一度は泊まってみたい！東京の個性派おしゃれホテル5選

都営地下鉄・汐留駅直結の汐留メディアタワー内にある「パークホテル東京」は、滞在しながら美術鑑賞を楽しめるホテル。「日本の美意識が体感できる時空間」というコンセプトのもと、アートを意識した空間づくりが行われています。

同ホテルでは、25階にあるフロント・ロビーのほか、26～34階の客室フロア回廊などでもアート展示を通年で開催。ホテルに足を踏み入れた瞬間から、まるで美術館を訪れたかのような気分に浸れます。

中でも注目は、31階にあるアーティストフロア。全客室が壁に直接絵を描いた「アーティストルーム」になっていて、アートに抱かれながら眠る感覚を味わえるようになっています。

桜や富士山、芸者や歌舞伎などの日本らしいモチーフを中心に、描かれるテーマは客室によってさまざま。一つとして同じ客室はないので、どの部屋に泊まろうか迷ったときはホテルの公式サイトで各客室の詳細をチェックしてみてくださいね。

東京メトロ・清澄白河駅から徒歩約10分の場所に立つ「LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS」。ホテル名の“LYURO”は川の流れを表す“流路”にちなんでおり、隅田川を間近に望めるロケーションが自慢です。

2階から出られる「かわてらす」は、ホテル宿泊者はもちろん、通行人や散策客などさまざまな人々が利用できる憩いの場。ホテルのレストランで購入したタパスやクラフトビールをいただくなど、開放的なリバービューを楽しみながら思い思いの時間を過ごせます。

客室は全8タイプあり、イチオシは最大4名まで宿泊できる「Superior with River View（スーペリア ウィズ リバービュー）」。窓からは隅田川を行き交う遊覧船や下町の夜景を眺められるほか、東京スカイツリ―（R）も展望できます。

自宅とはひと味もふた味も違う贅沢な滞在を楽しめるにもかかわらず、1室素泊まり15,200円～（4名1組1名当たり3,800円～）とリーズナブルな価格帯も魅力。家族や友達など、気の置けない仲間を誘って利用してみては。

ちょっと変わった贅沢を体験してみたい人には、つくばエクスプレス・浅草駅から徒歩約2分の場所にある「浅草九倶楽部（アサクサココノクラブ）」がオススメ。下町エリアを代表するデザイナーズホテルとして知られていた「WIRED HOTEL ASAKUSA」をリニューアルし、2020年8月にオープンしたホテルです。

同ホテルのポイントは、2階に劇場スペース「浅草九劇」が併設されていること。1階にはカフェ＆バーも備え、ただ泊まるだけでなく「観て、食べて、泊まって楽しむ」施設となっています。

気になる客室は、都会的かつ開放的な雰囲気を持ち合わせたスタイリッシュな空間。ゆったりと過ごせるペントハウスタイプの客室から、グループ旅行にも利用できるカジュアルな客室まで、デザインの異なる全27室でゲストを迎えます。

最上位価格帯の「SUITE KING DELUXE TWIN」客室の宿泊料金は52,000円～。少々値が張りますが、キングサイズのベットで休む贅沢感はなかなか味わえないもの。一年間、自粛生活を頑張った自分や家族へのご褒美として利用してみるのもオススメです。

大塚駅から徒歩約1分の場所にある「OMO5東京大塚」は、あの星野リゾートが手掛けるカジュアルラインの都市型ホテル。大塚の地域色に添った取り組みを多数行っており、下町情緒あふれる大塚の風情をディープに味わいたい人には、とことん“推し”の宿です。

ロビーラウンジ「OMOベース」では、東京大塚のリアルタイムの観光情報を発信しています。

また、「OMOレンジャー」と呼ばれる大塚遊びの達人たちと周辺散策を楽める「ご近所アクティビティ」も多数提供しています。アクティビティの内容は季節によって変わるので、いつ訪れても新しい発見がありますよ。

オススメの客室は、最大3名まで宿泊できる「やぐらルーム」。下段にソファ、上段にベッドスペースを設けた室内は、まるで秘密基地のよう！スーツケースがすっぽり入る「箱階段」といった収納スペースが豊富な上、適度にパーソナルな空間を保つこともできるため、友達同士でのグループ旅行にもピッタリです。

京浜急行線・新馬場駅南口から徒歩約１分の場所にある「Bamba（バンバ） Hotel」は、東京23区内では珍しい一棟貸しきりタイプのホテル。古民家の長屋をリノベーションしているため、和のあたたかみのある、どこか懐かしい雰囲気を味わえます。

屋内には、アメリカの郵便局で使われていたアンティークの作業台をはじめ、国内外より収集したレトロでかわいい家具などが設置されています。かつての住居者が使用していた化粧台などもリメイクして使用されており、随所でレトロな赴きを感じることができますよ。

馬をモチーフにした小物や、昭和初期に設置された電話代金を入れる箱など、館内各所でユニークなアイテムを発見できるのもうれしいポイント。レトロ好きにはたまらない空間です。

最大5名まで泊まれて1泊朝食付2名1棟22,680円～。5名なら6,000円台で宿泊できてしまうリーズナブルさも魅力です。地元に住むコンシェルジュスタッフに相談し、近隣のお蕎麦やお寿司の出前をとることも可能です。

都会にいながら、古都を訪れたような小旅行気分を味わえる宿です。

取材・文／梅田晋作