界でも類をみない最大規模の美術公募展。これまでに多くの著名な芸術家を輩出し、日本美術の発展に大きく貢献してきました。
毎年秋に国立新美術館で行われる日展の開催を心待ちにするファンも多く、来場者は1カ月間で10万人以上を数えます。
学生時代は芸術科で学び、現在も趣味でイラストや陶芸を楽しむなど、普段からアートへの関心が高い深川さん。今回は、日展作家で彫刻家の中原篤徳さん、日本画家の長谷川喜久さんのご案内のもと、「日展」の魅力や今回の見どころを巡ります。
深川さん(以下、敬称略):「日展」は日本最大級の公募展と聞き、今日はすごく楽しみに来ました!どんな作品と出会えるんだろうと、わくわくしています。
長谷川さん(以下、敬称略):ようこそ、いらっしゃいました。日展には、毎年全国から11,000点を超える応募があり、入選作品と会員作品などを合わせて約3,000点の新作が並びますので、作品との出会いを存分に楽しんでいただけるかと思います。
深川:3,000点!それは見応えがありそうですね。今まだ、会場に足を踏み入れたばかりなのに、もうすでに作品から溢れ出る個性に圧倒されています。
中原さん(以下、敬称略):日展には、日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5部門にわたる幅広いジャンルの作品が展示されていますので、今日は日本画・洋画部門を長谷川さんが、彫刻・工芸美術・書部門を私、中原がご案内いたします。
最初に訪れたのは、美術館の正面入口を抜けてすぐの場所にある1階展示室の「日本画」部門。
深川:私の中で日本画はモチーフも含めて「和」というイメージがすごく強かったんですけども、モチーフも色彩もタッチもさまざまで日本画の印象が変わりました。
長谷川:今年の日本画部門は、特に心の内を表現する作品が多いかもしれませんね。悩みや喜びについて描かれている作品は、見る人の体験や考え方によってまったく違う絵に見えるのも面白いところでしょう。
深川:この絵はすごく精密ですね。きれいな青。吸い込まれるような、ずっと遠くまで抜けてくような、本物の空を見ているような感覚になります。
長谷川:青色は天然岩石が原料の画材を使うのですが、日本画の画材の中でも特に扱いが難しく、技術的にもすごく高度なことをされています。美しい発色の中に歴史的な建造物を描くことで、時間の長さを絵の中に封じ込めたような作品ですね。
長谷川:ちょうどあちらに土屋禮一先生がいらっしゃいますね。日展では、作家が会場にいることも多いので、作者から直接話を聞けるのも楽しみの一つです。
深川:まさに今、魚が水の中をかき分けてこちらへやってきたような動きを感じます。どうやって描くのかすごく気になります。
土屋:日本画はね、描くというよりも素材を生かすといった方が感覚に近いかもしれません。日本画の絵具は、岩や土、貝といった自然の素材が多い。だから、色によって性格が全然異なる。相性のいい絵具と出会えるかどうかが、日本画家にとってとても大事なこと。少し人間関係に似ているよね。
長谷川:日本画は「人との距離が近い絵」なんて表現をされることもありますね。素材の魅力が大きいと思います。
土屋:ご縁だよね。我々は絵具ありきで描きたくなることも大きい。素材に触れることで発想が出てくる。
深川:色によって性質が違うというのは、初めて知りました。相性の悪い組み合わせもあるんでしょうか。この組み合わせで使いたかったけど、なんかダメだなとか。
土屋:あるある!それは、本当に辛い。人間同士の出会いでもそうでしょう。コミュニケーションを取ることでますます惹かれる人もいれば、どうしても合わないなという人もいる。
深川:奥にある長谷川先生の作品は、水の音が聞こえてくるようです。先ほどの画材のお話を伺ったので、岩や木に触れたくなりますね。長谷川先生は、実際にある場所を描かれているんでしょうか、それともの頭の中で想像する情景ですか?
長谷川:僕の場合、モデルになる場所を探すことが一番大変ですね。日常からいい風景をずっと探しています。狙いすぎると見つからないことが多いので、アンテナを立てているくらいのニュートラルな状態を心がけながら、歩き回っています。
深川:絵になる場所を歩いて探すんですね。モデルになる場所は、ビビッとくるものなのですか?
長谷川:ここだ!という感じです。数秒でわかるんですよ。もうとてもテンションが上がります。
深川:場所を見つけてからは、どのように作品になっていくのですか?
長谷川:僕は最初にその場でスケッチします。鉛筆、水彩、それからパステル。写生を持ち帰ってそれを元に目的地を決める地図の様な下図を作り、アトリエで日本画にします。この場所を見つけた時は、本当に感動しました。石とのコントラストがきれいだったので、正方形の構図で斜めに描こうと。
深川:もう景色を見た瞬間から構図まで決まるんですね。面白い。作家さんの頭に入って、一度その目から見えている世界を見てみたいです。
次に、「日本画」部門に隣接する「工芸美術」部門へ。
深川:わー!すごくバラエティー豊かで、さっきまでとまったく雰囲気が違いますね。
中原:工芸美術は素材も形態も幅広いので、見ていて楽しい部門です。陶芸、磁器、漆、染めや織り、彫金、鍛金、鋳金、木彫、竹、籐、ガラス、人形、七宝、紙、皮などの作品が並んでいます。
深川:何からつくられているかを想像しながら見るのも楽しいですね。趣味で陶芸を習っているので、今すごく造形に興味があります。
中原:おぉ、それは素晴らしいですね。ぜひ日展にもご出品されませんか。
深川:先生、そんな気軽に(笑)。私の技術は到底及びませんが、日展に応募資格はあるんでしょうか。
中原:誰でも応募可能な点も日展の特徴です。全国各地から幅広い年齢の方の応募があり、今回も10代の学生から100歳の方までご出品されています。
深川:この作品は、まるで社長室に置いてありそう。煌びやかでイルカもかわいくて、きれいな色使い。これどうやってつくるんだろう。工程が想像できない作品もたくさんありますが、出品者のみなさんは、技術をどこで習得されているんでしょうか。
中原:大学や専門学校で学んだ方もいれば、独学という方もいらっしゃいます。工芸美術については、職人さんの門を叩いて学ばれている方も多いですね。ちなみにこちらは、日展の理事長で、審査員長も務めている宮田先生の作品になります。
深川:わ、本当だ。よく見るとお名前がありました。
中原:日展で展示される作品には「新入選(初めて入選された方の作品)」「入選(二回以上入選された方の作品)」、「特選(入選の中でも特に優れた作品)」の3種類がありますが、作品自体を楽しんでいただきたいという思いからすべての作品を基本的に並列で展示しています。
ただ、「特選」と「新入選」については、それぞれ各部門の最初と最後のブースに集約して展示していますので、その年のハイライトとしてご覧になるのも楽しみ方のひとつです。
中原:深川さん、この中でどれかひとつ持ち帰っていいよと言ったらどれを選ばれますか。
深川:どうしよう!迷ってしまいますね。直感的には、発色のきれいなものやシンメトリーのものに惹かれる傾向があります。
中原:惑わせてしまいすみません(笑)。持ち帰れると思うと、また違った視点で作品を見られませんでしたか。
深川:確かに、そうですね。美術展の作品として見ていると触れてはいけないというかどこか遠い存在に感じていましたが、自分の部屋に飾ると考えるとぐっと身近に感じました。
中原:工芸美術は暮らしの中から生まれた芸術ですので、そんな視点で見てみるのも楽しいのではないでしょうか。
続いて2階へ移動し、「洋画」部門へ。
深川:これは、すごい迫力!
長谷川:今年、洋画は590点が入選しています。日本画は165点なので、各科によって展示点数もかなり違いますね。
深川:点数の多さもありますが、色彩の濃さやタッチがダイナミックで力強い個性を感じますね。インパクトがあるというか、迫ってくる感じというか。
長谷川:日本画の画材は自然素材というお話をしましたが、どちらかというと光を吸収します。一方で洋画は、特に油絵は光を跳ね返す力があるので独特の勢いを感じますよね。あとは額の選び方にも作家の個性が出ていますね。
深川:確かに、パッと見回しただけでも金色や黒など強い色の額縁が多いですね。逆に、日本画の額はあまり印象に残っていないかもしれません。額縁っていつどのように決めるんですか?
長谷川:僕は仕上がってから決めますが、人それぞれで、定番を決めている方も多いですね。例えば、白い絵に白の額をつけると空間が広がり、逆に黒い額なら絵を閉じ込めることができる。額によって作品の密度や空気を変えることができます。洋服の感覚に近いのかな。今日はフォーマルでいくか、カジュアルにするか。
深川:展示する場所やどう見せたいかで選ぶのですね。洋服ということは、同じ絵でも額を変えて見せることもあるんですか?
長谷川:僕は展示のときにやってみたことがあります。同じ絵でもずいぶん違う印象になるので、面白かったですね。どちらがいいのか、自分でも決めあぐねてしまいましたが(笑)。
深川:洋画は人のモチーフが多いですね。想像の人なのか、実際にいる人なのか。モデルがいるなら、それは自分なのか、身近な人なのか。すごく気になります。
長谷川:良いところに着目されていますね。絵はどんどん想像して楽しんでいただきたいです。人物画はお好きですか?
深川:学生時代は、人を描くのが一番好きでした。パーツや表情を観察する時間がとても好きで。人によって全然違うから面白い。角度の違いでも、同じ表情でも違って見えるのが不思議だなと。
長谷川:今ご覧になっている絵は、古事記や日本書紀がお好きな先生で、毎回、神話から導くワンシーンを描かれますが、鏡の前で同じ衣装を着用したご自身をモデルに描かれることもあるそうです。
深川:そうなんですね!お顔もご自身のものなんでしょうか。生地が破かれていますが、衣装はどこまで再現されているのかな?わー、想像が止まりません(笑)。
長谷川:近くでご覧になっていましたが、どんなことを感じていたのですか?
深川:カラフルなので楽しい絵なのかなと思ったんですけど、少しセンチメンタルな気持ちになったので、近づいて見ました。すると案外ダイナミックな感じで描かれていたので、どんな思いをぶつけたのかなと想像していました。
長谷川:すごく面白いですね。この作家さんは、そぎ落として、印象として残っている光景を描く方なんです。実際に見た景色なのだろうけれど、作者の頭の中に残っている情景なんだろうな。
深川:今、説明を伺いながらタイトルを見たら「夏の思い出」なので、見た時に感じたセンチメンタルな気持ちはあながち間違ってなかったのかもしれないですね。よく見ると空も真っ青ではなく、少しくすんでいるし。
長谷川:絵を見て、タイトルを見て、想像する。鑑賞力が素晴らしいです!
深川:どういう思いを込めたんだろうと思ったら、ちょっと答え合わせみたいな感覚でタイトルを確認しちゃいます。
長谷川:芸術は感じたことや想像したことを、言葉にすることがとても大切なんです。どんな感想にも間違いなんてないんです。作家の思惑と全然違うこともよくあるんですが、それもまた芸術の楽しみ方です。
「洋画」部門に隣接する「彫刻」部門へやってきました。
深川:この作品は、カラフルですね。茶色や黒の作品が多いので目を引きますね。
中原:こちらは素材もユニークなんですよ。
深川:あ、これ、リンゴとかの緩衝材!? ボール、発泡スチロール、木の実もある。あ、すごい、ここはトイレットペーパーの芯だ!面白い。
中原:ぜひ、触れてみてください。
深川:えっ、触っていいんですか?
中原:キャプションに「手のマーク」のある彫刻作品は触れて鑑賞することができます。彫刻は、触覚で感じることのできる芸術です。直接触れることで、形や素材の魅力を感じてみてください。
深川:彫刻の作品に触れられるなんて楽しいですね。身近な素材を使われていて、触れてみると指の跡があったり、よくみると小さな顔が描いてあったり、細かなところにも目が行きますね。これを作っているとき、ニコニコしてるんだろうなぁ。
中原:間違いなくそうでしょうね。触れることで、楽しさがより伝わってきますよね。
※手のマークのある彫刻作品についてのお願い※
・どなたでも触れることができますが、やさしく触れてお楽しみください。
・着色してある作品は、色が落ちる可能性があるのでお気をつけください。
・疑問や質問などがございましたら、お気軽に会場にいる作家までおたずねください。
深川:彫刻の色は、使う材料で決まってくるんですか?
中原:非常に良い質問ですね。ここにある作品の多くがもともとは白い石膏でできていて、それに着色をしています。金属風にしたり、黒にしてみたり。真っ白に見える僕の作品も実は少し着色しています。彫刻作家もみんな隠し技のような着色技術を持っていたりするんですよ。
深川:色も表現の一つなのですね。ずっと素材によるものなのだと思っていました。先ほどのカラフルな作品もそうですが、白い彫刻は想像力をかき立てられ、近づいてみたくなりますね。
中原:それも狙いなので、うれしいですね。彫刻は哲学的なイメージと言われることが多いのですが、黒や茶の色によるイメージも大きいのではと思っています。
中原:彫刻は絵画と異なり、さまざまな角度から楽しめることが醍醐味。ぜひぐるぐると周りながら360度ご覧ください。
深川:作者の方は、きっといろんな角度から見てほしいですよね。あ、こんなところに猫ちゃんがいました。あ、ここにも!発見がたくさんありますね。
中原:例えば、傷のようなものがあったとして、それは意図してつけたのか、制作で自然とつくものなのかという背景は異なりますが、消すことはできる。だから、あえて残しているということになります。
深川:それを聞くと、ここに至るまでの積み重ねが想像できますね。作者の方をぐっと近く感じました。人間味を感じるというか。彫刻でそんな風に想像したことがなかったかもしれません。日本画や洋画でも思いましたが、作家さんはアトリエを必ず持っているんですか?こんなに大きな作品をどこで作っているんでしょうか。
中原:アトリエを持っている方も多いと思いますが、中には自宅のリビングで家族が寝静まってから制作活動されている方もいらして、制作する場所に苦労しているのかもしれません。
深川:今日ずっと、作家さんの頭の中を覗いて見たいと思っていたので、アトリエがそれに近いのかなと。
中原:おっしゃる通り、作家の個性が最も感じられる場所かもしれませんね。ぜひいらしてください。
最後に、3階の「書」部門を訪れます。
中原:実は日展で作品数が最も多いのが「書」です。書と、篆刻が展示されています。
深川:書をきちんと鑑賞するのは初めてかもしれません。想像以上に、表現が豊かですね。力強い文字もあれば、しなやかで繊細な文字、ほっこりするユニークな文字、水墨画のような作品もありますね。書はまずは上手な文字を描けるようになってそこから崩していくんでしょうか?
中原:書の場合は臨書といって昔の人が書いた書をお手本に書くところからスタートします。そこから徐々に自分のオリジナルを作り上げていくそうです。
深川:書の見方の知識はありませんが、墨の飛沫とかはパッと見てもかっこいいと感じますね。
中原:飛び散る飛沫も書を楽しむ要素のひとつで、筆さばきの美しさは、日本人が富士山を見て美しいと感じるような絶対美に近いとも言われています。飛沫ひとつにしても、自分のイメージしたものができるまで何百枚と書かれることもあるようですよ。
深川:そうか、やり直せないから。想像すると、すごい緊張感と気迫を感じます。
深川:表現として正しいかわかりませんが、書作品にデザイン性の高さを感じています。
中原:配置構成はとても計算されていると思います。僕も書に明るくないけれど、空間をどう使うかという絵画的な要素はすごく大きいのではないかな。
深川:色のついた紙を使っている方もいますが、紙選びから作品づくりが始まるんでしょうね。
中原:仮名文字は色のついた紙を使いやすいと聞いたことがあります。個人的な考えではありますが、仮名文字は日本人が独自に作り上げた芸術なので、自由度の高さを感じますね。逆に漢字は大陸文化なので決まり事が多く、羽目を外せないイメージがあります。
深川:個人的には、書道家の皆さんが好きな食べものとかを書いたものも見てみたい。「カツ丼」とか。身近な文字だとすごさをより感じられる気がします。
中原:(笑)。その書展が開催されたら行きたいですね。
深川:こちらは、書に押されている印でしょうか。
中原:篆刻(てんこく)と言います。有り体にいえばハンコです。もともと文字は亀の甲羅や動物の大腿骨、青銅器に刻むものだったんですよ。筆で書く文字はずっと歴史が浅い。篆刻作品からは、そんな奥深い世界を垣間見ます。四角いラインがどれもカスれているのがわかりますか?
深川:はい。どれも一部がかけていますね。
中原:外側のラインがきっちりきれいに囲まれているものはカッコ悪いのだそうですよ。
深川:完璧なものよりも崩れているものがいいというは、粋な世界ですね。構図の美しさや文字のデザイン性としてとらえると、自分のハンコをつくってもらうならこの方がいいなとかは確かにありますね。
中原:吸収力が素晴らしいですね。今日1日で美術を楽しむ力がとても向上されたのではないでしょうか。
こうして約2時間の鑑賞を終えた深川さん。
「美術鑑賞は好きでよく行きます。想像を巡らせて、時間をかけて集中して見ていると頭をすごく使うけれど、それが心地よくて結果的にリフレッシュできていることが多いんです。今日はいろいろ教えていただいたので学びが多くて 、いつも以上に刺激的でした。
一番に感じたことは、もっと自由に楽しんでいいんだということ。先生方と一緒に作品を鑑賞して、作者としての考えや一鑑賞者としての感想などを聞かせていただいてたくさんの発見がありました。すごく当たり前のことかもしれませんが、もっと自分の感じたままに自由にとらえていいんだと感じました。
やりたいこともたくさん増えました。日本画の画材の性格の話がとても興味深かったので挑戦してみたい。あと願わくば、いつか作家さんたちのアトリエを訪ねて歩いてみたいです。
たくさんの作品から発されるエネルギーに圧倒されっぱなしでしたが、大きな大きなパワーをいただきました」と、日展初鑑賞を大満喫できた様子です。
日展は、東京での開催後、国内各所をゆっくりと半年以上かけて巡回します。2023年度は、京都、名古屋、神戸、金沢で楽しむことができます。アート作品から刺激を受ける快感を、日展で味わってみませんか。
第10回 日展 -日本美術展覧会-
開催場所:国立新美術館 東京都港区六本木 7-22-2
最寄駅:乃木坂
開催期間:2023/11/03(金) ~ 11/26(日) ※毎週火曜休館
開催時間:午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)
電話番号:03-3821-0453(日展事務局)
深川麻衣(ふかがわまい)
女優。1991年3月29日生まれ、静岡県出身。2011年から乃木坂46の1期生として活動をスタートし、2016年にグループを卒業。
主な出演作は、映画『愛がなんだ』(19)、ドラマ『まんぷく』(NHK/19)、『日本ボロ宿紀行』(TX/19)、『青天を衝け』(NHK/21)、『特捜9 』(EX/22~)、『彼女たちの犯罪』(ytv/23)など。
深川麻衣officialサイト
https://fukagawamai.com/
【衣装提供】
シャツ 40,700円、ワンピース 42,900円/ともにPONTI(マエダデザイン事務所)
リング(中指) 117,700円/MARIHA(マリハ)
リング(小指) 23,100円、イヤカフ 9,900円/ともにete(エテ)
ブーツ 29,700円/Daniella&GEMMA(ダニエラアンドジェマ)
※金額は税込価格
問い合わせ先
マエダデザイン事務所 03-6280-4408
マリハ 03-6459-2572
エテ 0120-10-6616
ダニエラアンドジェマ 03-6721-0250
映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』
元SDN48の作家・大木亜希子による実録私小説を映画化。仕事ナシ、男ナシ、貯金残高10万円の元アイドルのアラサー主人公・安希子を、元乃木坂46で女優として活躍する深川麻衣が演じる。仕事もなく、親友の結婚話、関係を断ち切れない男への未練、思い描いた理想の未来に一向に辿り着けない安希子を、チャーミングに大熱演。泣いて笑って、毒を吐き!空回りしまくるヒロインが、赤の他人のおっさん(井浦新)との奇妙な同居生活をスタートさせ…。
深川麻衣
松浦りょう 柳ゆり菜 猪塚健太 三宅亮輔 森高愛 /河井青葉 柳憂怜
井浦新
原作:大木亜希子「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」(祥伝社刊)
主題歌:ねぐせ。「サンデイモーニング」
音楽:Babi
脚本:坪田文
監督:穐山茉由
製作幹事:KDDI 制作プロダクション:ダブ 配給:日活/KDDI
(C)2023映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」製作委員会
公式サイト:https://tsundoru-movie.jp/#story
X(旧Twitter):https://twitter.com/tsundoru_movie
約3,000点もの作品が展示される「日展」。一日かけてじっくりと巡ったり、何度も訪れたりと、楽しみ方もさまざま。
ここからは、「日展」の前後や合間に立ち寄りたい、国立新美術館周辺のグルメ&休憩スポットを3店ピックアップ♪
いずれも“アート”を感じられるスポットばかりなので、芸術の秋を満喫するおでかけプランの参考にしてみてくださいね。。
アート巡りで頭も足もパンパンになったら、都心とは思えない開放的な空間が広がる「リトルダーリンコーヒーロースターズ」でリフレッシュ。国立新美術館から青山方面へ歩いて約7分、最寄りの乃木坂駅からは5番出口より歩いておよそ6分の場所にあります。
インダストリアルなイメージの倉庫跡地をリノベーションしたカフェは、海外情緒たっぷり。広い空と豊かな緑が広がる敷地内へ足を踏み入れれば、都会の喧騒を感じない都会のオアシス的スポットです。
カフェでは、店内で焙煎した新鮮で美味しいスペシャルティコーヒーを10種常備。日替わりで提供します。焙煎から抽出までこだわる同店のイチオシは、ハンドドリップのコーヒー。その日の天気や気温に合わせてバリスタが丁寧に淹れてくれるコーヒーは、芸術的一杯です。
カフェながらもフードメニューが充実しているのも同店の魅力。「クラシックチーズバーガー」(1,650円)は、粗挽きのパティから肉汁があふれるボリューム満点の本格派。ランチタイムに限らず、営業時間中のオーダーが可能なので、アートに夢中になりすぎて食事を食べ損ねた!なんて時にもおすすめです。
Little Darling Coffee Roasters(リトル ダーリン コーヒーロースターズ)
住所:東京都港区南青山一丁目12-32
電話番号:03-6438-9844
最寄り駅:乃木坂駅、青山一丁目駅
アートにどっぷりと浸かる1日を楽しみたい方は、“日常にもっとアートを!”をコンセプトにアート巡りの合間に利用してほしいと誕生した「ギャラリーアンドカフェ キャメリッシュ」へ。国立新美術館からは六本木通り方面へ歩いて5分、最寄りの六本木駅からは2番出口を出て徒歩4分の場所にあります。
大きなラクダが迎えてくれるキュートな店内では、3週間ごとにさまざまなアーティストの展示を開催しています。
日展期間中は、11月20日(月)までは、絶滅危惧種や新種の動物たちが主なモチーフの銅版画を手がける安西泉さんの個展「Play time」が、22日(水)からは光を届けるアーティストaccoさんの絵画展「I am ...」が開催予定です。
店内でぜひ味わいたいのが、大阪堂島で創業75年の歴史ある紅茶店ムジカの「MUSICA TEA」。常時8種をそろえるお店は東京では大変珍しく、今まで飲んだことのない紅茶に出会える、そんなワクワク感や楽しみがあります。
紅茶を提供するぽってりと愛らしいポーランド食器もアート好きの心をくすぐるアイテム。ぜひアート巡りを報告するSNSへの一枚を狙ってみて。
デニッシュ生地にアパレイユをつけこんで低温でじっくり焼き上げた「とろけるデニッシュフレンチトースト」(700円)は紅茶との相性抜群!名前通りの食感に、うっとりとろけるティータイムをどうぞ。季節ごとのフルーツを添えた「本日のデニッシュフレンチトースト」も人気です。
GALLERY & CAFE CAMELISH(ギャラリーアンドカフェ キャメリッシュ)
所在地:東京都港区西麻布1-3-6 六本木アゼリアビル 1F
電話番号:03-5770-3843
最寄り駅:乃木坂駅、六本木駅
アートな休日の午後は、芸術家が憧れる街へと脳内トリップ!芸術家気分で優雅な午後を過ごしてみては?
国立新美術館から歩いて2分、乃木坂駅5番出口より徒歩5分の場所にある「デンメアティーハウス」は、音楽と芸術の都オーストリア・ウィーンで誕生したティーブランド。
1981年設立と比較的新しいブランドながらも、その美味しさから国内外の一流ホテルなどで提供され、ヨーロッパを中心に絶大な人気を誇ります。赤と白を基調に、ウィーンの雰囲気を伝える店内にはクラシック音楽が流れます。
芸術家気分の昼下がりにぴったりなのが、チョコ生地にアプリコットソースをサンドしたウィーン生まれのケーキ「ザッハトルテ」と、ウィーンを代表する5つ星ホテル「ホテル・ザッハー」のオリジナルブレンドとして作られたフレーバードティー「ザッハブレンド」のセット。(1,850円)
直営店である六本木のお店では、伝統的なブラックティー、フレーバードティーなど、常時80種類以上の紅茶を提供するほか、キッシュをメインにしたランチや、アフタヌーンティープランなどメニューもそろえるので、さまざまなシーンで活用できます。
クリスマスが近づいたシーズンには、オーナメント缶などの季節限定品も登場。アート巡りのお土産にいかがでしょう。
レッツエンジョイ東京では「アート特集2023」と題し、イチオシのアートイベントや美術館をはじめ、プラネタリウムなど様々な角度からアートを楽しめるスポットをご紹介しています!
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