【上野】日本で約50年ぶりのキュビズム展覧会/国立西洋美術館

国立西洋美術館では2024年1月28日(日)まで「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」を開催中です。


20世紀美術の真の出発点となり、新たな地平を開いたキュビスムの豊かな展開とダイナミズムが、ピカソ、ブラック、ドローネー、シャガールといった主要作家約40人による絵画を中心に、彫刻、素描、版画、映像、資料など約130点を通して紹介されている同展。


キュビスムの歴史を語る上で欠くことのできない貴重な作品が多数来日しており、そのうち50点以上が日本初出品。日本で約50年ぶりのキュビズム展覧会ということで、愛好家はぜひ会期中に訪れたいところです。

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展―美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ
  • 開催場所

    国立西洋美術館

  • 最寄駅

    上野

  • 開催期間

    2023/10/03(火) ~ 2024/01/28(日)

  • 電話番号

    050-5541-8600

【上野】7割超が国宝と重要文化財の「やまと絵」特別展/東京国立博物館 平成館

東京国立博物館 平成館では2023年12月3日(日)まで特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」を開催中。


総展示数約240件、そのうち7割超が国宝と重要文化財という見ごたえ満点の同展。日本絵巻史上最高傑作として名高い「四大絵巻」(源氏物語絵巻、信貴山縁起絵巻、伴大納言絵巻、鳥獣戯画)が30年ぶりに集結するのをはじめ、神護寺三像、三大装飾経など、豪華な作品が登場します(※会期中、一部作品の展示替えあり)


1000年を超す歳月の中で、それぞれの時代の最先端のモードを取り込みながら描き継がれてきたやまと絵は、常に新たな創造を志向する美的な営みといえるもの。四季の移ろい、月ごとの行事、花鳥・山水やさまざまな物語など、あらゆるテーマで描かれるやまと絵の壮大、かつ華麗な歴史を堪能してみては。

特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」

【六本木】環境や地球の未来について考えを深められる展覧会/森美術館

▲アグネス・ディーンズ《小麦畑―対立:バッテリー・パーク埋立地(マンハッタン、ダウンタウン)―小麦畑に立つアグネス・ディーンズとともに》1982年 Courtesy: Leslie Tonkonow Artworks + Projects(ニューヨーク) 撮影:John McGrail

▲アグネス・ディーンズ《小麦畑―対立:バッテリー・パーク埋立地(マンハッタン、ダウンタウン)―小麦畑に立つアグネス・ディーンズとともに》1982年 Courtesy: Leslie Tonkonow Artworks + Projects(ニューヨーク) 撮影:John McGrail

森美術館では2024年3月31日(日)まで「森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー」を開催中。


同展は、現代アートとアーティストたちがどのように環境問題に関わってきたか、関わることができるのかを考察しながら、地球全体の持続可能な未来の残された可能性を探求しようとするもの。


会場には歴史的な作品から同展のための新作まで多様な作品が並んでいます。作品を通して環境や地球の未来について考えを深める良い機会となりそうです。

森美術館開館20周年記念展 私たちのエコロジー
  • 開催場所

    森美術館

  • 最寄駅

    六本木

  • 開催期間

    2023/10/18(水) ~ 2024/03/31(日)

  • 電話番号

    050-5541-8600

【乃木坂】イヴ・サンローランの豪華絢爛な美の世界を堪能/国立新美術館

イヴ・サンローラン没後日本初の大回顧展「イヴ・サンローラン展」が12月11日(月)まで、国立新美術館で開催中です。


1958年にクリスチャン・ディオールの急死を受け、「クリスチャン・ディオール(DIOR)」のデザイナーとして鮮烈なデビューを飾ったイヴ・サンローラン。1962年に自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表してから2002年に引退するまで、約半世紀にわたり女性の装いに変革を起こし、世界のファッションシーンをリードし続けてきました。


同展は、イヴ・サンローラン美術館パリによる全面協力を得て開催。多様な文化や歴史から刺激を受けながら普遍的なスタイルを提案し続けたイヴ・サンローランのクリエイションが生み出す、豪華絢爛な美の世界を堪能できます。

イヴ・サンローラン展
  • 開催場所

    国立新美術館

  • 最寄駅

    乃木坂

  • 開催期間

    2023/09/20(水) ~ 12/11(月)

  • 電話番号

    050-5541-8600

【白金台】フランスの近代庭園に注目/東京都庭園美術館

  • ▲ガブリエル・ゲヴレキアン 「水と光の庭園」『1925年 庭園』1926年 東京都庭園美術館蔵

    ▲ガブリエル・ゲヴレキアン 「水と光の庭園」『1925年 庭園』1926年 東京都庭園美術館蔵

  • ▲アンリ・ラパン 「セーヴル製陶所館」『1925年 庭園』1926年 東京都庭園美術館蔵

    ▲アンリ・ラパン 「セーヴル製陶所館」『1925年 庭園』1926年 東京都庭園美術館蔵

東京都庭園美術館では12月10日(日)まで「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」を開催中。


同展では博覧会を中心とした両大戦間期のフランスの近代庭園を巡る動向に着目。古典主義・エキゾティシズム・キュビスム的要素を取り入れて展開していった様を、絵画や彫刻、工芸、版画、写真、文献資料など約120点の作品から紹介しています。


展覧会自体はもちろん、アール・デコ様式の建物や緑豊かな庭園にも注目です。

装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術

【渋谷】今春SNSで話題になった新感覚展覧会、再び!/渋谷ヒカリエ

  • ▲『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』会場風景@寺田倉庫G1ビル

    ▲『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』会場風景@寺田倉庫G1ビル

  • ▲『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』会場風景@寺田倉庫G1ビル

    ▲『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』会場風景@寺田倉庫G1ビル

今春SNSで注目を集めた 新感覚の展覧会「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」の再開催が決定。11月25日(土)から渋谷ヒカリエでスタートします。


同展は、映画監督ウェス・アンダーソンの作品の世界を体現したような風景写真を集めたInstagramコミュニティ「Accidentally Wes Anderson (AWA)」がもととなった新感覚の展覧会。今年4月の寺田倉庫G1ビルでの日本初開催時には、Z世代を中心に大きなムーブメントを巻き起こしました。


会場には、ウェス・アンダーソン作品の特徴である「ポップなパステルカラー」「シンメトリー(左右対称)な構図」など、ノスタルジックでフォトジェニックな300点あまりの写真作品がズラリ。AWAの作品世界が、しばらく遠ざかっていた旅の魅力を思い出させてくれるはずです。

  • ▲ロアール・アムンセン号 南極大陸 Marjorie Becker, Chief AWA Photographer (@marjoriebeckerphotography/@accidentallywesanderson), MS Roald Amunds

    ▲ロアール・アムンセン号 南極大陸 Marjorie Becker, Chief AWA Photographer (@marjoriebeckerphotography/@accidentallywesanderson), MS Roald Amunds

  • ▲ウィーンケ島 南極大陸 Marjorie Becker, Chief AWA Photographer (@marjoriebeckerphotography/@accidentallywesanderson), Wiencke Island

    ▲ウィーンケ島 南極大陸 Marjorie Becker, Chief AWA Photographer (@marjoriebeckerphotography/@accidentallywesanderson), Wiencke Island

渋谷会場では、日本初公開となる新たな展示エリア「南極大陸」の登場が決定!冬にピッタリのインスタ映え&没入感いっぱいの全11の展示エリアでAWAの世界の旅へと誘います。

ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている

【東池袋】漫画家・清水玲子の世界観に浸れる、初の原画展/サンシャイン60展望台 てんぼうパーク

  • ▲ジャック&エレナシリーズ『竜の眠る星』 (LaLa 1986 年9 月号)

    ▲ジャック&エレナシリーズ『竜の眠る星』 (LaLa 1986 年9 月号)

  • ▲『秘密-トップ・シークレット-』(メロディ 2008年8月号)

    ▲『秘密-トップ・シークレット-』(メロディ 2008年8月号)

  • ▲てんぼうパークCAFE

    ▲てんぼうパークCAFE

サンシャイン60展望台 てんぼうパークでは11月23日(木・祝)から12月10日(日)まで画業40周年記念清水玲子原画展」を開催予定です。


同展は1983年のデビュー以降、数多くの代表作を持ち、多くの読者を魅了してきた漫画家・清水玲子の画業40周年を記念する初の原画展。会場には200点以上の貴重な原画をはじめとした数々の展示物や製作物、今回のために描き下ろしたオリジナル記念グッズが販売されます。


てんぼうパーク内カフェ「てんぼうパークCAFE」では、原画展の余韻とともにコラボメニューを楽しむことも。海抜251mのてんぼうパークの眺望とともに広がる清水玲子の世界観に、ぜひ注目を。

清水玲子原画展

芸術の秋を楽しもう!アート特集 2023

レッツエンジョイ東京では「アート特集2023」と題し、イチオシのアートイベントや美術館をはじめ、プラネタリウムなど様々な角度からアートを楽しめるスポットをご紹介しています!


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※本記事内の情報は2023年10月27日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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