
バジル入りのほんのり塩味チョコレートや、
桜のチップで燻製したスモーク・チョコレート。
コーヒー付きのメニュー「Chocolate Journey」は
チョコレートの12種類テイスティングだ。
左の6個は産地別に並んでいて、
食べ較べれば、産地ごとの個性が浮き彫りになる。
まるでコーヒーのように。
シートの説明書きには、パプア62のところに
“燻製されたような香り。
深い苦味のあるコクが上質。
ラストにほのかな酸味が訪れる“と書かれている。
もし単独で食べたら、「なるほど…」程度かもしれない。
それが“爽やかな果実感。濃厚なコクとハーブのような余韻”
というグレナダ58のあとで口にすると、
「なるほど!」と思うのだ。
感じた風味と、表現のピントが合う実感。
右の6個は他の素材を加えたフレーバー・チョコレートで、
楽しい組み合わせが並んでいる。
びっくりしたのはスパークリング・チョコレート。
口の中でチョコが溶けると、刺激的にぱちぱち弾ける。
スタッフに尋ねると
「ジンジャーエールをイメージしたもので
後味にジンジャーが香ると思います。
パチパチキャンディが入っているんです」と教えてくれた。
ふと気がつけば、マグカップの下のコースターに
手書きのメッセージが綴られていた。
「すてきなチョコレートタイムを!」