【第1回・羽田空港編】お土産選びだけでも楽しいけど、それ以外にも見どころアリ

束の間の帰省から東京に戻り、ただでさえセンチメンタルな気分にもかかわらず、周囲はみんな友達や家族と一緒で楽しそう。もしくは忙しそうに足を速めるビジネスマン……。また都会に帰ってきたなと思う場所。それが羽田空港です。

とはいえ、センチメンタルな気分になってばかりはいられません。都会で強く生きるため、そんな羽田空港を楽しいイメージに変えなくては。今回はお一人様が楽しめる羽田空港の無料スポットを調査。羽田空港をタダで楽しむ3ヵ条をお伝えします!!


訪れたのは、2011年のリニューアルで高級感を増した国内線第1旅客ターミナル。


この日はたまたま1階部分で北海道物産展が開かれており、雰囲気は空港と言うよりまるで「高級デパート」でした。第1旅客ターミナルはJALやスカイマークなどを使用する場合に訪れるターミナルですが、今回はここを探検したいと思います。

ポイントその1 フライト前に安全祈願! 羽田空港の「航空神社」

1963(昭和38)年に建立された羽田航空神社。もともと「空の交通安全」のために建設されたそうですが「空の安全=落ちない」ということから、受験生の受験にもご利益があると言われているのだとか。さっそく航空神社を探してみることに。

▲入口はここ。びっくりするほど人の気配がなく、見落としてしまいそう

▲入口はここ。びっくりするほど人の気配がなく、見落としてしまいそう

▲「本当にこの先に神社があるのだろうか」と不安になりながら、誰もいない薄暗い廊下を進むと……

▲「本当にこの先に神社があるのだろうか」と不安になりながら、誰もいない薄暗い廊下を進むと……

▲事務所のような無機質な部屋に、航空神社が。さみしい雰囲気だけど、これでいいのだろうか

▲事務所のような無機質な部屋に、航空神社が。さみしい雰囲気だけど、これでいいのだろうか

ひとまず手を合わせてきたものの、若干のコレじゃない感があった航空神社。しかし、それも含めて突っ込みどころのある楽しいスポットです。本堂は新橋にある航空会館の屋上に設置されており、エレベーターで昇って参拝するという斬新なスタイル。「どうして普通の場所に建てないのか」と思わずにいられませんが、場所なんていうちっぽけなことにこだわらず、空のように広い心を持ちなさいというありがたい教えなのかもしれません。

ポイントその2 大人もたのしい(?)おもちゃの展示 北原コレクション

3階の玩具店「童心」に併設されている「北原コレクションエアポートギャラリー」。ここでは、ブリキおもちゃのコレクターとして世界的に知られる北原照久さんによる珍しいおもちゃコレクションが展示されているのだとか。さっそく行ってみましょう!

▲まずは玩具店「童心」から

▲まずは玩具店「童心」から

▲ブリキの巨大ロボットがお出迎え。でかい……

▲ブリキの巨大ロボットがお出迎え。でかい……

▲空港らしく、飛行機も販売されている

▲空港らしく、飛行機も販売されている

▲電池を使う、子どもに人気のありそうなおもちゃも。話しかけてみたけど、機嫌が悪かったのか無反応。さみしい

▲電池を使う、子どもに人気のありそうなおもちゃも。話しかけてみたけど、機嫌が悪かったのか無反応。さみしい

では、いよいよ北原コレクションへ。

▲レトロな雰囲気の人形たち

▲レトロな雰囲気の人形たち

▲熊が笑顔の小熊の歯の治療をするシュールさ。この状況で、どうしてそんなに笑ってるのか

▲熊が笑顔の小熊の歯の治療をするシュールさ。この状況で、どうしてそんなに笑ってるのか

▲「北原ワールド」全開。希少価値が高そうなおもちゃだが、夜に見ると怖いかも

▲「北原ワールド」全開。希少価値が高そうなおもちゃだが、夜に見ると怖いかも

▲車の展示コーナーへ。そしてここでも熊が笑顔

▲車の展示コーナーへ。そしてここでも熊が笑顔

▲素晴らしい作品ですが、(子どもが見て泣かないのかな……)とちょっとだけ思いました

▲素晴らしい作品ですが、(子どもが見て泣かないのかな……)とちょっとだけ思いました

付き合いたての高校生カップルが行くと、会話が弾まなくなりそうなスポット。しかし!怖いもの見たさに不思議と何度も足を運んでしまいそうな魅力がありました。これこそが北原ワールドの持ち味というやつなのでしょうか。

ポイントその3 空港の醍醐味! 展望テラスへ

リニューアル後、国際線と国内線で全く違った雰囲気となった展望テラス。国際線は恋人たちを対象に、夜間になるとロマンチックなイルミネーションが施されます。一方国内線は、360度パノラマを採用し大空が見渡せる展望テラスへ。運が良ければ富士山も見られるそうです。

▲女性への配慮か、広々とした日差し除けがついた展望テラス

▲女性への配慮か、広々とした日差し除けがついた展望テラス

▲休日だったためか、大勢の人が

▲休日だったためか、大勢の人が

▲1枚も自分の写真がないので、自撮することに。かなりまぶしくて、しかめっ面に。しかも、飛行機が行ってしまった後に撮影してしまうというミス。飛行機の写真は難しいんですね

▲1枚も自分の写真がないので、自撮することに。かなりまぶしくて、しかめっ面に。しかも、飛行機が行ってしまった後に撮影してしまうというミス。飛行機の写真は難しいんですね

▲最上階へ続く階段を発見。「GULLIVER’S DECK」という名前は「世界を旅するガリバーになったような風景が眼下に広がる」ことから名付けられたそう。ハードルがますます上がります

▲最上階へ続く階段を発見。「GULLIVER’S DECK」という名前は「世界を旅するガリバーになったような風景が眼下に広がる」ことから名付けられたそう。ハードルがますます上がります

▲階段を上がると360度パノラマ。ガリバーがいても大丈夫そうなぐらい広い

▲階段を上がると360度パノラマ。ガリバーがいても大丈夫そうなぐらい広い

▲運が良ければ、結婚式に遭遇できることも。航空ファンにとってはうらやましい結婚式

▲運が良ければ、結婚式に遭遇できることも。航空ファンにとってはうらやましい結婚式

▲一人で行くとこんな感じ。カップルが多い分、ちょっとさみしい。ちなみにこの写真はセルフタイマー撮影。余計さみしかったです

▲一人で行くとこんな感じ。カップルが多い分、ちょっとさみしい。ちなみにこの写真はセルフタイマー撮影。余計さみしかったです

空港に行ったら、必ず行っておきたいスポット。ここには「おそらく飛行機には乗らず一日中飛行機を撮影しているんだろうな……」と思える、望遠レンズを持ったソロ活飛行機マニアさんたちが多くいました。筆者のように陣取る場所が悪ければさみしいことになりますが、きちんとポジションを選べば快適に過ごせそうです。

番外編 飛行機に乗らないけど、乗った風の写真を撮ろう

空港だけでも十分楽しいですが、旅行へ行く人を見ているとうらやましくなってしまうもの。できれば気分だけでも旅行者になりたいものです。

▲1階からは、荷物のターンテーブルが見える

▲1階からは、荷物のターンテーブルが見える

▲このガラスの前で写真を撮ると、まるで「○○に到着なう! 仕事のことは忘れて思い切り遊んできますね!」風写真が撮れる

▲このガラスの前で写真を撮ると、まるで「○○に到着なう! 仕事のことは忘れて思い切り遊んできますね!」風写真が撮れる

ただの通過点と考えるにはもったいない羽田空港。団体客が大勢いるとさみしく感じてしまいますが、お一人様がひっそりと楽しめるスポットもたくさんあります。フライトの予定がある人は少し早めに羽田空港へ来るだけで、これまでと違った羽田空港に出会えるかもしれません。

おまけ。大阪へ向かう飛行機のシートで、隣に座った知らないおじさんと「どことなく服装が似ている」という事態が発生。気まずいシンパシーが通じ合い、記念に撮影しました。お一人様で行動すると、こんな出会いもあるようです。

羽田空港をタダで楽しむための3か条!

その1 旅立つ前に航空神社で安全祈願を。受験生はついでに合格祈願をしておけば一石二鳥


その2 北原コレクションでは存分に異世界を味わおう


その3 空港らしさをもっとも感じられるのは展望テラス。日焼けに気を付けながら贅沢な景色を楽しもう


東京国際空港(羽田空港) 第1旅客ターミナル
  • 所在地

    東京都大田区 羽田空港3-3-2

  • 最寄駅

    羽田空港第1ターミナル

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2014年09月10日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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