
銀座木村家で、ジャムパンに出合う。ジャムパンを見かけなくなって久しいから、掘り出しものを見つけた気持ちになった。
しかもそこに「いちじく」と書いてあった。
ジャムパンを最後に食べたのはいつだろう。思い出せないけれど、
それはイチゴだったように思う。
トロリと濃密ないちじくのジャムの中には果肉が入っていた。
レトロと思っていたら、どこか、新しい。
こういうのをきっと、不易流行と言うのだろう。
時代に応じて変化していくことが、時代を超越して不変なるものとなっていく。
老舗ならではだ。