日本酒の聖地・池袋で日本酒飲み放題を体験!
今回訪れたのは池袋にある「KURAND SAKE MARKET 池袋西口店」。池袋は日本酒のお店がとても多く、最近日本酒イベントも開催され、日本酒好きからの注目を集めている街なのです。
店舗があるのは池袋駅西口から徒歩3分ほどのビルの4F。さっそく中に入ってみることに・・・。
エレベーターが開くと、目の前にいきなり日本酒が飾られたレジカウンターがお目見え。
お店のシステムは時間無制限、3,240円で日本酒が飲み放題。1時間以内に退店すると1,000円キャッシュバックしてくれて、飲み放題ではない場合も1杯500円で杯売りをしています。さくっと飲みたい時にもぴったりですね。
お会計は前払い制ということで、さっそくレジで飲み放題料金を支払うことに!
支払い後はレジ横にあるおちょこコーナーから、一人ひとつ好きなおちょこを選ぶとのこと。おちょこも種類がそろっていて、これはテンションが上がりますね!
ひとつ選んだら、さっそく店内へ!以前は立ち飲みシステムでしたが、「お客さんにゆっくり飲み比べをしてほしい」という思いから、2016年の9月からイスを導入。
好きな席を選んだら、さっそくお楽しみの日本酒選びがスタート!
選べる日本酒はなんと100種類!
店内の冷蔵庫には100種類の日本酒がずらり!
日本酒のボトルにはそれぞれ番号がついており・・・。
それに対応するリストが作られています。
甘口、辛口、フルーティー、肉に合うなどの日本酒の情報が書かれていて、これを見れば初心者でも好みの日本酒が選びやすくなっているのです。素晴らしい!
さらに番号の下に貼ってあるシールはタイプ別で色分けがされており、味と香りの濃淡がグラフにされたこちらの表と対応させて見るとわかりやすい。
リストを見ながら飲みたいお酒が決まったら、冷蔵庫からボトルを出して自分でおちょこに入れるシステム。数ある中からどれにしようと迷うのがまた楽しい!
おちょこに注ぐ量は自分のさじ加減で決められるので、自分好みを探したり、いろいろな味を楽しみたい人は、少量ずつ飲み比べるのがおすすめ。気に入った味を見つけたら、リピートするのもいいですね。
店内には熱燗コーナーもあり!
熱燗におすすめの日本酒も置いてあるので、自分好みの熱さにしてからいただくことができます。
お酒のお供は持ち込み自由!
気になる料理ですが、同店はなんと料理やおつまみの持ち込みが自由!日本酒に合う料理は和食だけでなくさまざまあるので、「お酒を主役にしつつ合うものをお客さん自身に見つけてほしい」という思いから、このようなシステムになったといいます。
店内には自由に使える食器類や調味料も用意。
電子レンジを使って自由に温めることもできます。
お客さんは池袋駅のデパ地下や近くのコンビニなどで購入してくる人が多いとのこと。しかも途中で買い出しに出かけるのもOK!
ゆっくり飲み比べてほしいから時間無制限にしたとのことですがが、このシステムなら永遠に居座ってしまいそうでこわい・・・。過去には開店から閉店まで日本酒を楽しんだお客さんもおり、30種類ほど飲んで帰られたそうです。
ちなみに、同店でも簡単なおつまみメニューを提供しています。常時15種類ほど用意しており、なかなかの好評なんだとか。
「ホタルイカの沖漬け」(200円)など、日本酒と相性抜群のおつまみもあります!また、WEB予約をしたお客さんにはおつまみをプレゼントするサービスも行っていますよ。
レジ横では20種類ほどの缶詰も販売しており、こちらもキャッシュオンで購入することが可能。
缶詰をつつきながらの日本酒、風情がありますね♪
置いてある日本酒の種類とは?
同店のコンセプトは、“東京で出回っていない日本酒を広めること”。
日本酒というと、飲みやすくて女性人気の高い「獺祭」や「十四代」など、有名なものばかりが注目されがち。しかしこちらではそのようなメジャーブランドは取り扱わず、全国の地域密着型の蔵元40~50社から、日本酒を仕入れています。
提携している蔵元は全国各地にあり、生産者の人を大切に思う気持ちを大切にしたいと、店内にはこのようなコーナーも!
蔵元の方の顔が見えると安心しますね。
こちらでは独自の仕入れルートから他店ではお目にかかれないものも多く、また提携している蔵元と一緒に作ったオリジナルの日本酒も常時30種類ほど楽しむことができます。
例えば、こちらはKURAND SAKE MARKETと蔵元がコラボして作ったオリジナルの日本酒。
写真右から、辛口だけどフルーティーな山形の「梧桐」、料理に合う新潟の「ながおかのほし」、酸味と甘みが融合した徳島の「三芳菊ワールド」。同店のバイヤーが元杜氏だからこそ実現した、ここだけの日本酒です。
また熱燗向きでは、チョコレートに合う珍しいオリジナル日本酒も!
「I love choco」という銘柄で、ふんわり香ばしいのが特徴。チョコと一緒に食べると、ウイスキーボンボンを思い起こさせるような味です。
また日本酒初心者も飲みやすいようにと、池袋西口店限定でフルーツジュースを凍らせた「フルーツ氷」のサービスを実施!
今回はグレープフルーツの氷を、低アルコールで初心者におすすめだというオリジナル日本酒「Te-hajime(てはじめ)」に入れてみましたが、これが本当に飲みやすくておいしい。ジュース感覚で何杯でも飲めてしまいそうで、あっという間に酔いそう・・・。
でも、同店では「いい酔い方」をするためのルールがあるのでご安心を。
時間無制限の飲み放題とのことで、酔っ払ってマナー違反が出ないために、1時間に1回の「お水で乾杯タイム」を導入。スタッフの合図とともにお水で乾杯する時間を設け、酔いすぎ防止に努めていますよ。
まとめ
日本酒の飲み放題って、銘柄に詳しいツウじゃないと行きづらい?って思っていたけど、むしろ逆!
初心者こそ、表を使って好みを探せる同店の飲み放題で、お気に入りを見つけてみるのがおすすめです♡
また月に1、2回、蔵元主催や料理をメインにしたイベントを開催しているので、こちらに参加して新しい日本酒の魅力に出合うのもいいですね。
電話番号:03-6921-6686
営業時間:平日 17:00~23:00、土日 12:00~16:00、17:00~23:00
定休日:年中無休
最寄駅:池袋
取材・文 酒井明子
※2017年5月8日の情報です。価格やメニュー内容は変更になる場合があります。
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