Lets ENJOY INTERVIEW vol.65



最近はもっぱらソロ活。中華料理のフルコースも一人で行っちゃいます(笑)

吉高由里子さん1



――東京都出身の吉高さん。しかし都内には、いまだに慣れないエリアがあるという。

「事務所が渋谷にあるんですけど、一向に慣れなくて……。スクランブル交差点を通る時も、人と接触しないよう歩くのに苦労するんです。高校生の頃はプリクラを撮ったり、服を買いに来たり、よく訪れていたエリアなんですけどね。最近はすごいですよね。『渋谷スクランブルスクエア』や『渋谷PARCO』など、新しい施設が次々と誕生していて。どちらもまだ行けていないので、なるべく人のいない時間帯を狙って行ってみたいです」

――今号の特集エリアである明治神宮前〈原宿〉エリアには、人生の節目節目で思い出があるそう。

「この業界にスカウトをされた場所が原宿だったんです。高校1年生の頃、遠足でかぶる帽子を買いに原宿のショップを訪れた時のことでした。『明治神宮』で七五三のお祝いをした記憶も残っていますね。でも今と当時の街並みは全然違っていて。渋谷と同じく、原宿の駅前にも大きな建物(ウィズ原宿)が知らぬ間にできていて、本当に不思議だなと思います」」

――食に対して貪欲だという吉高さん。最近までハマっていたのが韓国料理。

「自粛期間前は、お仕事帰りに韓国料理をめっちゃ食べていました。韓国料理屋さんの中には、美味しいだけでなく早朝まで営業している所も多い んですよ。それを知った時には『夢の国があった!』と思いました(笑)。『きみの瞳(め)が問いかけている』の撮影中にもよく足を運んでいましたね。自粛期間中はスーパーで食材を買い込んで自炊をしていたんですけど、自分の味にどんどん飽きてきちゃって。お店の人が作ってくださる料理のありがたみを知った期間でもありました」

――最近、特に増えてきたのが“ソロ活”。状況が落ち着いたら大好きな外食を復活させたいと、吉高さんは息巻く。

「もちろん友達とも行きますが、一人でも外食します。もともとせっかちな性格だからか、最近は友達を誘って約束をすることすら面倒になっちゃって(笑)。この前なんか一人で中華料理のコースを食べに行きましたよ。最近は焼肉やしゃぶしゃぶの他、一人向けのお店やコースも増えていて、個人的にはすごくありがたいです。世間が落ち着いたら、またいろんなお店でわんぱくに食べたいです!」

ハンデを持ちながらも前向きに生きる明香里の姿に心動かされるはず

吉高由里子さん2



――吉高さんにとって本作のような直球の恋愛映画は、2012年に公開された『僕等がいた』以来となる。

「個人的にラブストーリーに苦手意識があるんです。少し照れくさくて(笑)。でも今回は『僕等がいた』でお世話になった三木(孝浩)監督とご一緒できると聞いて安心しました。監督に『この作品を吉高さんで観たい』と仰っていただいて、照れくささよりもうれしさの方が勝ったという感じです」

――吉高さんが演じた柏木明香里は、視力を失っている女性。難しい役どころだが、明香里という人物をどう理解したのだろうか。

「原案映画があったので、それを観みながら、自分が演じるということを意識せず客観的にキャラクターを捉えることで役作りをしました。また、盲目の方々とお会いして直接お話を伺ったりもしました。そこで驚いたのが、みなさんとてもポジティブだということ。ハンデやネガティブな一面を感じさせることもなく、とても明るい方ばかりだったんですね。そういう姿を見ていたら、胸がギュッと締めつけられまして。柏木明香里という女性に関しても、視力がないからといってネガティブになるのではなく、ポジティブに明るく振舞っている側面を表現できたら、観る人の心を動かせるのではないかと思いました」

――初共演となった横浜流星さんは、今最もスケジュールが取れない若手人気俳優の一人。

「“はじ恋”(2019年放送のドラマ『初めて恋をした日に読む話』)に出演された時からテレビで見ない日はないというほど活躍されている方なので、共演すると聞いた時は『映画を撮る時間なんてあるのかな?』と思っちゃいました(笑)。実際にお会いしてみると、テレビで見るよりも純粋であどけない印象で、最初はお姉ちゃんみたいな気分になりましたね」

――だが撮影が始まると、そのお姉ちゃん目線が一変したという。

「横浜さん演じる篠崎塁とのシーンは、とにかく居心地が良くて。ハンデを抱える明香里を丸ごと受け入れて、優しく寄り添ってくれるような塁の姿に、どんどん惹かれていきました。あと、あの柔らかくてホッとするような横浜さんの声も魅力的でしたね。年下男性との恋愛って、妙にキラキラとしたものだと思うんです。仕事の疲れを癒す力も持っていると言いますか。今回の横浜さんからは、そういうキラキラとした魔法みたいなものを感じられると思うので、女性の方にはその辺りも楽しみにしていただきたいです!」

photo:Megumi Uchiyama styling:DAISUKE FUJIMOTO(tas) hair&make:RYO text:Kei Osaka




PROFILE&INFOMATION

吉高 由里子(よしたか・ゆりこ)

1988年7月22日生まれ。東京都出身。
高校時代に原宿でスカウトをされたのを機に芸能界へ。2006年に『紀子の食卓』でスクリーンデビューし、第28回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。2008年公開の主演映画『蛇にピアス』にて、第32回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し一躍注目を集める。現在は映画やドラマなど数多くの作品に出演し、世代を代表するトップ女優として活躍中。



きみの瞳(め)が問いかけている

映画『きみの瞳(め)が問いかけている』

不慮の事故で視力と家族を失った明香里(吉高由里子)。罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。二人は出逢い、恋に落ちる。暗闇だった人生に再びやさしい光が射すような幸せな日々。だが、過去の事件の影が、逃れられない宿命となって二人を引き裂いていく。10月15日(木)先行上映、10月23日(金)全国ロードショー。出演:吉高由里子、横浜流星ほか 配給:ギャガ


©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会
©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.




週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ

WITH HARAJUKU

2020年6月表参道と竹下通りの間に誕生した、TOKYOの新たなプレゼンテーションステージ。地下2階から地上3階にはファッション、フード、ビューティー、ライフスタイル雑貨、イベントホールやシェアスペースなど、8階にはパークビューレストランがオープン。
©2019,Takenaka Corporation


WITH HARAJUKU

最寄駅:原宿/明治神宮前〈原宿〉駅
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渋谷スクランブルスクエア

2019年11月1日に第1期(東棟)オープンした、渋谷駅直結・直上のランドマーク。渋谷エリアでは最も高い地上47階建てで、地上約230m・360°パノラマビューを誇る展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」や、心が躍り心に響く旬感を体験できる「都市型商業施設」などによって構成される。


渋谷スクランブルスクエア

最寄駅:渋谷
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※本記事内の情報は2020年09月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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