24時間食べまくって飲みまくる!駅チカのんべえ天国へ/上野産直飲食街
やってきました、「上野産直飲食街」。
市場のような、漁港のような、お祭りのような、ド派手な外観にワクワクしますね~。
店内に入ると、見ての通りの大衆的な雰囲気。仕切りもなく、4店舗が密集するように営業しています。
屋内でありながら開放的な屋台が並んでいる光景、こういう中で飲むのが妙に落ち着くって方も多いんじゃないでしょうか。肩肘張らず、気の合う友人と楽しい会話と美味しい料理が楽しめてしまうなんて、まさに一石二鳥!しかも24時間営業なので、時間を気にせず満喫したい女子にはピッタリですね。
フロア内のどのお店にいても、他店の料理をオーダーできる「出前」といううれしいシステムがあるんですが、それぞれのお店で人気料理とお酒を楽しみながらのハシゴ酒を楽しむことにしましょう!
新鮮な魚介類を食べ尽くす!牡蠣やカニを贅沢に堪能♪/魚○本店
まずやってきたのは、「魚○本店」。漁港っぽい雰囲気の活気ある店員さんのノリが非日常感を盛り上げます。
同店は、全国の魚場直送の新鮮魚介がウリの、魚料理専門店。 名物は数え上げればきりがないので、店員さんに今日のおすすめを伺ってみました。
秋から冬にかけてどんどん旨味を増してゆく牡蠣の入荷が始まったということで、これは味わわないわけにはいきません。
「生牡蠣」(4ヶ 1,600円)をお願いしま~す!
出たー!
どうですかこのぷりぷりと太った殻付きの牡蠣!4つ並べば、これぞ幸せの結晶!って感じ。
軽くレモンをたらして、
いただきま~す!
一息にほおばると、たちまち口から鼻へ吹き抜ける爽やかな海の香り。
噛めば噛むほどに広がる、クリーミーで濃厚な旨味。
い、いきなりすごすぎます・・・。
分厚いメニュー表は美味しそうなものの宝庫で非常~に悩むんですが、次に選んでみたのは、「カニグラタン」(999円)。
新鮮な素材をシンプルに調理したものもいいんですが、あえてちょっと手の込んだ料理でいただくというのも、また贅沢ですよね。
これがまた、そんじょそこらのカニグラタンとは次元が違う!
身、身、身が~!
とろとろのチーズとホワイトソースが絡まった、ほっくほくの身が、これでもかというくらい詰まっています。
嚙みしめれば、カニの旨味はもちろん、その心地良い歯ごたえも楽しめて・・・。
おっと、早くお酒を合わせないと! 店員さんおすすめの「桃川」(699円)をグラスで注文。
たっぷりとこぼしてくれます。
壮観壮観。
ちなみに店員さんにおすすめの理由を伺うと、ご出身である青森のお酒だから、とのこと。
「それ、ひいきじゃないですか~」なんて気軽な会話もまた、大衆的なお店の楽しみなんですよね。
住所:東京都台東区上野7-2-4 FUNDES上野1F
電話番号:03-5828-7066
定休日:なし
三元豚と東北のうまいものを一気に楽しめる!/東北むつ味
お次は東北料理の「東北むつ味」へ。
同店の名物は、岩手県「久慈ファーム」直送のブランド豚「佐助豚」料理。もちろん、東北直送の鮮魚や、各県のご当地グルメなんかも味わえます。
まずは一番人気だという「ロング棒ヒレカツ」を頂きたいんですが、これが誰もが驚くビッグサイズとのこと。
今日はハシゴ酒ということもあり、「ハーフ」(1,899円)をお願いすることに。
「え? ハーフでこれ!?」
っていうサイズ感!
あまりに巨大でカメラのピントが全体に合いません。
テンション上がる~!
ではさっそく・・・。
佐助豚、脂っこいしつこさはないんですが、噛むと心地良い弾力があり、そしてジュワッと旨味が染み出してくる絶品です。
こんなに美味しい豚があったんだ!
味付けに、ソースに加えてマヨネーズがかかっているのも珍しく、その若干のB級グルメ感が上品な豚肉の味わいと絶妙にマッチしています。
ドリンクは、東北各県のご当地サワーの中から、佐助豚と合わせて岩手県の「山葡萄サワー」(699円)を。
深い赤紫色が美しいこちらは、一般的なぶどうサワーとは全く違って、甘すぎず、しっかりと山葡萄の香りが主張してきて、すごく上等なサワーですよ、これは!
さて、これは何でしょう?
せっかくの東北料理のお店で普通のピザなんて頼んだの? って思ったでしょう。
実はこちら、まさかの「南部せんべいピッツァ」(399円)!
主に青森や岩手で、おやつとして、また「せんべい汁」などの食材としても食べられている「南部せんべい」をピザの土台にしてしまったという「むつ味」オリジナル。
どんな味かというと、これがもう、驚くほどにピザ!
適度にクリスピーかつ、ちゃ~んともちもちっとして、南部せんべいがこんなにピザ生地としてのポテンシャルを秘めていたなんて、ここで食べなければ一生知らないで終わってましたよ。
住所:東京都台東区上野7-2-4 FUNDES上野1F
電話番号:03-5828-7068
定休日:なし
インスタ映えも抜群!豊富な貝料理に舌鼓♪/バル!貝○
3軒目は「バル!貝○」店名の通り、「貝料理」の専門店。お酒好きに特に多い「貝好き」にはたまらないお店です。
これまた、「貝だけでこんなに!?」と驚くほどのメニューがあるんですが、今回は「貝だらけのカルパッチョ」(1,899円)をオーダー。
彩りもきれい~! インスタ映え間違いなしですね。
見てくださいよ!
この、お皿に宝石を散りばめたような美しさ!
左から、ホッキ貝、ホタテ、石垣貝&トリ貝、赤貝。
プリプリ、トロッ、クニュクニュッと食感を主張する、それぞれの貝。
身の甘みや爽やかな香りも鮮烈で、食欲と同時に心までもが満たされてゆくのがわかります。
オシャレにスパークリングを合わせちゃえ!
499円からとお手頃価格で揃っているグラスワイン。今回は、スペイン・バレンシア産のカヴァ「ベソ・レセルヴァ・ブリュット・ナチュレ」(649円)を。
さっきまで生牡蠣を肴に日本酒を飲んでいたとは思えない世界観。
この料理の幅広さもまた楽しいですね。
温かい貝料理も充実!
今回は、5種類あるアヒージョの中から、「帆立とイカゲソの激辛アヒージョ」(899円)に「バゲット」(199円)を添えてオーダー。
肉厚のホタテ!
バケットにつけるのが、アヒージョの醍醐味!
たっぷりの唐辛子とニンニクの香りが、満足しかけていた食欲の扉を再び開きます。
こんなの、最高に決まってます!
住所:東京都台東区上野7-2-4 FUNDES上野1F
電話番号:03-5828-7069
定休日:なし
分厚い!大きい!ボリューム満点の牛専門店/牛○本店
最後を締めくくるのは、牛料理専門店「牛○本店」!
名物もズバリ「大沼牛サーロインポンドステーキ」や「メンチカツ」などの超ガッツリ系!今回オーダーしたのは・・・
ドン!ひぇ~、なんですかこの見たこともない物体!
実はこれ、牛タンを茹でた「ゆでタン」(1,599円)。こんなに肉厚ででっかいタンってあるんですね。
こちらの「メンチカツ」(999円)は、北海道のブランド牛「大沼牛」をたっぷりと使った贅沢な一品。
写真だと一見、普通のメンチカツに見えますが、合わせて頼んだ「ホッピーセット 白」(499円)と比べてみると・・・
この大きさ!
牛タンもそうでしたが、メンチも見たこともない巨大さ!
こいつは食べ応えあるぞ~。
持ってみるとずっしり。
口に入れると繊維に沿ってホロホロと崩れてしまうほど柔らかく、それでいて旨味はしっかりとたくわえた、もはや官能的ですらある逸品。
コク深くまろやかな味わいをピリッと引き締めるワサビがまた絶妙です!
「メンチカツ」は、オリジナルのデミグラス風ソースをまとった、サクサクの衣。
その中には、ジューシーなブランド牛のミンチがたっぷりと詰まって・・・これ、あまりにも贅沢、かつお値打ちな一品ですね。
住所:東京都台東区上野7-2-4 FUNDES上野1F
電話番号:03-5828-7067
定休日:なし
まとめ
いや~食べた飲んだ!
思い返すと夢の中のような、あまりに幸せな時間でした。
どのお店にも特色があり、行ったり来たりも、出前も可能。
上野産直飲食街、「あれこれいろいろ食べてみたい!」「本当に美味しいものが食べたい!」というよくばりな女子たちが集まって女子会を開くには、やっぱり最高のお店なんじゃないでしょうか。
ごちそうさまでした!
※2017年11月21日の情報です。価格、内容は変更になる場合があります。
※価格は全て税込みです。
取材・執筆:パリッコ
DJ・トラックメイカー/漫画家・イラストレーター/酒場ライター。
酒カルチャー雑誌『酒場人』の監修をはじめ、さまざまなメディアで酒と酒場に関する記事を執筆中。
Web site:http://www.lbt-web.com/paricco/
Twitter:@paricco