【vol.11】夏目漱石も食べた!パワスポ空間でいただく老舗団子店の魅力に迫る
どうも、Mr.都市伝説 関 暁夫です。
今回は、江戸時代から続く日暮里の老舗『羽二重団子』本店にやってきました。
夏目漱石や正岡子規ら、名だたる文豪にも愛された羽二重団子ですが、実は知る人ぞ知るパワースポットだという都市伝説をキャッチ。
さっそくこの老舗団子店の、魅力とパワーの秘密に迫ってまいりましょう!
創業文政二年。江戸の風味と面影を受け継ぐ『羽二重団子』とは?
羽二重団子の創業は文政2年(1819年)。日暮里・芋坂の『藤の木茶屋』としてスタート以来、200年近くこの地で愛されている老舗です。
お店の内外には、当時を彷彿とさせる看板や道具が展示され、歴史の重みを感じます。
▲時代劇に出てくるような趣きの創業時代の「藤の木茶屋」。江戸時代から街道往来の癒しスポットだったことでしょう。
▲お店の脇の道が「芋坂」。粋で風雅な住宅地として、当時競って別荘が建てられていた憧れの土地柄だったのだとか。
▲江戸明治期の名店番付にも『芋坂・羽二重団子』の記載が!お店でチェックしてみて。
▲店内には当時のお金や食器などの道具類も多数展示。震災からの被害も奇跡的に少なかったとのこと。
『吾輩は猫である』にも登場!夏目漱石も食べた団子を実食!
羽二重団子は、夏目漱石の『吾輩は猫である』ほか、数々の文学作品に登場するなど、名だたる文豪たちにも愛されてきたことでも有名です。
▲夏目漱石さんと言えば、かつての千円紙幣の顔として、ミスターの都市伝説にも出てくるゆかりの人物。これも何かのご縁でしょうか・・・?
キメ細やかで独特のシコシコとした歯ざわりが特長の羽二重団子。夏目漱石や正岡子規、司馬遼太郎らも好んで食していた味が、今も受け継がれているというと、無意識に味に深みを感じます。
▲お団子セットは540円。国産米を使った、あんと焼きの団子が1本ずつと、煎茶が急須で提供されます。ミスターは撮影中に6本も食べていました(笑)
▲店内には、羽二重団子が登場した文学作品の展示コーナーのほか、作家の田山花袋氏が同店に寄贈したという書なども飾られています。
老舗団子店の庭がパワースポット!?そのパワーの源とは?
広々とした中庭が広がり、とても心地がいい空間の店内。なんとこの庭、実はパワースポットということで、巷で話題になっている場所。さっそく庭に出てチェックしてまいりましょう。
▲お店の中とは思えない、広々とした中庭。池には立派な鯉が泳いでいます。癒されますね~♪
庭の階段を上っていくと、上に地付稲荷を発見!実はこのお稲荷さんが、お店の正面にある隻人(はやと)稲荷神社と向き合って鎮座されていることが、パワースポットとされている所以なのだとか。
お互いのお稲荷さんが共鳴しあって、パワーが倍増しているのでしょうか。
▲うっそうした緑の中にお社を発見!階段で上まで登れるようになっています。
▲古くから羽二重団子を見守っている地付稲荷に、ミスターもしっかりお参りさせていただきました。
▲代表の澤野さんにお話を伺いながらお庭でお団子をいただくミスター。緑の中で食べるお団子もまた格別なのです♪
文豪に想いをはせながらいただくお団子でパワーチャージ!
和室に戻って、日本酒とお団子がセットになった「岡倉天心 陶然セット」をいただきました。団子屋で日本酒が楽しめる、というのがとても珍しく、辛党の方にとても人気があるのだとか。
▲「岡倉天心 陶然セット」は焼き団子2本と冷酒グラスで918円。秋の夜長にぴったりのメニューです!
文豪たちも、この冷酒と甘くない焼き団子という粋な組み合わせに引かれて、足しげく通っていたのかもしれませんね。
江戸の代から続く老舗でいただく名物団子。
芸術の秋、読書の秋、食欲の秋・・・受け継がれていく長い歴史に想いをはせながら、秋を堪能するのにぴったりです。
名だたる文豪たちの愛した味をパワースポット空間でいただけば、クリエイティブな脳も刺激されることでしょう。
信じるか信じないかはあなた次第です!
P.S.(おまけ1)店内に設置されていた俳句ポストを発見したミスター、なにやら真剣に書いています。お店の雰囲気とあいまって、文豪っぽいです(笑)。
P.S.(おまけ2)何を書いているのかと思いきや、ミスターの最新刊「都市伝説6」の宣伝(笑)。さすが、ベストセラーの著者ですね!
■今回訪れたスポットはコチラ
住所:東京都 荒川区 東日暮里5-54-3
電話:03-3891-2924
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Mr.都市伝説
関 暁夫(せきあきお)
プロフィール
豊富な知識と独自の見解、力強い語り口でおなじみの都市伝説テラー。TV東京『やりすぎ都市伝説』でのレギュラー出演ほか、累計250万部発行の『Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説』シリーズ(竹書房)など、自身の著書も多数。
よしもとクリエイティブエージェンシー所属。東京都杉並区出身。
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撮影/中河原理英(still)、Special Thanks/吉田良晴
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