【入谷駅】心してかかれ! 大将の心意気あふれる噂の超豪華海鮮丼

▲鮮魚店直営ならではのタネの新鮮さに加え、SNS映えするビジュアルも人気を支える


平皿にこれでもかと乗せられた海鮮の数々。「割烹さいとう」のご飯がまったく見えない豪華な海鮮丼は、ランチ限定「海鮮丼(具大盛り)」1050円。まさに“宝石箱や〜”と叫びたくなるようなこの海鮮丼を求めて、ランチタイムになると多くの人が列をなす。

中落ち、いくら、玉子にエビ、イカなど定番のタネに加え、旬の魚介やその日の仕入れで約20種前後が皿を飾る。この日はカツオたたき、タイやヒラメに姫サザエ、エンガワなど、赤身、白身、貝類とバランスよい盛り付け。イワシの刺身があるのも鮮度の良さを裏付けている。

大将は築地の近くに住み、自ら毎朝築地市場で魚を吟味。無駄を極力省いてお客さんに還元したい、そんな思いの象徴がこの丼だ。

▲さりげなく寿司on the 海鮮丼! 大将の遊び心にも心掴まれる


よく見ると、海鮮丼なのにタネの中に寿司が2貫。「それはね、この店の“気持ち”なんだよ」と大将。最後にこの2貫を食べれば、お寿司を食べに来たような気分になれるでしょ、とニッコリ。どこまでも心意気あふれる店なのだ。

▲37年前に開店した鮮魚店に隣接。もっと魚のおいしさを知って欲しいと飲食店をスタート



割烹 さいとう
住所:台東区下谷2-9-7
営業時間:11時30分~14時/17時~21時ラストオーダー
定休日:日曜・祝日
最寄駅:入谷
※記事で紹介した海鮮丼はランチタイムのみの提供です

【西新宿】千葉の仲卸会社の直営店が提供!木桶からこぼれんばかりの海鮮丼

▲木桶2段構えの生赤丼(左)、赤丼(右)。豪快なあら汁とご飯はお代わり自由


築地のセリで魚が仕入れられる「買参権」を持ち、さらに独自ルートで全国の漁師からも直接買い付ける千葉の仲卸会社が直営する「タカマル鮮魚店」。西新宿「タカマル鮮魚店」の4号店店頭は鮮魚や干物に加え、惣菜、弁当、おにぎりにサンドイッチなどが並び、まるで賑やかな港町の朝市の雰囲気だ。

人気メニューは焼鮭といくらが豪快に乗った赤丼、脂のりの良い生鮭といくらの生・赤丼、あふれんばかりマグロたっぷりの黒丼の3つ(各1058円)。豪快に盛りつけられたタネとご飯は別盛りで、木桶2段で提供される。

当日の仕入れによる日替わりの丼も多数あり、取材日はアジやコハダ、シメサバなどの青丼950円、大トロ炙り丼1382円なども提供していた。

▲魚の特性によって使い分けられるようにと3種の醤油が用意されている


また、千葉の仲卸直営らしく、テーブルには千葉産醤油が3種。魚によって使い分けて欲しいというこだわりも魚のプロが営む店ならではだ。

▲店頭には鮮魚、干物、加工品などが並んでいる



タカマル鮮魚店4号店
住所:新宿区西新宿7-7-24 GSプラザ1階
営業時間:11:00~23:30
定休日:なし
最寄り駅:西武新宿

町に密着した昔ながらの鮮魚店が営むコスパ抜群の店

▲盛り合わせの組み合わせも多数。綺麗に並んだ刺し盛りに思わず見入ってしまう


東武東上線・大山駅を降りると、目の前から約200の店舗が軒を連ねる商店街「ハッピーロード大山」。駅前の「ダルマ市場」に店を構える渡辺鮮魚店は創業70年。古くから近隣の胃袋を支えてきた老舗鮮魚店だ。

店頭には刺身の盛り合わせがずらり。鮮やかな彩りが鮮度の良さを物語る。しかも、特上赤身でも500円程度と格安! 周辺に住む人が羨ましくなるレベル。

▲繊細さが光る美しいちらし寿司。丁寧な仕事も嬉しい


海鮮丼が提供される寿司店はここから商店街を歩いて2分ほど。オススメの特選ちらし1080円は、マグロの赤身と中トロ、タイやカンパチなどが美しく盛られた一杯だ。さらにいくらに数の子、ウニまで! 魚卵好きにはたまらないラインナップ。

▲ランチ限定の日替わり丼も是非チェックして


ランチには、ヒラマサやワラサなど仕入れで変わる日替わり丼がなんと540円。寿司は夜のみだが一貫100円のタネがずらりと並ぶ。長年、安くてうまい魚を提供してきた店にしかできない味と価格に脱帽だ。

渡辺寿司
住所:板橋区大山町6-6
営業時間:11時~14時(日曜は12時から)/17時〜21時
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
最寄り駅:大山

まさに“小さな魚がし”! 鮮度重視でリピーター続出の絶品丼

▲見よ! この見事なはみ出し。あふれるばかりの幸せがここに


スカイツリーから程近い、本所吾妻橋から徒歩約3分の「野口鮮魚店」は、築地のまぐろ市場直営の海鮮料理店。店内では刺身パックが並び、名物・トロブツ、赤ブツはグラム売りもしてくれる。

▲いくらやインドマグロ、時にはウニが乗ることもある「朝一築地丼」


「朝一で仕入れた“最高鮮度”の魚」が売り文句の「朝一築地丼」は1933円。ほんのり酢飯のご飯にトロや赤身やボタン海老、スキ身、いくら、ズワイガニなど計7種以上がてんこ盛り。それぞれのタネのボリュームも十分。刺身だけでなく、炙りやステーキ、カルパッチョ風にトロたくなど、最後まで飽きさせない工夫も嬉しい。


▲店内の刺身は食後のお土産に買って帰る人も多い


メニューを見ると700円代のマグロステーキ丼から、一人では食べきれないほど超豪華な週末限定の「野口の極丼」3024円まで幅広い。お財布事情に合わせて好きな丼が選べるのもポイントが高い。


小さな魚がし 野口鮮魚店
住所:墨田区東駒形4-6-9
営業時間:11:30~14:30/16:00~19:00
定休日:水曜
最寄り駅:本所吾妻橋

▼このスポットを紹介している記事を読む
鮮魚店の目利きが厳選! 築地直送の海の幸がはみだす海鮮丼



まとめ

町の鮮魚店が減少している昨今ですが、今回ご紹介した店舗のように鮮魚店が運営する飲食店は増えているらしい。目利きが仕入れた質の良い魚介を惜しげもなく使った海鮮丼を食べたら、きっと目からウロコが落ちるはず! 並んででも食べたい海鮮丼、どうぞお試しあれ。

※2016年7月時点の情報です。


本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2016年07月02日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。