飲んで食べて、手打ちうどんで〆ても3,000円前後!某世界的グルメガイドにも掲載の名店「手打うどん長谷川」
これまでに日本全国の美味しいお店を食べ歩き、名だたる食通の芸能人からも一目置かれる超人気ブロガーの「うどんが主食」さん。
そんなうどんが主食さんが、以前より親交のあるエレキコミック・やついいちろうさんを、知る人ぞ知る美味しいお店に案内するこの企画。
第一回目となる今回は、東京・練馬区の大泉学園にある「手打うどん 長谷川」さんをご紹介。
レッツエンジョイ東京で好評連載中のやついさんの銭湯連載で取材した「豊島園 庭の湯」の帰りにも立ち寄れるおすすめのお店を、うどんが主食さんにこっそり教えてもらいました。
美味しいおつまみとお酒のほか、〆にはうどんが主食さんも唸る絶品の手打ちうどんまで食べられて、3,000円前後で済んでしまうという、コスパも最高な「手打うどん 長谷川」を、お二人であますところなくレポートしていただきます!
▲銭湯取材帰りのやついさんを連れて、うどんが主食さん(顔出しNG)と一緒にうどん屋呑み!
やつい:さあ、やってきました! こちらが今回ご紹介いただく「手打うどん 長谷川」さんですね。
うどん:今日は初回ということなので、手打ちうどんのお店をご紹介したいと思います。僕の名前が“うどんが主食”というだけあるので、最初はやっぱりうどんのお店がいいかなあと。
やつい:確かに、初回からいきなりイタリアンとか言われても、ピンとこないかもしれないですね。
うどん:こちらの長谷川さんは、手打ちうどんの味もさることながら、夜には店主厳選の日本酒と本格的なおつまみも楽しめる、うどん酒場でもあるんですよ。
やつい:僕は今日取材で銭湯入ってきて、そのままお酒飲めるとか最高かよ!って気分なんで、早く入って一杯やりましょう!
▲店内はカウンター席のほか、テーブル席が4つ。ほどよくこじんまりとした空間は居心地抜群!
やつい:うどんさんはここのお店は、どうやって知ったんですか?
うどん:僕はもともとここの店主・長谷川さんの師匠のお店、「エン座」といううどん屋さんに毎日のように通ってたんです。その師匠の店が7~8年前に移転して、長谷川さんがその場所で独立してから、彼のお店にはちょくちょく通うようになりました。
やつい:じゃあ、もう結構長いんですね。
うどん:3年ほど前にさらに今の場所に移転して以来、世界的な某グルメガイドブックにも紹介されたり、今や都内でも屈指の名店です。もう師匠の味を完全に超えてますね。
やつい:またそんなこと言っちゃって、さすが歯に衣着せない物言いですねえ。ご主人、困ってるじゃないですか(苦笑)。
うどん:僕、レビュー書くのもそうですけど、思ったことはハッキリ言っちゃうんですよ(笑)。ウマイものはウマイ、マズイものはマズイって。
やつい:それをハッキリ言える人が他にあまりいないから、うどんさんは人気なんでしょうけどね。
お酒のアテの充実ぶりは、うどん屋とは思えないレベル!
▲この日のおつまみのメニュー。常時20種前後、どれもお酒のアテにぴったりなものばかり。
やつい:一品料理のメニュー、めっちゃたくさんありますね! うどん屋さんとは思えない。
うどん:うどん以外のメニューは奥さんが担当されてます。すごい料理上手なんですよ。一品一品ちゃんと丁寧に作られていて、手をかけすぎなんじゃないかって、逆にこっちが心配になるくらい(笑)。
やつい:値段も安いっすね! 下は310円から、一番高くても730円って、お得すぎでしょ!
うどん:しかも、お願いすれば一品一品の量を半分にしてくれて、いろんなものを食べられたりして、とても良心的なんですよ。
やつい:どんだけ良心的なんですか! 某世界的グルメガイドに掲載されるのも納得ですね!
▲料理とお酒を前に乾杯! ちなみに、うどんが主食さんは表情が見えませんが、超笑顔です。
▲日本酒は入れ替わりも多く、メニューにない銘柄もあるので聞いてみるのがおすすめ。各1合720円。
▲神奈川のほか、大阪の「秋鹿」、この日は愛知・長珍酒造のお酒「阿波山田65」も。
▲地元で米作りからこだわる神奈川県の酒蔵・泉橋酒造の「いずみ橘」。
うどん:お酒は、定期的に入れ替わるおすすめのものを含めて、ご主人の目利きで大体15種類ぐらいの日本酒が置いてあります。
やつい:日本酒ヤバいですね! 今日ここに来るまで、ラジオの番組でお酒の話を聞いてたので、飲みたくてたまらなかったんですよ。
うどん:ご主人の地元・神奈川のお酒が充実してますが、彼もうどん屋始めるまでは、地元にこんなに美味しいお酒があるって知らなかったそうですよ。
やつい:僕も、日本酒好きで、いつも飲んでるんですけど、神奈川に酒蔵があるっていうのは初めて聞きました。
うどん:じゃあ、一杯目は「いずみ橘」の“秋とんぼ”にしましょうか。これは、神奈川の泉橋酒造のお酒ですね。
やつい:あ、ウマイ!! スッキリしてるけど、甘みもあって、一杯目に最高ですね!
うどん:やついさん、一気にテンション上がりましたね(笑)。でも、確かにこれはウマイ!
▲この日のお通し、練馬産の瓜の浅漬け。いい塩梅の漬かり具合で箸が止まらなくなりそう。
▲「たこと赤かぶのなます」(630円)。地元産の赤かぶとタコの食感が絶妙!
▲「ベーコンと大根 もろみ塩こうじ煮」(630円)。口に広がるやさしい甘みでほっこり。
▲顔出しNGなのが本当に残念なぐらい、めっちゃいい顔してます。
▲「新さんま やわらか煮」(630円)。身がほろりと崩れて、骨まで食べられる柔らかさ。
▲「クリームチーズ かえし漬け」(420円)。うどんの“かえし”に漬けた逸品。
▲「なにこれ、めっちゃくちゃウマイ!!」と、やついさん、クリームチーズに大興奮!
▲「焼豚皿(大)」(730円)。自家製の焼豚がこの量でこの安さ! お酒のアテにも◎。
やつい:これ、見てるだけで、絶対美味しいやつですよ!
うどん:どの料理も、お酒がグイグイ進んじゃいそう(笑)。
やつい:クリームチーズのやつ、めちゃくちゃウマイ!! これコンビニで売ったらサラリーマンの人とか、酒のつまみにめっちゃ買いますよ(笑)
うどん:クリームチーズは定番人気のメニューらしいですが、料理は季節や旬に合わせて変わるので、来るたびにいろんな味が楽しめるのもうれしいですよね。
やつい:フラッと来て、美味しい日本酒とつまみで軽く一杯、最後の〆に手打ちうどん…ってもう考えただけでも最高ですね!
うどん:しかも、おつまみ数品に日本酒1~2合、うどんを食べても3,000円ぐらいあれば十分なので、コスパも最高。
やつい:完璧すぎでしょ!!
しこたま食べて飲んだら、いよいよ自慢の手打ちうどんで〆に!
▲うどんは武蔵野系から讃岐系まで、15種前後の中から選べます。
うどん:じゃあ、結構飲んだところで、そろそろ〆のうどんにいきますか。
やつい:待ってました!
うどん:こちらのおすすめは“武蔵野うどん”です。
やつい:武蔵野うどん?
うどん:この練馬エリアを含む武蔵野台地は昔から小麦の生産地で、うどんをよく食べる地域なんですけど、肉や野菜などを入れたつけ汁で食べるのが、いわゆる武蔵野うどんと言われています。
やつい:じゃあ、僕はこちらのお店は初めてなので、その武蔵野うどんをいただきます!
▲「糧うどん」(780円)。豚肉や小松菜、ねぎなどが入った汁につけて食べる“武蔵野うどん”。
▲「きざみうどん」(730円)。かけつゆを吸ったお揚げと刻みねぎたっぷりのうどん。
▲〆のうどんが出そろったところで、いただきます!
やつい:なんすか、これ! うどんの中に1本、メッシュ入ってるじゃないっすか(笑) めっちゃオシャレ! かっこいい~!
うどん:これは麺に紫イモが練りこまれてるんです。武蔵野うどんはかつてハレの日に食べたそうで、それをイメージしてるんです。
やつい:確かに、なんかおめでたい感じがしますね! ちなみに、うどんさんは何を頼んだんですか?
うどん:僕は「きざみうどん」。お揚げとねぎが入ったやさしい味で、飲んだあとの〆にもおすすめです。
やつい:ツユを吸ったお揚げがジューシーで、それもウマそうですね~。
うどん:他にも、つまみにもあった焼豚がたっぷりのった「焼豚うどん」とか、紀州の梅肉やとろろ昆布などをトッピングした「梅昆布うどん」なんかもウマイですよ。
▲うどんをすする姿も様になってます。
▲もっちりした中にコシのあるうどんに、やついさんも思わずにんまり。
やつい:このうどんが、めちゃくちゃ美味しいですね! 僕、手打ちうどんというと、コシといいつつ固いだけの麺をイメージしがちなんですけど、これはコシの中に柔らかさもあってウマイ!
うどん:なめらかで、歯触り、のど越しがよくて、麺のコシの中にも伸びがあるというのが、僕の美味しいうどんの定義なんですが、ここのうどんは全部それを満たしてますね。
やつい:みずみずしくて、ツルツルでモチモチ! ほどよい弾力で噛むごとに小麦の味がしますね。
うどん:一般的な武蔵野うどんは、麺がガシガシと固いものが多いんですが、ここの麺はツルッとなめらかで、飲んだあとの〆にも食べやすいんですよ。
▲うどんの麺にポツポツと見えるのが、小麦の胚芽「ふすま」。
やつい:よく見ると、麺の中に茶色い粒々のものが入ってるんですが、これなんですかね?
うどん:それは「ふすま」といって本来、小麦を製粉する時に取り除かれてしまう胚芽の部分。ここにミネラルとかの栄養分がたっぷり含まれてるんです。
やつい:へ~、じゃあこのうどんには、そのふすまが残ってるんですね。
うどん:小麦粉は香川産の他に、埼玉の新座にある契約農家から収穫した製粉前のものを仕入れてるので、それができるんですね。
やつい:美味しい上に栄養もたっぷりって最高じゃないですか!
▲店主の長谷川匡俊さんと3人で記念写真。やついさん、結構いい感じに酔っぱらってます。
やつい:ところで、うどんさんは好きが高じてオリジナルのうどんまで販売されてますけど、なんでそんなにうどんが好きなんですか?
うどん:僕はもともと徳島の出身で、昔から庶民の味のうどんかラーメンが好きで。でも、東京に来てみたら、なかなか美味しいうどんが食べられるお店がなかったんです。
やつい:今でこそ美味しいお店は増えましたけど、確かに昔はあまりなかったかもしれないですね。
うどん:美味しいお店をいつも探してたんですけど、某サイトで評判のお店が実はたいしたことなかったり、自分が美味しいと思ったお店の評価が低かったり。それがおかしいと思って、自分で食べ歩いたお店の話をブログや某サイトで書くようになったのが「うどんが主食」としての始まりですね。
やつい:すごいですね、正義感じゃないですか。
うどん:まぁ今、美化して言うとそうなりますね(笑)
やつい:それが今や、テレビで冠番組まで持っちゃうほどの人気ブロガーにまでなっちゃうんですから、すごいですよね。次回もまた美味しいお店をお願いします! ごちそうさまでした!
手打うどん 長谷川
住所:東京都練馬区東大泉4-3-18-102
TEL:03-3922-2626
営業時間:11:30~14:30、18:00~20:30(LO 20:00)
定休日:月曜・第1火曜(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:大泉学園
撮影:菊池さとる
※2016年11月27日時点の情報です。
※価格はすべて税込です。

「手打うどん長谷川」の前に寄りたい!やついさんおすすめ銭湯はコチラ
『バーデと天然温泉 豊島園 庭の湯』
住所:東京都練馬区向山3-25-1
⇒やついさんの連載記事を読む
やついいちろう
お笑いコンビ「エレキコミック」のボケ担当。無類の銭湯、温泉、サウナ好きで、都内で訪れた銭湯は100以上。
12月28日(水)には、エレキコミックと片桐仁によるお笑いユニット「エレ片」が両国国技館でスペシャルイベントを開催!
「エレ片IN両国国技館」HPはこちら⇒http://elekata.info/
<Twitter>⇒https://twitter.com/Yatsuiichiro
うどんが主食
某グルメ口コミサイトのトップレビュアーの一人。大好きなうどんに限らず、和食からラーメン、中華、イタリアン、フレンチまで、日本全国を食べ歩く。食通芸能人にも一目置かれる、注目のブロガー。
<Twitter>⇒https://twitter.com/alwaysudon
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