
東京都庭園美術館といえば、アール・デコ様式のお屋敷で旧朝香宮邸として有名なのですが、調べてみると朝香宮一家が退去した後は吉田茂氏が外務大臣公邸にしたり、
その後は迎賓館になったり、プリンスホテルの本社になったり、なんだか色々あり最終的には東京都に売却され、都立美術館として一般公開されるようになったと知り、
東京都のおかげで現在この素敵なお屋敷に出入り出来るのですね!と、まあ感謝するくらいこの空間が好きなのです。
この東京都庭園美術館、入った瞬間に自分の周りの空気がフワッと変わり不思議な感覚になります。1階は大広間や客室などが何室かあり2階に上がるとこまごまとしたお部屋がなんだか迷路のようにつづいて、妃殿下居間とか、姫宮寝室とか!
なんだか心がザワザワするような、タイムスリップして、いま私は妃殿下でこのお屋敷にいて~とか妄想が広がります!
そんなセレブな妄想をしつつ新館へ向かうと瞬時に現実へと戻されるのですが、本館から新館へ進む回廊の壁のガラスには、陽光が射し込む角度によって、地面にハートのマークや蝶々のような形の影が現れます(写真)。なので晴れた日に行く事を私はオススメします。
新館は本館とはうって変わって現代的な建物で、杉本博司氏のアドバイスのもとにつくられた「ホワイト・キューブ」の展示室があります。
そして、この新館にあるミュージアムカフェのカフェ・ド・パレが気になるのですが、まだ一度も入ったことがないので次回は入ってみようかなと考え中♪
現在は「幻想絶佳 :アール・デコと古典主義」を開催中。この展覧会のメインビジュアルLe Serpentにちなんで、蛇のモチーフや模様を身につけていらした方には100円の割引きがあるそうですよ!(こちらは2015/4/7まで)
今回紹介したスポット