Lets ENJOY INTERVIEW vol.56



今秋は天気の良い日にビールでも飲みながら、公園の木陰でゆっくりしたいな

大東駿介さん



―普段からおでかけ好きな大東駿介さん。休日はほぼ外出をしているそう。

「とにかく出かけないと気が済まないっていう感じですね(笑)。都内だとわりとどこにでも行きますが、最近は中野に行くことが多いです。
あの辺に友達が増えたことと、好きな本屋さんがあるので。一見すると普通の本屋さんなんですけど、新刊と古本がミックスされていたり、小説からエッセイ、写真集まで店主のセレクトがすごくユニークだったり、自分にとってツボなんですよ。
あと好きなのは神楽坂。路地裏にある小ぢんまりとした小料理屋さんによく行くんですけど、本当に美味しいんですよ。洗練された都会の街並みもいいですが、こういう昔ながらの面影が残っているエリアも好きですね」


―若い頃に通った地は、ファッションや流行が集まるあの人気エリア。

「原宿とか明治神宮前は自分にとって思い出深い場所ですね。上京して初めてアルバイトをしたのが明治神宮前にあるカフェでした。残念ながら今はなくなってしまいましたが、そこでの出合いや経験のおかげで、俳優としての自分があると思える大切な場所です」


―今号の特集エリアである豊洲にも、おでかけをする機会があるという。

「『IHIステージアラウンド東京』には、よくお芝居を観に行きますね。あと『ユナイテッド・シネマ豊洲』にもよく行きます。動きや香りなどの特殊効果を備えた4DX®や、IMAXの劇場もあるので、臨場感を得たいときはこの映画館を選ぶんです。
豊洲へ行ったついでに、近くの月島でもんじゃを食べたり、築地へ行って海鮮料理を食べたりすることも多いですね」


―今年は夏が暑かった分、秋を心待ちにしていた人も多いはず。何を隠そう、大東さんもその一人。

「四季の中でも特に好きな季節なので、正直“秋待ち”みたいなところはありました。アウトドアグッズを常に準備しているくらい外遊びが大好きなので、この秋もキャンプは絶対にやりたいです。
キャンプとまではいかなくても、代々木公園や上野公園などでシートを敷いて、天気の良い日に木陰でゆっくりしたいですね。みんなで集まって昼間からビールを飲めたり弁当を広げたりできたら最高じゃないですか。
そういえば、東京って意外と自然が多いですよね。23区内にも魅力的な公園がたくさんあるので、いろんな公園を探索するのも楽しそうですね」


偉大な先輩方ばかりですが、上司役なので堂々とやっています(笑)

大東駿介さん2



―大東さんが演じる城田正樹は、若くして横浜臨海署の署長を務めるバリバリのキャリア。前シリーズにはいなかった新キャストだが、オファーが来たときはどんな気持ちだったのだろうか。

「素直にうれしかったです。(高橋)克典さんも(加藤)雅也さんも、僕が若い頃にすごくお世話になった方たちなので、またご一緒できると思うと楽しみで。あと名取(裕子)さんをはじめ、錚々たる先輩方の上司役ということにも驚きました。
でも不思議とプレッシャーはなくて。現場に入るときって、役柄に助けてもらうことが多いんですけど、今回もそうでしたね。みなさんの部下役だったらプレッシャーもあったと思うのですが、上司役なら何をしても僕の立場の方が上なわけですから(笑)。ある程度堂々とできる感じがありました」


―一方で署長という役柄に、ちょっとした不満があるそう。

「城田正樹は事件現場に行きたがらないという役どころなんですけど、個人的には現場の刑事を演じる方が好きなんです。なのでその点に関してはストレスと言いますか……。とはいえ、今回のように事務的な仕事をする役柄も、警察署員全員を自分でコントロールしている感じがして面白いんですけどね」


―取材中も笑顔でハキハキと語る大東さんは「明朗快活」という言葉がピッタリ。しかし、自身が演じる城田正樹の性格は真逆のようで……。

「いつも飄々としていて、何を考えているのかわからない存在ですね。あとどこかに闇を抱えていそうな、謎めいた感じの人間というか。物語が進むにつれて、徐々に人間性がわかってくると思うので、そこは見てのお楽しみということで!」


―1シーズン目から継続出演しているキャストが多い中、大東さんは今シーズンからの出演。物語に新たな風を吹き込むキャラクターを演じるにあたって、参考にしたことはあるのだろうか。

「特にありませんが、強いて言うなら他のキャストのみなさんが作りあげてきた、これまでの空気感ですね。
普段は人を参考にすることがあまりないんですけど、今回の場合は、自分の役があまりにもユルくてマイペースすぎるので、どこで強弱をつけるかということに関しては、台本や他のキャストのみなさんのお芝居を見ながら計算をしています。
先輩方からは特に何も言われていませんが、いつか『最初からいたみたいで、今回が初めての感じがしないね』と言ってもらえるくらい、現場や作品に溶け込むことが今の密かな目標なんです(笑)」


photo:Ryoko Ono text:Kei Osawa




PROFILE&INFOMATION

大東駿介

だいとう・しゅんすけ 1986年3月13日生まれ。大阪府出身。
2005年、オーディションを経てメンズファッション雑誌『FINEBOYS』の専属モデルとして活躍。同年、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で俳優デビュー。以降、映画から舞台まで数多くの作品で活躍。現在は映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』が公開中。来年2月には、ベルリン国際映画祭で観客賞とCICAEアートシネマ賞を受賞した『37 Seconds』の公開も控える。



『特命刑事 カクホの女 2』

『特命刑事 カクホの女 2』

2018年1月期に人気を博したドラマ『特命刑事 カクホの女』が、今クールめでたく2シーズン目に突入。名取裕子演じる北条百合子と、麻生祐未演じる三浦亜矢の凹凸コンビが復活し、警察組織に縛られることなく破天荒に暴れまわる。大東駿介は今シーズンからのレギュラーキャストとして出演。毎週金曜夜8時より、テレビ東京系にてオンエア。出演:名取裕子、麻生祐未、高橋克典 ほか。


©テレビ東京




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※本記事内の情報は2019年10月25日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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