Lets ENJOY INTERVIEW vol.73



お気に入りの夏服を着て、気になっているかき氷屋さんに行きたい!

白石聖さん1



――夏にピッタリなあの食べ物が、白石聖さんのおでかけのモチベーション。

「かき氷が大好きで、人気のお店をリサーチして足を運んでいます。季節を問わず、夏よりも冬に行くことの方が多いですね。冬に営業しているお店こそ、“本物のかき氷屋さん”という気がしちゃうんです(笑)。お気に入りのお店がいくつかあって、休日はもちろん仕事の合間にも行ってしまいます。特に最近ハマっているのが、“ティラミス氷”。最近はスイーツのようなかき氷も多くて気になります」

――おでかけの最中に幸せな気持ちになるのは、ふとした瞬間なのだそう。

「天気の良い日はすごく幸せな気持ちになります。夏が近づいてくると、アウターなしでおでかけできるので特に気分が高まりますね。半袖シャツやシースルーのアイテムなど、夏に向けて新しい服も買ってあるので、それを早く着て、以前から気になっている吉祥寺のかき氷屋さんに行きたいです」

――都内で印象深いエリアは、渋谷。

「渋谷駅周辺はロケの集合場所としてよく利用していました。でも、渋谷駅ってすごく複雑ですよね。『道玄坂』や『宮益坂』などの坂も多くて、このお仕事を始めたばかりの頃は、どこが何坂なのか分からず本当に困りました(笑)。集合時間に遅刻しそうで、いつもテンパッていました」

――そんな白石さんが、いつかやってみたい夏の“おでかけ”とは?

「築地や月島などの下町エリアを散策したいです。最近はおしゃれなカフェが増えているようですし、もんじゃ焼き屋さんにも行きたいです。あと、以前は人混みが苦手で音楽フェスなどを敬遠していたのですが、ネットでライブ映像などを観ていると、すごく楽しそうだなと思って。いつか野外フェスやライブにも行ってみたいなと思います。いかにも夏らしい、お祭りや花火大会も楽しみたいですね」

同年代の仲間とのお芝居が、女優としてとても刺激になりました。

白石聖さん2



――本作は、累計発行部数250万部突破の大ヒット少女コミックの実写版。原作のあるキャラクターを演じることにプレッシャーはなかったのだろうか。

「特にプレッシャーはなかったです。ただ、原作がとても素晴らしいので、原作ファンの方々に『実写版も素晴らしかった』と言っていただけるような作品にしたいという思いは、撮影前から強くありました。そういう意味では、完成版を観るのが楽しみな反面、不安な部分もありましたね」

――撮影時に意識したのは、テンションを高めに演じること。

「私が演じる篠原つかさは、浮所飛貴さん演じる有馬(隼人)の言動一つでうれしくもなるし心がモヤっともするという、感情の起伏が激しいキャラクターでした。つかさのそういう一面がかわいらしく見えるように、テンションを高めに演じることは常に意識をしていました」

――クランクインの前にキャスト全員で本読みをしたことで、安心感がわいたそう。

「(本読みが)有るのと無いのとではまったく違ったと思います。『有馬というキャラクターはこんな感じなのか』と、事前に把握することができましたから。それは長谷部(長谷部泰広/演:板垣瑞生)や麻友ちゃん(長谷部麻友/演:原菜乃華)に関しても同じなのですが、撮影前にみんなで集まる機会があったことで、いろいろと確認できたのは良かったです」

――作中では、林間学校や夏祭り、文化祭など誰もが一度は経験したことのある青春の1ページがみずみずしく描かれている。現場の雰囲気も、作風同様に明るくにぎやかだったそう。

「とても和気あいあいとしていました。つかさの友達である星川弥生役の箭内夢菜ちゃんと、酒井みどり役の河村花ちゃんとはとても仲良くなれました。教室で『夏祭りは誰と行く?』って恋バナをするシーンの撮影中、結構リアルな女子トークに発展して(笑)。普段の待ち時間でも3人でよく女子トークをしていたので、そのときの雰囲気が良い具合にシーンに表れたのではないかと思います」

――同世代の俳優との共演は、ただ楽しいだけではなく刺激にもなったそう。

「皆さんとご一緒させていただいたことでたくさんのことを吸収できました。特に、麻友ちゃんを演じた原さんの存在は大きかったです。つかさと本音で語り合うシーンの麻友ちゃんがすごく魅力的で。最初の方こそ、女子が敵に回したくない手強いキャラクターに映るのですが、有馬を思う気持ちに関しては、つかさと根本的に同じであるということが徐々に見えてくるんです。ある意味、つかさと同志と言いますか。そんな人間味あふれる麻友ちゃんを演じてくれた原さんには、とても刺激を受けました」

――つかさは自分の恋愛に真っすぐ突っ走るタイプだが、白石さん自身の恋愛観はどのようなものなのだろうか。

「私自身は、恋をすると前向きになれるタイプだと思います。例えば落ち込むことがあっても、恋をしているから頑張れると言いますか。そういう意味では、つかさに近いかもしれませんね。でもつかさのように、同じ人に2回も告白はできないです。私は1回でもフラれたら、心が折れてしまいますから(笑)」

photo:Yasuyuki Emori styling:Sumire Hayakawa(KiKi inc.) hair&make:Asumi Washizuka text:Kei Osawa




PROFILE&INFOMATION

白石 聖(しらいし・せい)

1998年8月10日生まれ。神奈川県出身。
2016年に女優デビュー。2019年には美少女タレントの登竜門ともいわれる結婚情報誌『ゼクシィ』の12代目CMガールに起用される。昨年8月のドラマ『恐怖新聞』(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演を果たすなど、今最も注目を集める若手女優の一人。



映画『胸が鳴るのは君のせい』

映画『胸が鳴るのは君のせい』

紺野りさのコミックを実写化。転校生の有馬隼人(浮所飛貴)と、クラスメイトの篠原つかさ(白石聖)。有馬のマイペースで自分にだけ見せる優しさに惹かれたつかさは、彼に告白するがあっさりフラれてしまう。けれどまっすぐに思い続けるつかさに、次第に有馬の気持ちも変化していき…。6月4日(金)全国ロードショー。出演:浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)、白石聖 ほか。配給:東映

©2021 紺野りさ・小学館/「胸が鳴るのは君のせい」製作委員会






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※本記事内の情報は2021年06月15日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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