【日暮里/羽二重団子】文豪達も舌鼓!弾力と歯ごたえが自慢のお団子

羽二重団子

▲平たい形が珍しい羽二重団子のお団子。左が焼団子、右が餡団子。

文政二(1819)年、初代店主が開いた茶屋が発祥の『羽二重団子 本店』。茶屋で提供していた団子のきめ細かな食感が、最高級の和服の裏地にも使われる絹織物「羽二重のよう」と賞されたのが店名の由来とされます。

その自慢の団子は、庄内産のうるち米を使い、光沢や粘り、シコシコとした歯ごたえが特徴で、かつては夏目漱石や正岡子規など日本を代表する文豪たちもその味を楽しんだというから、その歴史や格式の高さがうかがい知れます。

二枚看板は、団子をこしあんで包んだ「餡団子」(270円)と、甕に入った生醤油につけてから焼く「焼団子」(270円)。どちらも団子の味をシンプルに楽しめる逸品で、何本でも食べられそうな素朴な味わいです。

羽二重団子

▲日暮里駅から徒歩3分。「羽二重」と大きく書かれた、風格漂うのれんが目印。

店内の喫茶室では、ガラス越しに庭園を眺めながら、ゆっくり過ごすことができます。休日の昼下がりには、文豪にでもなった気分で、優雅にお団子をほおばってみては?


羽二重団子 本店
住所:東京都荒川区東日暮里5-54-3
TEL:03-3891-2924
営業時間:9:00~17:00
定休日:無休
最寄り駅:日暮里




【浅草/言問団子】江戸時代創業の由緒ある店で味わうキュートな3色だんご♡

言問団子

▲3色の色合いがかわいい「言問だんご」。優しい甘さに癒されます。

江戸時代末期に創業の「言問団子(ことといだんご)」。平安時代の歌人・在原業平が読んだ和歌の一節から名付けられたというお団子の名前は、そのまま店名にもなっています。

ころんとした形の素朴な見た目がカワイイ3色の「言問だんご」(3個630円)は、小豆あんと白あんのほか、京都産白味噌と新潟産赤味噌をブレンドした味噌あんを使用。味噌あんの黄色が、味もビジュアルも良いアクセントになっています。

言問団子

▲お店は隅田川沿い。落ち着いた雰囲気の店内はゆったりとした気分に。

お団子は添加物を使っていないためどうしても固くなりやすく、一番のおすすめは店内で食べること! 少し渋めの静岡産川根茶と一緒に召し上がれ♡


言問団子(ことといだんご)
住所:東京都墨田区向島5-5-22
TEL:03-3622-0081
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜
最寄り駅:押上<スカイツリー前>




【築地/茂助だんご】あの「だんご3兄弟」のモデルとなった人気団子店

茂助だんご

▲団子はコシヒカリから自家製粉する上新粉を使用。お米の風味が口に広がります。

創業明治41(1908)年、現在は築地市場内に店を構える『茂助だんご』は、1990年代に一世を風靡したあの童謡“だんご3兄弟”のモデルになったとされるお店です。

串団子は生醤油(1本160円)・こしあん・つぶあん(1本170円)の3種類。北海道の契約農家から取り寄せる十勝産小豆を使った上品な甘さのあんこと、こんがり香ばしい醤油味。交互に食べたら、もう止まらない!

茂助だんご

▲お昼前にお団子が売り切れることも多いので、朝早めの時間に行くのがベター。

店頭にはどら焼きや草もちといった定番の和菓子も多く、全てイートインが可能。また、もうひとつの名物の「玉子ぞうに」(520円)は、上品なカツオ出汁にフワフワ玉子とカリカリ焼き餅が入っている一品で、季節を問わず人気だそう。

市場内だけあって、お昼までには閉店してしまうので要注意。朝は苦手という女子も、ちょこっと早起きをして築地で食べ歩きもいいかも♪


茂助だんご
住所:東京都中央区築地5-2-1 築地市場内
TEL:03-3541-8730
営業時間:5:00~12:30
定休日:日祝、休市日
最寄り駅:築地市場、築地




【向島/埼玉屋小梅】黒・黄色・緑?お団子のイメージを覆すラインナップ♪

埼玉屋小梅

▲もっちもちの求肥と3種のあんが絶妙にマッチ。

東京スカイツリーにほど近い、下町情緒あふれる東京・向島で明治から続く和菓子店『埼玉屋小梅』。先代の店主がお客の要望から考案したという、ちょっと珍しい「3色だんご」は知る人ぞ知る逸品です。

北海道小豆を使ったこしあん、梅入り白あんをそれぞれ求肥で包み、ゴマ、きなこ、青のりをまぶして仕上げた「小梅団子」(190円)は、色も味もバラエティ豊か。一目見ただけでは味の想像がつかないので、みんなでワイワイ楽しみながら食べるのも楽しいはず。

埼玉屋小梅

▲明治30年創業の老舗和菓子店。お店の近くには東京スカイツリーも。

小梅団子を始め、販売しているお菓子は、店内の甘味処で味わうこともできます。向島散策の途中に、ほっとひと息ついてみては?


埼玉屋小梅
住所:東京都墨田区向島1-5-5
TEL:03-3622-1214
営業時間:9:00~19:00(LO 18:00)
定休日:月曜
最寄り駅:とうきょうスカイツリー




【門前仲町/深川 伊勢屋】下町の庶民御用達の“あまから”焼団子

深川 伊勢屋

▲大ぶりなサイズがうれしい!焼団子(手前)といそべ団子(奥)。

深川で110年愛され続ける、下町の和菓子屋さん『深川 伊勢屋 門前仲町店』。こちらでは、上新粉を使ったむっちりとしたお団子に、昔ながらの特製甘辛タレがたっぷり絡んだ「焼団子」(125円)が人気です。

他にも、海苔と醤油の香ばしい匂いが食欲をそそる「いそべ団子(125円)」や、柔らかなお団子を使った「あん団子」(125円)など、大人から子どもまで、いつの時代にも食べたくなる鉄板の串団子5種類がショーケースに並びます。

深川 伊勢屋

▲定番から期間限定商品までずらり。今の季節はお月見商品も並びます。

長い間、下町で支持されてきた庶民の味を、お月見を楽しみながら存分に満喫してみて♪


深川 伊勢屋 門前仲町店
住所:東京都江東区富岡1-8-12
TEL:03-3641-0695
営業時間:8:00~20:30
定休日:不定休
最寄り駅:門前仲町




<まとめ>

どのお団子も味はもちろん、形も素材もさまざまで、甘いもの好きな女子ならどれがいいか思わず目移りしちゃうはず。

お気に入りのお団子を見つけて、思う存分楽しんでみてはいかが?


取材・文:磯野 咲(女子部JAPAN(・v・))+都恋堂

※2016年9月9日の情報です。価格や内容は変更になる場合があります。






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