Lets ENJOY INTERVIEW vol.32



「ずっと吉祥寺が気になっています。美味しい和食屋さんとかたくさんありそうじゃないですか(笑)」

要 潤さん



―個性派ながら、高い高感度と注目を集める要 潤さん。休日のおでかけは、食事とショッピングがメインだという。

「食事は渋谷近辺が多いです。最近は、刺身を中心に魚料理にハマっていて、和食屋さんによく行きますね。ショッピングは青山界隈が定番で、ブランドは『バルマン』が好きです。東京は都会と自然のバランスがいい街だと思いますが、もっぱら都会的なエリアに出かけています」


―基本的に、家族や友達と一緒だそうだが、一人を楽しむ“ソロ活”は……

「ラーメン屋さんであればギリギリ一人でも入れますが、焼肉屋さんやカラオケはちょっとハードルが高いですね(苦笑)。自分で言うのもなんですが、ものすごい寂しがりやで、例えいい感じの飲み屋さんを見つけたとしても、お店に入るには誰かが一緒じゃないとほぼ無理です。この性格は絶対に損なので、克服したいです(笑)」


―そんな寂しがりやの要さんは、気になるエリアがある。ここならソロ活ができそう!?

「吉祥寺がすごく気になりますね。お仕事以外で行ったことがないので、じっくりと散策をしてみたいです。『住みたい街ランキング』で常に人気なのも、魅力的な場所が多いからだと思いますし。それこそ美味しい魚料理が食べられるお店もたくさんありそう。一人ではなく(笑)、例えばデートで吉祥寺にドライブして、ステキな和食屋さんに寄りたいですね」


―そして一番のお気に入りは、

「やっぱり東京タワー。故郷の香川県から高校を卒業してすぐに東京に出てきたのですが、当時は何かあれば東京タワーを見に行っていました。眺めながら、『ここ(東京)で頑張るんだ』って自分に言い聞かせたりして。あそこに行くと昔の気持ちを思い出すというか、初心に戻れるんですよね」


―また今号の特集エリアである神田や神保町についても聞いてみると、

「ロケでよく行きます。下町風情と独特のゆったりとした雰囲気が落ち着きますよね。古本屋さんや洋食屋さんなど昔ながらのお店と、あと香川出身なので、美味しいうどん屋さんが多いのも、好きな理由の一つかな(笑)」


―ではこの秋、行ってみたい場所は?

「外出が気持ちいい季節なので、今年こそ山登りをしたい。紅葉が綺麗な高尾山に行ってみたいです。普段は東京の都会的な部分にしか触れていないので、自然に思い切り触れたいですね」




「この番組が、昔の名画に興味をもつきっかけになってくれればうれしいですね」

要 潤さん



―要さんがMCを務める『要博士の異常な映画愛』は、歴史に残る名画の1シーンに、セリフや音楽で新たにアレンジを加え、名画に新たな魅力を与えるバラエティー。初収録直後に率直な感想を聞いた。

「めちゃくちゃ面白くて、収録中はずっと笑っていました(笑)。初めての番組なので最初はどうなるかと思っていたのですが、ゲストの方の絶妙な盛り上げなどもあって、始まった瞬間から面白くてあっという間でした」


―アレンジを加えるのは、芸人や劇作家、落語家、放送作家からなる、およそ100人のお笑いのプロたち。お笑い好きの要さん自身、アレンジが見たい人はいるのだろうか。

「そりゃたくさんいますよ。ただその中でも、シソンヌのじろうさんの作品とか見てみたいですね。名画の良さみたいな部分をちゃんと守りつつ、その中で最大限の笑いを提供してくれそうな気がします」


―また番組の中では、別の見どころがあるとか!?

「『サロンのお客さん』という設定で毎週、スタジオゲストとして芸人さんに来ていただくのですが、番組の流れによっては、その芸人さんが即興で繰り出す渾身のアテレコが聞けるかもしれないので、そのギリギリな空気感も、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。芸人さんにとったらドキドキものですけど(笑)」


―老若男女、誰もが楽しめる番組であるという要さん。

「1950年代の映画など、おそらくDVDにもなっていないくらい古い作品が出てくるので、年配の方が見たら懐かしく、若い人が見たらすごく新鮮に感じると思います。モノクロ映画独特の映像美や当時ならではのセリフ回しなどは、僕を含め、特に映画に興味のある人にとってはすごい刺激になると思いますし。元ネタとなっている名作の存在を、この番組を通して知ってもらい、興味をもってもらえたらうれしいですね。そして名作にポップで面白おかしいセリフをつけたものを見ることで、より親近感をもって作品に触れられると思います」


―そんな映画好きの要さんはこれまで多くの作品を見てきたが、その中でも最も影響を受けたのが、是枝裕和監督の作品なのだという。

「実はこの世界に入ったのも、是枝監督の作品が好きだったというのがきっかけなんです。どんな役でもいいので、このお仕事をさせていただいているうちにいつかは出たいですね。作品全体に流れる温度感や、ナチュラルな演出がすごく好きなんです。監督の作品は全部好きですが、中でも最初に見た『ワンダフルライフ』が最も印象に残っています」


―最後に、番組のタイトルにちなみ、要さんにとって最近の「異常な○○愛」を聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「実は最近砂肝にハマっていまして……(笑)。きっかけとか特になく、本当に急になんですが、今さらながらあの歯ごたえがタマらないんです。もう永遠に食べられそうな勢いです。それこそ渋谷界隈の焼肉屋さんに行ったり、あと下処理が面倒なのですが、急に食べたくなったら家でも自分でさばいて食べています」



photo:Megumi Uchiyama、text:Kei Osawa
衣装協力:alice e laboratory.Company Limited(alice auaa HEAD SHOP 06-6147-6699)




PROFILE&INFOMATION

要 潤(かなめ・じゅん)

1981年2月21日生まれ。香川県出身。
2001年『仮面ライダーアギト』の氷川誠(仮面ライダーG3)役でデビュー。その後、俳優としてドラマや映画、CMなど多くのフィールドで活躍。また出身地である香川県をPRするキャンペーンで、架空の県名「うどん県」の副知事として広報活動をしている。



テレビ『要博士の異常な映画愛』

テレビ『要博士の異常な映画愛』

『雨に唄えば』『シェーン』など、誰もが知っている昔の名画のワンシーンに、新たなセリフや音楽を当て、オリジナル動画を製作。面白くするもよし、感動作にするもよし、恋愛や時事ネタを混ぜるもよし、名画に新たな命を吹き込む新感覚映像バラエティー。テレビ東京系列で、毎週月曜24時12分~。出演:要 潤、田中えみ、小松春佳、ほかゲスト




週末に出かけたい!おすすめ「おでかけスポット」はコチラ

東京タワー

昭和33年に完成以来、東京のシンボルとして佇む。「現在」の東京を360度の大パノラマで一望でき、ショッピングやイベントも楽しめる。


東京タワー

最寄駅:赤羽橋/御成門/神谷町/大門/浜松町
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高尾山

都心から電車で僅か45分の場所に、都会の喧騒から離れたすばらしい自然に恵まれたスポット。四季おりおりの景色を堪能できるのは勿論、登山の名所としても親しまれる。


高尾山

最寄駅:高尾山口
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※本記事内の情報は2017年10月23日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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