Lets ENJOY INTERVIEW vol.38



デートをするなら目黒で家具屋巡り、もしくは高円寺で古着散策が理想♥

市川美織さん



―8頭身で驚くほど小顔な市川さん。ファッションが趣味で、プライベートではもっぱら原宿に出かけるという。

「普段は竹下通りをぷらぷらした後に、ラフォーレ原宿でお気に入りのショップをチェックして、最後に裏原宿を回るのが定番コースです」


―その中でも特にお気に入りなのが、ラフォーレ原宿。

「休日はもちろん、お仕事帰りに立ち寄ったりもします。私はちょっと個性的で奇抜な1点ものを扱うお洋服やブランドが好きで、ラフォーレ原宿にはそういう服がけっこう売っていて昔から好きなんです。去年、『メリージェニー』という好きなブランドが入ったので、さらに通うようになりました」


―原宿は、思い出の場所でもある。

「小学生の頃、ゴールデンウィークに、両親と姉と4人で原宿に出かけたんです。みんな“初原宿”だったので、とりあえず竹下通りへ行ったのですが大混雑で、家族とはぐれないようにするだけでも大変でした(笑)。そのときにスカウトをされたんです!原宿は、この世界に入るきっかけになった“今の自分の原点”でもあります」


―そんな市川さんは、メンバーや友達とも出かけたいが、難しいようで…。

「私がものすごく優柔不断なので、いろいろ連れ回すのが申し訳なくて。あとご飯を食べるときも、相手が何の気分なのか深く考えちゃうので、疲れちゃうというのもあります。その点、一人だと自由に行動ができて、好きなものを好きなときに食べられるから楽ちんです。
カラオケも、みんながいると好きな曲を歌ったり練習したりできないですが、一人だと自由なのでオールをすることもありますよ。次の日は喉がガラガラで大変ですけど(笑)」


―またこの春、NMB48を卒業する市川さん。卒業後は恋愛も解禁になる。思い描く理想のデートとは?

「『IKEA』に二人で行って、家具や雑貨などを一緒に選びたいです。目黒にもアンティークの家具や雑貨を扱うお店がたくさんあるそうなので、行ってみたいですね。
あと、高円寺も。私好みのかわいい古着屋さんがたくさんあると聞いて、毎日インスタでチェックしていて、気になるお店がいっぱいあるんです。一緒に古着屋さん巡りをするのも素敵ですよね。ただそういった予定が全くないので、とりあえずどれも一人で行ってみようと思います(笑)」


作品を通じて、みなさんにとって希望の光となるようなものを見つけてほしい

市川美織さん



―現在公開中の映画『放課後戦記』は、放課後の学校を舞台に、少女達が殺し合いを繰り広げるというショッキングなストーリー。市川さんは、主演の門脇瀬名役を熱演している。

「最初に台本を読んだときは、ストーリーや(門脇)瀬名ちゃんのキャラクターについて解釈が出来ませんでした。でも役作りの参考にいただいた資料を読んでからは理解が深まっていって。
あと監督さんから、あまり深くは考えずに普段の市川さんのままで大丈夫とおっしゃっていただいたので楽になりました。劇中での瀬名ちゃんと同様、物語が進むにつれて私自身も一緒に成長をしているかのように表情が変化しているので、そういった部分も見てもらえると嬉しいです」


―現場では強く意識したことがあるそう。

「キャストはほぼ女の子だけだったので、基本的に賑やかなのですが、シリアスなシーンの前などは、人と喋らないようにしました。なるべくそのときの瀬名ちゃんと同じシチュエーションでいようなど、役を作り込まないと作品が成立しないと思ったので。撮影が進んで行くにつれて、どんどん役に入り込んで、ときには喋る気力もなくなってしまったくらい(苦笑)。
なので、撮影期間中はプライベートでも役を引きずっていましたし、アイドルの活動をしていてもどこか暗い感じになってしまって、その当時はファンのみなさんに心配をかけてしまいました(笑)」


―そんなストイックな撮影の日々を通じ、女優として得たものがあるという。

「演じる役を、感情から作っていくということの大変さと、そこから生まれるお芝居の楽しさを学びました。今までは自分のセリフをちゃんと完璧に言わなきゃというプレッシャーで精一杯だったのですが、今回、監督さんからは『セリフを自分の思った言い方に直してもらっていいし、とにかく自分の言葉で演じているといことを意識して』とおっしゃっていただいて。
それを意識しながら演じたことで、今までの自分とは違うお芝居をすることができたのだと思います」


―女優としてひと皮むけた今、本作を通じて伝えたいこととは?

「ストーリー自体はかなりショッキングなものですが、まずは一人の女の子が成長をしていく物語としてシンプルに見ていただきたいです。変に難しく考えてしまうと内容も入ってこなくなってしまうと思うので、門脇瀬名という普通の女の子が、いろいろな壁を乗り越えて成長をしていく過程を、作品を通じて追ってほしいです。
その中で、どこかに自分自身が今抱えている悩みや、生きるヒントみたいなものにつながるシーンやセリフがあるかもしれないので、そういう部分をそれぞれで見つけてもらえたらうれしいです」


―最後に、『放課後戦記』というタイトルにちなみ、放課後の思い出を聞いてみた。

「『穂先メンマ』が大好きで、よく食べていました(笑)。学生時代は音楽部で合唱をしていたのですが、お腹が空いていたので、みんなが集るまでの間に、音楽室で一人でぱくぱく食べていました。ちょっとシブいですが、私にとって『穂先メンマ』こそが放課後の思い出の味です(笑)」



photo:Megumi Uchiyama text:Kei Osawa




PROFILE&INFOMATION

市川美織(いちかわ・みおり)

1994年2月12日生まれ。埼玉県出身。
2010年AKB48第10期研究生オーディションに合格し、AKB48のメンバーとして活動をスタートする。現在は姉妹グループのNMB48チームNのメンバーとして活動中。また2014年からは、JA広島果実連より広島レモン大使に就任。2016年の第67回NHK紅白歌合戦では、番組内企画「AKB48夢の紅白選抜」で第10位に選出。2017年11月に久喜市より「久喜市くき親善大使」に任命。2018年1月に開催された「AKB48グループリクエストアワーセットリストベスト100 2018」で卒業発表。同年5月1日にNMB48を卒業予定。



映画『放課後戦記』

映画『放課後戦記』

校舎の屋上で目を覚ました門脇瀬名(市川美織)。陽も落ちた夕方、空はすでに漆黒に染まろうとしていた。そして目覚めた瀬名に待ち受けていたのは、あまりにも残酷な試練の幕開け。何のために、この不条理な戦いが仕掛けられたのか?生き残るための瀬名の「心の暴走」が始まる。シネ・リーブル池袋・シネ・リーブル梅田他、全国ロードショー 出演:市川美織 ほか 配給:アイエス・フィールド

© 2018 「放課後戦記」製作委員会





週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ

原宿竹下通り

日本国内はもとより、世界中から人が集まるカワイイ文化の発信地。ファッション・雑貨からスイーツまで、見ているだけでも楽しめる。


原宿竹下通り

最寄駅:原宿/明治神宮前〈原宿〉/北参道
⇒スポットの詳細はこちら



ラフォーレ原宿

原宿を代表するファッションビル。約140ものショップが軒を連ね、最先端のトレンドを発信し続ける。アートや音楽などのカルチャーイベントも開催。


ラフォーレ原宿

最寄駅:原宿/明治神宮前〈原宿〉/表参道
⇒スポットの詳細はこちら





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※本記事内の情報は2018年04月24日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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