成田空港駅にやってきました。都内や横浜・大船方面からは特急「成田エクスプレス」が便利。
往復利用する場合「N’EX往復きっぷ」という前日までに指定席券売機で購入できる切符を使うと、例えば横浜~成田空港の場合2,000円以上もお得に乗る事ができます。
成田空港は航空会社によって第1から第3ターミナルまであります。まずは第1ターミナルを探検するべく、最寄りの「成田空港駅」で下車。
改札を出ると手荷物検査のカウンターがあることにビックリ。かつてはここでもセキュリティーチェックが行われていました。
第1ターミナルの4階に来ました。実はオシャレなお店がいっぱいあるんです。
筆者が以前旅行で空港に来たときは余裕もなく気付かなかったのですが、今日のように空港が目的地のソロ活なら、ゆっくり回ることができます。ちなみにココはオシャレ草履の店です。
次は旅人にオススメなトラベルグッズのお店。これを買うために成田空港まで来る人も多いとか!
更に上って5階にやってきました。4,000mの滑走路が見渡せる「展望デッキ」があります。第2ターミナルにもデッキはありますが、こちらのほうが遮るものがなくおすすめです!
平日にもかかわらず沢山の人がカメラを構えていました。ちなみにフェンスをよく見ると、撮影用に穴が広くなっている箇所があるんですよ!
同じ階の奥まったところに、ゲームセンターのような一角が出現!
フライトシミュレーターやスターウォーズのゲームがあります。ひっそり置かれているので一人でも人目を気にせずプレイすることができます。
ターミナル間の移動には無料シャトルバスが随時走っています。黄色い車体が目印のこのバスで第2ターミナルへ行ってみたいと思います。
第2ターミナルにやってきました。ここでは休憩スポットやグルメスポットのほかヒンヤリ探検スポットにも行ってみたいと思います。
3階にはコンセント付のビジネスマン向けインターネットスペースがあります。仕切りのある一人掛けの席になっているので、ちょっとした作業もできます。隣のスターバックスで買ったドリンク・フードも持ち込めます。
空港を歩き回ってさすがにお腹がすいたので、4階の美味しそうなローストビーフ専門店へ。カウンター席が一人客にも嬉しいところ。
ローストビーフ丼を注文。半熟卵との意外な組み合わせでさらに美味しさが増します。ちなみにカウンター席にはコンセントもありました。
いよいよ知る人ぞ知るヒンヤリスポットに向かいます。途中2階にもコンセント付のカウンターフリースペースを発見。本当に充電には困りませんね。
さらに1階(到着フロア)には千葉のアンテナショップも発見。地元の新鮮な野菜も買えます。
地下1階の「空港第2ビル駅」のフロアにやってきました。駅の改札と旧・手荷物検査カウンターの間に、ひっそりと怪しい通路の入口が…!
この通路こそ、ひんやりスポット「東成田駅」への入り口なのです。ここから500m通路を歩きます。
無機質な通路をひたすら歩きます。この時すれ違ったのは警備員さんのみ。
ふと、携帯電話を見てみると…見事に「圏外」です。この閉鎖的空間でヒンヤリ感がどんどん増してきました。
10分ほど歩きようやく出た通路の先には…先程の空港と時空が少しずれたような空間が。
どうやらここが「東成田駅」のようです。路線図に1区間だけ緑色で書かれている怪しい路線を発見。気になるので「芝山千代田駅」まで乗ってみたいと思います。ちなみにICカード不可ということで磁気のきっぷを購入。
その左にひっそりと改札がありました。切符を買い、引き込まれるように改札に入ります…。
人がいない割に謎に広い造りのコンコースを通り、ホームを目指します。
階段を下りました。誰もいない…薄暗くて静かなホームに、無情にも「ホーホケキョ」というBGMだけが響きます。
向かいには、使用されていない真っ暗なホームが見え隠れ。奥の看板を良く見てみると…
「なりたくうこう」!?…そうなんです。この駅はかつての「成田空港駅」だったのです。1991年に現・成田空港駅が開業した際に駅名が変わり、現在は主に空港職員などが利用しています。
「電車がまいります」といった放送も無くいきなり電車がやってきました。これが芝山千代田行きのようです。乗ってみましょう。
すぐに地上に出ました。すると、なんと空港の駐機場が目の前に!色々な飛行機が車窓いっぱいに広がりました。展望デッキよりも間近に見える気が!?
乗る事約3分、終点の芝山千代田駅に到着しました。この芝山鉄道、総延長2.2kmの「日本一短い普通鉄道」なのです。
改札内には「はにわ」が…!この周辺は古墳がとても多く、はにわも多く出土するそうです。
東成田駅に戻ってきました。地上の出口はこのようになっています。再び連絡通路を通って第2ターミナルに戻り、今度は第3ターミナルを目指します。
第2ターミナルから第3ターミナルへは「アクセス通路」を利用します。道が陸上トラックのように色分けされているので迷わず移動することができます。
第3ターミナルの中もトラックになっており、思わず駆け出したくなってしまうかも?
成田空港には各ターミナルにフードコートがありますが、個人的には第3ターミナルのココが一番のおすすめ。
椅子や家具は無印良品製。スタイリッシュな雰囲気で、沢山の人でにぎわっていました。
「寿司バー」を発見。カウンター席でちょこっとだけでも食べられるのがいいですね。
隣にはアルコール販売もあるおしゃれなカフェが。アイスクリームなどスイーツもありますよ。
最後に、とっておきの穴場をご紹介。第2ターミナルと第3ターミナルの間に「北ウェイティングエリア」という場所があります。
ここは搭乗飛行機を待つ人向けに24時間解放されているスペースなのですが、余り知られてないせいか人もまばら。大きなソファもあり横にもなれます。
アイスや飲み物の自動販売機や、無料貸し出しの旅行ガイドブックも完備されています。
畳のスペースもあるので、ファミリーやがっつり休みたい人にもおすすめ。
今回空港そのものを一人でじっくり探検したことで、新たな発見がたくさんありました。
ぜひ皆さんも空港探検をしてみては!また、一人旅で成田空港を利用するときの時間の有効活用に参考にしてくださいね。
※2016年8月5日時点の情報です。施設の情報、内容等は変更になる場合があります。
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※本記事内の情報は2016年08月05日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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