憧れの「オリエント急行」で優雅なティータイムを/箱根ラリック美術館

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世界中にファンの多い「オリエント急行」を所蔵・公開している、「箱根ラリック美術館」にやってきました。


新宿からであれば、特急ロマンスカーで箱根湯本まで約90分、そこから箱根登山バスに乗り換えて約30分で到着します。

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ティータイム体験が含まれるオリエント急行特別展示「LE TRAIN(ル・トラン)」(2,100円)は現地当日予約制になっているので、レストラン受付に行って予約をします。


予約時間は10時から1時間ごとで、最終回は16時。所要時間は45分で、各回の定員は20名となっています。


平日は混雑も少なく、一人でも比較的ゆっくり楽しめます。

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ティータイム体験は季節のオリジナルスイーツと、コーヒーまたは紅茶のセット。


2018年1月31日(水)までは、映画「オリエント急行殺人事件」の公開を記念したタイアップスイーツを提供しています。

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映画「オリエント急行殺人事件』で、"世界一の名探偵エルキュール・ポアロ"の日本語吹替版声優を務めた草刈正雄さんのCMも、ここ箱根ラリック美術館の「オリエント急行」で撮影されました。

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予約の時間になり、いよいよ乗車!

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入場時に切符に鋏(はさみ)を入れてもらえます。自動改札化が進む最近では、なかなか貴重な体験です。

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中に入ると、本物のオリエント急行車両が目の前に!


右手には、映画「オリエント急行殺人事件」の映画のシーンを集めた貴重なパネルがズラリ。映画公開を記念したこの期間限定のパネル展も、2018年1月31日(水)まで開催しています。

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さて、なぜ同施設にオリエント急行が展示されているのでしょうか。


それは・・・この美術館で紹介されている宝飾・ガラス工芸作家「ルネ・ラリック」こそが、「オリエント急行」の室内装飾を担った人物なのです。

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車内に入る前に、車両の隣にあるスペースで映像による説明があります。


ルネ・ラリックやオリエント急行の紹介、そしてこの車両がはるばる箱根にやってくる様子などを見ることができます。

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そしていよいよ車内へ。約90年前に造られた車両とは思えない華やかな内装に、思わず息を飲んでしまいます。

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しばし、まるでオリエント急行の乗客になったかのような、夢の時間を楽しみます。


係員の方から、直接この車両の説明もしてもらえます。車両で気になることがあれば、質問にも答えてもらえますよ。

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食器類にも「オリエント急行」のマークがデザインされていてオシャレです。

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さっそく、期間限定のタイアップスイーツを頂きます。


オレンジピールの入ったチョコレートケーキで美味しかったです。お好みでホイップを付けて召し上がってください。

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ティータイムを楽しみながら、壁面のいたるところに美しく埋め込まれたガラス装飾を、ぜひ観察してみましょう。


ガラスパネルの裏側に施された鏡面加工によって周囲の光を反射し、煌めきの空間を演出。


実際に走っていた時は、車窓から入る自然光の当たり方によって、ガラスの雰囲気も変わったそうです。

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壁だけでなく天井にも目をやると、可愛いガラス装飾の車内灯。そう、このガラス作品も、ラリックの手によるものです。

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足元の壁をみてみると、壁にそって配管のようなものがありました。


これは蒸気暖房用の配管で、この車両が造られたのが蒸気機関車の時代であったことを教えてくれます。

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本物のオリエント急行車内でのひとときも、あっという間に終了。


筆者が参加した回は最終回だったので、終わった頃には外はすっかり暗くなり、夜をひた走る豪華寝台列車らしい雰囲気になっていました。


日帰りもよし、1泊するもよし。都心からも近く気軽に一人旅ができる箱根にある「箱根ラリック美術館」で、タイムトリップ気分も味わいながら、優雅な一人時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

箱根ラリック美術館
  • 所在地

    神奈川県足柄下郡 箱根町仙石原186番1

  • 最寄駅

    箱根湯本

  • 電話番号

    0460-84-2255

※2017年12月9日時点の情報です。内容等は変更になる場合があります。

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※本記事内の情報は2017年12月09日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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