Lets ENJOY INTERVIEW vol.35



「思い出は、映画館。観た作品や男の子のことは覚えていないのですが(苦笑)」

本田 翼さん



―モデルや女優として活躍する本田 翼さん。今号の特集エリアである新宿は、武蔵野市が地元の本田さんにとって、馴染み深い場所という。

「地元からすぐだったので、昔はよく行ってました。ルミネ、伊勢丹、タカシマヤ…、私にとって新宿はお買い物スポットですね。最近だと、南口にニュウマンができて、何でもそろう。あと『VR ZONE SHINJUKU』がオープンして、エンタメスポットも豊富ですよね。以前、本格的なスパイ体験ができる『inSPYre』に行ったら、すごくおもしろかったです!」


―新宿のほかにも、よく出かけるというのが、表参道。

「自分のお洋服や友達へのギフトを買いに行くのがメインですね。ただ新宿も表参道も、お店が新しくできたと思ったら知らないうちに無くなっていて、移り変わりが激しいから、最近は全然ついていけないです(笑)。あと日本初上陸のスイーツショップなども気になりますけど、だいたい行列ができているので、まだ行ったことがないんです」


―そんな本田さんにとって大好きな街が、吉祥寺。

「昔から『住みたい街ランキング』に吉祥寺がよく上位にあがっていますが、これは間違いないと思います。以前、住んだことのある私が断言します。めちゃくちゃ住み心地がよかったですから。お洋服や生活雑貨、オシャレなカフェや美味しいご飯屋さんまで、何でもそろっていますし、あと井の頭恩賜公園は緑が豊富で、四季を感じられるのも魅力だと思います」


―また、映画『今夜、ロマンス劇場で』で、「ロマンス劇場」という映画館が舞台となっているが、本田さんは吉祥寺で映画館にまつわる思い出があるのだとか。

「その吉祥寺の映画館は、すでに取り壊されてしまって無いのですが、中学生の頃によく行っていて。当時、気になっていた男子と初めてデートをしたのがその映画館でした。そのときに見た作品や男の子のことは、申し訳ないのですが、憶えていなくて…(苦笑)」


―マンガ好きとしても知られ、インドアなイメージのある本田さん。今春は屋外でやってみたいことがあるという。

「暖かくなったら、最近流行りのグランピングに挑戦したいです。そこでコーヒーでも飲みながら、本を読んだり音楽を聞いたりして、何も考えずにまったり過ごしたいですね」




美雪と健司の切ない純愛模様はもちろん、スター・俊藤のダンスも必見です(笑)!

本田 翼さん



―映画『今夜、ロマンス劇場で』で、本田さんは容姿端麗な映画会社社長の娘・成瀬塔子を演じている。役作りでとにかくこだわった部分があるという。

「社長令嬢という役柄だったので、お芝居では声のトーンを少し高めにしました。プライベートの自分にある、さばさばした部分は絶対に見せないように、カジュアル感はなくし、とにかく“女の子っぽさ”を意識しました。あと邪念も無くしたかな(笑)。塔子は本当に心がきれいで無垢な、根っからのお嬢様なので」


―塔子は、助監督として働く牧野健司(坂口健太郎)に恋心を抱く中、ある日、健司の美雪(綾瀬はるか)への思いを知ることになる。このときの塔子は、健司と美雪に対してどんな思いを抱いていたと思う?

「二人がうまくいっているのを目の当たりにして、正直、嫉妬の気持ちが少しあったと思います。でもそれ以上に、純粋に『二人を応援してあげたい』っていう真っすぐな気持ちもあって。すごいですよね。それこそが塔子の心の強さであり、魅力なのだなと思いました」


―そんな純真無垢で優しい性格の塔子を演じながら、本田さんは思うところがあったという。

「『塔子は本当にえらいなあ』って。もし私が、健司さんと美雪を間近で見ていたら、塔子のように二人を応援せず、諦めて放っておくと思います。健司さんのことが好きだから会いたいですが、でも嫌な思いもしたくないのでやっぱり離れるというか……。心の中でひっそりと応援すると思いますね。だから塔子は本当にえらいと思います」


―本作はモノクロ映画の時代を反映した、クラシカルな衣装も魅力。

「ワンピースに日傘っていう、現代劇ではなかなか着ることのできないクラシカルなデザインの衣装は、すごく新鮮で楽しかったです。特に、私が演じた塔子という役柄はピュアなお嬢様だったので、もしカジュアルな服装だったら、あんなにも丁寧な言葉使いは出てこなかったと思います(笑)。衣装の力にも助けられましたね」


―本田さんにはとても印象に残っているシーンがあるという。

「どれも大好きでしたが、特にお気に入りなのは、北村一輝さんが演じるスター・俊藤龍之介のダンスですね。キャラクターとしても大好き(笑)。あの役は北村さんならではといいますか、北村さんにしかできない役だと思います」


―最後に、本作の見どころを語ってもらった。

「美雪と健司の二人の純愛を中心に、切なさや感動、強さ、絆だけを描いた、良い意味でいろいろな要素が詰め込まれすぎていない、とても見やすい純愛映画だと思います。バレンタイン間近の今の時期にもピッタリの作品ですね。この作品を見た後は、恋をしたくなること間違いなしです。あとそうそう、北村さんのダンスも必見ですよ(笑)!」



photo:Mariko Tosa、stylist:Yuri Kasahara、hair&make up:Tomoe Nakayama(ThreePEACE)、text:Kei Osawa




PROFILE&INFOMATION

本田翼(ほんだ・つばさ)

1992年6月27日生まれ。東京都出身。
2006年にモデルとしてデビュー。そして2012年にはTBS系ドラマ『恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方』でテレビドラマ初のレギュラー出演を果たすと、映画『FASHION STORY -Model-』で映画初主演・初出演を果たすなど女優業を本格化させる。現在はドラマや映画、CMなどで幅広く活躍している。



映画『今夜、ロマンス劇場で』

映画『今夜、ロマンス劇場で』

映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館『ロマンス劇場』で一人の女性と出会う。彼女は健司が憧れていた映画の中のお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった!モノクロ映画の世界からカラフルな現実に飛び出した美雪は、色であふれる世界を体験していくが…、人に触れると消えてしまうという秘密をもっていた。お互いに好きなのに触れられない二人が出した答えとは…?2月10日(土)全国ロードショー。出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田 翼 ほか 配給:ワーナー・ブラザース映画

©2018映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会





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in SPY re

新宿歌舞伎町にある、日本初の超高難易度スパイダンジョン型アトラクション施設。カフェスペースではアルコール類も提供。


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最寄駅:西武新宿/新宿
※こちらの施設は閉館しました。





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