
書架のような棚に食パンが整然と並んでいる。
その奥でパンをつくっている。
趣向を凝らした、さまざまなパンを
あれやこれやと選ぶのもいいけれど、
このお豆腐屋さん的な、単一感もいい。
絹豆腐一丁ください、と言うように、
食パン1斤ください、と言うのだ。
帰り道に齧ったりはしないで、家の食卓で食べるのだ。
毎日食べても飽きなくて、同じものを5年前も、10年前も
食べていたのだ。
やっぱりちょっと、お豆腐みたいではないか。
町からお豆腐屋さんが姿を消しつつあり、お豆腐はいま、
スーパーで買わなければならなくなってきているが
町のパン屋さんはどうか、ずっと生き残って、と思う。
今回紹介したスポット