東京から日帰り登山できるスポット6選

約770haの広さを誇る「明治の森 高尾国定公園」の中心的役割を果たす標高599mの「高尾山」。八王子市に位置し、都心からのアクセスも良く日帰りで山歩きが楽しめるとあって、年間250万人を超える登山者が訪れる人気のハイキングスポットです。

世界的観光ガイドブックで2007年に最高ランクの3つ星に輝いたことから、外国人登山客の姿も多数。登山者数は世界一を誇ります。

山頂への登山道や自然研究路がいくつか整備されており、体力に応じてハイキングが楽しめるのも魅力の一つ。山頂にある展望台からは丹沢山塊を見渡せ、天候の良い日にはくっきりとした富士山の姿を拝めます。

青梅市と日の出町にまたがる標高902mの「日の出山（ヒノデヤマ）」。登山初心者でも簡単に登れるコースが整備されています。

山頂付近の東側が開けているため、奥多摩の山々や関東平野を遠くまで一望することができます。晴れた日には都心のビル群や東京スカイツリー(R)まで見渡すことも。名前の通り、美しい日の出を拝めることで知られており、元日は初日の出を目当てにした多くの登山客でにぎわいます。

登山後は日帰り温泉施設「生涯青春の湯 つるつる温泉」で汗を流すのが定番となっています。

東京の奥多摩と青梅の間に位置する標高929mの「御岳山（ミタケサン）」。古くから霊峰として崇められてきた名峰です。

麓の「滝本」駅からケーブルカーで中腹の「御岳山」駅まで行くことができ、駅周辺に広がる御岳平からは都心まで見渡せる眺望を楽しめます。

4時間程度で周れるハイキングコースも整備されており、途中には第10代・崇神（スジン）天皇の時代に創建されたと伝えられる「武蔵御岳神社」、眺望がすばらしい「長尾平」、大小8つの滝の集まる「七代（ナナヨ）の滝」、鎖を掴んで這ってのぼる「天狗岩」、苔むした岩の間を清流が流れる「ロックガーデン」、落差10mの「綾広の滝」などの見どころが豊富にあります。

埼玉県秩父郡の長瀞（ナガトロ）町と皆野（ミナノ）町にまたがる標高497mの低山「宝登山（ホドサン）」。麓から山頂までは「宝登山ロープウェイ」が運行されており、誰でも気軽に山頂まで行くことができます。

山頂には日本武尊（ヤマトタケル）が神霊をお祀りしたとされる「寳登山神社」や、ニホンザルやホンシュウジカなどの動物たちと触れ合える「宝登山小動物公園」があります。

花の名所としても知られ、山頂に広がる「ロウバイ園」では数千本のロウバイが冬に美しい花を咲かせます。山頂駅前にある「宝登山 梅百花園」は、国内屈指の品種数を誇る梅園。早春になると数百本もの梅が山肌を紅白に染め上げます。

また、雲海を見られるスポットとしても有名で、早春と晩秋の見ごろの時期にはロープウエーの早朝運転が行われます。

埼玉県日高市のシンボルとして親しまれている標高305mの「日和田山（ヒワダサン）」。登山口から30分程度で登頂できるため、登山初心者や子どもの山登りデビューの場所としてもピッタリです。

ハイキングコースは途中、男坂と女坂に分かれており、よじ登るような岩場を登っていく男坂はわんぱくなキッズたちに大好評。山頂の手前に鎮座する「金刀比羅神社」からは、標高332mとは思えないほどのバツグンの眺望を楽しめます。

天気が良ければ富士山や西武ドーム、東京スカイツリーまでも望むことができるのでピクニック先としてもオススメ。お弁当やコーヒーを片手に思い思いの時間を過ごせます。

千葉県安房郡鋸南町と富津市の境にある「乾坤山（ケンコンザン）」。山肌や稜線がギザギザしたノコギリのように見えることから「鋸山（ノコギリヤマ）」の愛称で親しまれています。

山の大部分は「日本寺（ニホンジ）」というお寺の境内となっています。手軽に楽しみたい人は、山の北側、JR浜金谷駅から徒歩約8分の場所にある「鋸山ロープウェー」を利用して一気に山頂エリアへ。約30mもある「百尺観音」や、山頂付近の切り立った岩から突き出た「地獄のぞき」は必見のスポットです。山頂展望台からは壮大な東京湾を一望することもできます。