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休日にオススメ!東京都内の美術館・博物館12選

東京には優れた美術品や貴重な資料を有する美術館・博物館が集まっていて、歴史や文化、自然科学やアートを気軽に楽しむことができます。今回は、一生に一度は足を運んでほしいド定番スポットばかりをピックアップ。それぞれの施設の概要と見どころ、コレクションの特徴などをご紹介します。

Date2020/07/01

【おでかけ時のポイント】

・なるべく少人数で空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう



【1】恐竜の全身骨格など贅沢な内容を常設展示で楽しめる/国立科学博物館

国立科学博物館

▲写真提供:国立科学博物館

1877(明治10)年設立の「国立科学博物館」は、日本最大級の総合科学博物館。

自然史と科学技術史に関する、470万点を超えるコレクションを誇ります。厳選された約2万5000点から成る常設展は必見。じっくり見るには一日では足りないほど広く深い展示内容を630円で楽しめます。


国立科学博物館

▲写真提供:国立科学博物館

自然史の分野では、ティラノサウルスやフタバスズキリュウの全身骨格、アンモナイトの化石などを展示。忠犬ハチ公や南極観測犬ジロのはく製もあります。

科学技術の分野では、江戸時代の天球儀をはじめ、和時計の最高傑作とされる万年時計、日本が打ち上げてきた人工衛星やロケットなどを見ることができます。

上から見ると飛行機の形をしている「日本館」は国の重要文化財で、壁や天井の繊細な装飾やステンドグラスの傑作を眺められるのも魅力。

ミュージアムショップでは、本物の化石や鉱物、実験器具、工作キットなどを買うことができるので、帰りがけにぜひ覗いてみて。


国立科学博物館
所在地:東京都台東区上野公園7-20
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:上野/京成上野

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【2】刀剣など日本と東洋の美術作品や建物を堪能/東京国立博物館(上野)

東京国立博物館


「東京国立博物館」は、1872(明治5)年に開館した日本で最も長い歴史を持つ博物館。本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、資料館から成る、日本最大級の博物館でもあります。

日本と東洋の美術作品と考古遺物を25万件所蔵。そのうち国宝が89件、重要文化財が646件と、質・量ともに日本一のコレクションを誇ります。


東京国立博物館


「本館」では仏教美術や刀剣などの日本美術を展示。「東洋館」ではインドの仏像や中国の工芸品などを見ることができます。「平成館」には土偶や埴輪など、「法隆寺宝物館」には飛鳥時代を中心とする仏教宝物が展示されています。表慶館や黒門といった重要文化財の建築物も見どころです。

展示は、所蔵品などを展示する総合文化展と、年に3~5回程度行われる特別展の2種類。総合文化展は、いつ訪れても楽しめます。一日ですべてをまわるのは難しいので、事前に目的を絞っておくのがオススメです。


東京国立博物館
所在地:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:上野/鶯谷

※当面の間、入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要となります。詳細は公式サイトをご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【3】江戸時代の文化や戦後の暮らしなどを楽しく学べる/東京都江戸東京博物館(両国)

東京都江戸東京博物館(両国)

▲写真提供:東京都江戸東京博物館

国技館の隣にある「東京都江戸東京博物館」は、江戸と東京の歴史や文化を伝える施設。約2,000点の歴史資料の他、復元模型や縮尺模型などが多く展示されていて、楽しみながら当時の暮らしや産業を学べるようになっています。

常設展示室の「江戸ゾーン」には、芝居小屋の大型模型、来館者が持ち上げられる千両箱などの展示物があります。目玉は、来館者自身が渡ることができる「日本橋」の復元模型。そして、江戸の街並みを再現した精巧な縮尺模型が見どころです。


東京都江戸東京博物館

▲写真提供:東京都江戸東京博物館館

「東京ゾーン」では、戦時中の住宅内部や高度成長期の団地の一室が再現されている他、自動車や電化製品などが陳列され、関東大震災や東京大空襲、その後の高度経済成長による復興の軌跡が分かるようになっています。

年に4~5回開かれる特別展や企画展では、江戸や東京の文化を作るきっかけとなった文学や美術品を紹介しています。


東京都江戸東京博物館
所在地:東京都墨田区横網1-4-1
電話番号:03-3626-9974(休館日を除く9:00〜17:00)
最寄駅:両国

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【4】豪華!名作ぞろいの常設展/国立西洋美術館(上野)

国立西洋美術館

▲©国立西洋美術館

「国立西洋美術館」は、西洋の美術作品を専門とする美術館。実業家の松方幸次郎が収集した「松方コレクション」を基礎に、西洋美術に関する作品を広く展示するため、1959(昭和34)年に作られました。本館は近代建築の巨匠として名高いル・コルビュジエによる設計で、世界遺産に登録されています。

印象派など中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画 ・彫刻を中心に、6,000点以上の作品を所蔵。モネの『睡蓮』を筆頭に、ルノワール、ミロ、ピカソ、ゴッホらの有名作品が多数あり、それらを常設展で鑑賞できるのが魅力です。ここまで常設展示の内容が豪華な美術館は国内では他にないでしょう。

同館を訪れたときは、館内だけでなく前庭も忘れずに立ち寄って。オーギュスト・ロダンの『考える人(拡大作)』や『地獄の門』などがありますよ。


国立西洋美術館
所在地:東京都台東区上野公園7-7
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:火~木日9:30~17:30(最終入館17:00) 金土9:30~20:00(最終入館19:30)
※閉館時間は変更することがあります。その他、時間延長期間があります。詳細は公式サイトへ。
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
全館休館:2020年10月19日~2022年春(予定)
最寄駅:上野/京成上野

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【5】誰もが気軽に来館できる“アートへの入口”/東京都美術館(上野)

東京都美術館(上野)

▲写真提供:東京都美術館

1926(大正15)年に日本初の公立美術館として開館した「東京都美術館」は、芸術家の発表の場として発展。“アートへの入口”をテーマに、ワークショップや展覧会にちなんだ音楽会などの多彩なプログラムを実施し、誰もが気軽に来館できることを目指しています。

常設展はなく、国内外の名品を鑑賞できる特別展を年に3~4回開催する他、美術団体による公募展や多彩な企画展などを行っています。ムンク展やクリムト展で多くの人を集めたのは記憶に新しいでしょう。

入館は無料で、館内のレストランやカフェ、ミュージアムショップなどは自由に利用可能。モダニズム建築の巨匠・前川國男の建築も見どころの一つで、奇数月の第3土曜日には「建築ツアー」も実施しています。特別展開催中の金曜日は、日没頃からライトアップが施されます。


東京都美術館
所在地:東京都台東区上野公園8-36
電話番号:03-3823-6921(代表)
最寄駅:上野/京成上野

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【6】明治から現代までの日本の美術作品がそろう/東京国立近代美術館(竹橋)

東京国立近代美術館


皇居近くにある「東京国立近代美術館」は、日本初の国立美術館。明治から現代まで、急速な近代化を成し遂げた激動の時代に生まれた日本美術の名作を収蔵しています。

横山大観や岸田劉生らの重要文化財を含むコレクションは13,000点以上にも及び、ピカソやシャガールなど日本の近代美術に影響を与えた海外作品もあります。

展示替え期間を除き、常時3つの展覧会を開催。会期ごとに選りすぐりの約200点を展示する所蔵作品展「MOMATコレクション」では、100年を超える日本美術の歴史をたどることができます。

年に数回行われる企画展や、皇居が一望できる展望休憩室「眺めのよい部屋」からの眺望も見逃せません。


東京国立近代美術館
所在地:千代田区北の丸公園3-1
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:竹橋

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【7】動き続ける現代アートを肌で感じる/東京都現代美術館(清澄白河)

東京都現代美術館(清澄白河)

▲Photo: Kenta Hasegawa

現代アートを楽しむなら、現代美術専門の公立美術館「東京都現代美術館」へ。約3年間に及ぶ大規模な改修工事を実施し、2019年3月にリニューアル・オープンしました。

時代を切り拓いた革新的な作品を中心に、戦後の日本美術作品約5,500点を収蔵。岸田劉生、横尾忠則、村上隆ら日本の現代美術史を代表する作家の作品に加え、アメリカの60年代ポップアートをはじめアジア圏や南米など海外作家の作品も含む、実に多彩なコレクションです。

年に3~4回開催される常設展「MOTコレクション」では、会期ごとに設定されたテーマに沿って毎回100~200点の作品を展示。絵画や彫刻だけでなく、ファッション、建築、デザインなど現代美術を幅広く紹介する企画展も人気です。

館内にあるレストラン「100本のスプーン」では、メニューが塗り絵になっていたり、自分たちの食事風景を絵画のように眺められる席があったり、アートな時間を楽しめるようになっています。


東京都現代美術館
所在地:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:清澄白河/木場

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【8】アール・デコ調の建物に現代アート作品がそろう/原美術館(品川)

原美術館(品川)

▲奈良美智「My Drawing Room」 2004 年8 月~ 制作協力:graf Photo by Keizo Kioku

品川の閑静な住宅街に佇む「原美術館」は現代アート専門の美術館。こぢんまりとしていますが、じっくり、ゆったりとアートを鑑賞することができます。

絵画、立体、映像、インスタレーションなど、1950年代以降の現代美術作品を約1.000点所蔵。ジャン=ピエール・レイノーなど海外の巨匠から、イサム ・ノグチ、奈良美智ら著名な芸術家の作品を常時展示していて、年間3~4回の展覧会を行っています。


原美術館(品川)

▲中庭側

建物も見どころの一つ。昭和初期に建てられた実業家・原邦造氏の私邸を改装したもので、日本におけるモダニズム建築の貴重な例と言われています。中庭に面した開放感あふれる「カフェ ダール」にも立ち寄れば、非日常の時間を過ごせるはず。なお、カフェやショップのみ利用する場合も、予約と入館料が必要です。

なお、「原美術館」は2021年1月に閉館予定。閉館後は、群馬県渋川市にある別館に活動を集約し「原美術館ARC」として活動を続けていきます。


原美術館
所在地:東京都品川区北品川4-7-25
電話番号:03-3445-0651
最寄駅:品川/北品川

※入館には公式サイトからの予約が必要。詳細は公式サイトでご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【9】展覧会をやっていなくてもアートな刺激をもらえる/国立新美術館(乃木坂)

国立新美術館(乃木坂)

▲写真提供:国立新美術館

2007(平成19)年に開館した「国立新美術館」は、コレクションを持たない美術館。企画展や公募展を開催する他、美術資料の収集や提供などを行っています。国内最大級の展示スペースを生かして、2つの企画展を同時開催することもあります。

カーテンのように大きく波打つガラスの壁、巨大な逆円錐形の上に位置する空中レストランなど、黒川紀章氏が設計した建物は眺めるだけでワクワクできる他、併設されたレストランやカフェはいずれも特別感あふれる空間。展覧会開催中はもちろん、展覧会が行われていなくても大いに楽しめるのが大きな魅力です。

地下1階のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」は品ぞろえ豊富なので、雑貨好きの人は要チェック!3階の美術専門図書館「アートライブラリー」では、過去に開かれた国内外の展覧会のカタログなどを無料で閲覧できます。レストランやショップ、図書館のみの利用であれば、入館料はかからないのでふらっと訪れてみて。


国立新美術館
所在地:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
最寄駅:乃木坂/六本木

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【10】アール・デコ様式の建物と緑あふれる庭園は必見/東京都庭園美術館(白金台)

東京都庭園美術館(白金台)

▲写真提供:東京都庭園美術館

白金台にある「東京都庭園美術館」は、首相公邸や国の迎賓館としても使われていた「旧朝香宮邸」を利用した都立美術館。アール・デコ様式を現在に伝える本館自体が芸術作品であり、最大の見どころです。後世に伝えるべき名建築として、国の重要文化財に指定されています。

約3年間にわたる改修工事を経て、2014年にリニューアルオープン。ギャラリーやカフェが入った新館も加わり、その周りには、茶室を備えた日本庭園、西洋庭園、芝庭から成る緑豊かな庭園があり、200円で庭園のみの入場も可能。


東京都庭園美術館(白金台)

▲写真提供:東京都庭園美術館

旧朝香宮邸やアール・デコ様式と関わりのある展覧会のほか、絵本、七宝焼き、ファッションなど、毎年多彩な企画展が開催されます。その都度さまざまなテーマで集められる展示作品と建物の空間との調和が魅力です。

モダンで優美な雰囲気は女性や建築ファンに人気が高く、庭園を眺めながらくつろげる「café TEIEN(カフェ庭園)」(※展覧会チケットが必要)もオススメです。


東京都庭園美術館
所在地:東京都港区白金台5-21-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:白金台/目黒

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【11】写真と映像を見るならここ。良質な映画や図書室も/東京都写真美術館(恵比寿)

東京都写真美術館(恵比寿)

▲写真提供:東京都写真美術館

恵比寿ガーデンプレイスにある「東京都写真美術館」は、日本初の写真と映像専門の公立美術館。荒木経惟、植田正治、木村伊兵衛らの作品をはじめ、35,000点以上の写真と映像作品を収蔵しています。

毎年テーマを設けて収蔵作品を紹介するコレクション展「TOPコレクション」を開催しています。


東京都写真美術館(恵比寿)

▲写真提供:東京都写真美術館

さらに、年間15本ほど開催。国内外の著名なアーティストの個展から新進作家展、映像の祭典「恵比寿映像祭」まで、国内外の良質な写真・映像作品を存分に鑑賞できます。

ホールにはスクリーンもあり、映画の上映も行っています。専門図書室では、過去に行われた展覧会のカタログなどの他、貴重な書籍を無料で閲覧できます。充実した教育普及プログラムでは、暗室で行うフィルムの現像体験がデジタルカメラに慣れた世代からの人気を集めています。


東京都写真美術館
所在地:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-3280-0099
最寄駅:恵比寿

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取り組み、最新の営業状況等は公式サイトでご確認ください。



【12】多彩なジャンルの展覧会や公募展を開催/上野の森美術館(上野)

上野の森美術館(上野)

▲写真提供:上野の森美術館

「上野の森美術館」は、上野公園にある唯一の私立美術館。上野を描いた版画を多数所蔵しています。常設展示は行わず、若手作家の才能を発掘する「現代美術展(VOCA展)」、画壇への登竜門として定評のある「上野の森美術館大賞展」といった公募展を毎年行っています。

浮世絵展、マンガ展、書道展など多彩なジャンルの展覧会、海外の美術館の所蔵品を借り受けて行う「フェルメール展」や「ゴッホ展」のような特別展など、定期的に開催される企画展も人気です。

ミュージアムショップには、近くにある西郷隆盛像のイラストが描かれた一筆箋などがあり、ほのぼのしたイラストで人気を集めています。展覧会で訪れた際は帰りに立ち寄ると良いでしょう。なお、特別展の開催期間中はテーマに合わせて作られた限定グッズのみの販売となります。


上野の森美術館
所在地:東京都台東区上野公園 1-2
電話番号:03-3833-4191
最寄駅:上野



まとめ

建物自体やミュージアムショップなど、展示物以外にも魅力がたくさん詰まった美術館や博物館。常設展を実施している施設も多いので、思い立ったときに訪れて気軽に楽しめそうです。友達を誘って、知的好奇心や感性を刺激するスポットへでかけてみませんか?


取材・文/佐々木 志野

※2020年7月1日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、 掲載している情報に変更が生じる場合があります。最新情報は直接お問い合わせください。
※本記事中の金額表示はすべて税込です。



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