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ソロ活の達人に聞く!

2015/11/12

6,000円出しても六本木ヒルズの年パスを買うべき

日本を代表する現代美術家・村上隆の大規模展『村上隆の五百羅漢図展』が六本木ヒルズ・森美術館にて来年3月6日まで開催中です。実はソロ活スポットとして非常にポテンシャルが高いヒルズ。年パスで足繁く通っている筆者がその見どころをご案内します

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アート&カルチャーの達人

熊山 准さん

1974年徳島県生まれ。モノ系、旅行、恋愛など幅広くこなすフリーライター。自身のゆるキャラ“ミニくまちゃん”を世界中に連れまわすアート活動も展開中。

Webサイト
ツイッター(@kumaya ) / KUMAYAMA.com
【第15回・六本木ヒルズ】あまり教えたくないお得な年間パス

【第15回・六本木ヒルズ】あまり教えたくないお得な年間パス

年間50日以上は六本木ヒルズ展望台に登っている熊山です。自宅からは徒歩で約40分とちょっと距離があるものの、かえって程よい散歩になりますし、何より52階の展望台“東京シティビュー”と、屋上“スカイデッキ”は都内屈指の夕焼けスポットのため、夕焼け好きとして通わざるをえないのです。


もっとも、気軽に利用できるのは年間パスポートのおかげ。


今年春の展望エリアリニューアルを機に少し値上がりしましたが、それでも年間6,000円(税込)。パスさえあれば、東京シティビューと森美術館、そしてスカイデッキが何度でも利用できるのです。東京シティビューと森美術館のチケットが1,800円、スカイデッキが500円ですから、3回行けば元が取れる計算です。しかも年パスは専用カウンターで発券してもらえるため、混雑しているときでもスルーっと入場可能。なおかつ同伴者も5名まで各1,500円でお招きすることまでできます。


▲こちらが年間パスポート。なお、現在は限定で『五百羅漢展』デザインのパスポートも選べますよ


お得すぎてあまり人には教えたくない。そんな年パスで何度でも入場できる森美術館では、年間3?4回程度の展覧会を開催しておりまして、現在は『村上隆の五百羅漢図展』(10月31日~来年3月6日まで)が公開中です。今回は同展のご紹介をメインに、おひとり様が「今日は暇だなー、どっか行くところないかなー」と迷ったときに1日中楽しめるアートスポットとして、六本木ヒルズをご案内したいと思います。


東京メトロ日比谷線なら雨に濡れずにアクセス可

筆者はあまりその恩恵を受けていませんが、ヒルズに行くなら東京メトロ日比谷線六本木駅が便利です。なぜならば、改札とビルが直結しているから。若干オープンエアの箇所もありますが、お足元の悪い中でもほぼ雨に降られずにアクセスできるのです。


▲メトロ駅から侵入してきた来訪者を出迎えるのが、ルイーズ・ブルジョアによる彫刻作品《ママン》。敷地内には他にもパブリックアートが点在しています


巨大な蜘蛛の野良アートで記念撮影をしたら、早速左手にあるミュージアムコーンから森タワー3階のチケットカウンターに上がりましょう。年パス発行は左手にある専用カウンターです。写真撮影もあるのでおめかしをお忘れなく。以降は年パスを提示するだけで無料チケットがもらえます。


そのままエレベーターで52階までバビューンと移動。この展望エリアには、東京タワーを見下ろす展望台“東京シティビュー”をはじめ、今回お邪魔する“森美術館”、ガンダム展やNARUTO展、ジョジョ展などが開催された“森アーツセンターギャラリー”、屋上“スカイデッキ”、その他カフェ、レストランなどがありまして、年パス保有者は“森アーツセンターギャラリー”を除くすべての有料施設に入場することができます。


今回のメインイベントは『村上隆の五百羅漢展』なので、早速森美術館に向かいましょう。


日本初公開、全長100メートルの五百羅漢図

村上隆といえば、いま国際的にもっとも高く評価されている現代美術家のひとり。戦後ニッポンをテーマに、日本美術史とオタクカルチャーをつないだ“スーパーフラット”の概念を発明し、美術界に多大な影響を与えたと言われています。もっともこんな小難しいことを言わなくても、さまざまな企業やブランドのイメージキャラ(ヒルズのキャラも同氏デザイン)やデフォルメされた美少女フィギュアなどで誰もが一度は作品を目にしていることでしょう。


▲来場者を出迎えるのは、過去の作品のモチーフを凝縮したスーパーベスト《宇宙の深層部の森に蠢く生命の図》。奥には4メートルを超す彫像《ダブルフェイス:11次元が2つ...》も


アートだけどポップで、ちょいちょいコマーシャルにも乗ってくる。それだけに実物に触れたこともないのに、観ちゃった気、わかっちゃった気になってしまうのが村上作品の罠でもありまして、正直筆者も「妙につるっとしたフィギュア群も、変に丸っこいキャラも、あんまり好みじゃないなあ」と避けてきたクチです。


でも食わず嫌いはいけません。こうして自分が興味のない作品でも、低コストで観に行けるのは年パスならではのメリットと言えましょう(逆に言えば、本当に好きじゃない展覧会が続いたら不幸ですけどね)。


日本では14年ぶりとなる村上隆の大規模個展はいずれの作品も日本初公開だそうですが、なかでも目玉となるのが全長100メートルにもなる《五百羅漢図》です。これは、もともと東日本大震災への支援をおこなってくれたカタール国への感謝をこめて、2012年ドーハで発表された作品。五百羅漢とは、釈迦の教えを広め、人々の煩悩を滅し救済にあたったと伝えられる500人の弟子たちのこと。日本には平安時代より羅漢信仰が伝来し、江戸時代以降は各地で彫像や絵画がつくられる全国的なブームとなったのだそうです。


▲展覧会ビジュアルにあしらわれている《五百羅漢図【白虎】》。中国の古代思想“四神”に対応した4面で構成され、各25メートル全100メートルにもなる大作


五百羅漢というからには、ちゃんとそれぞれ名前と逸話があり、同作もちゃんとメイキングコーナーで解説されているのも必見です。それぞれの羅漢や動物などのいわれをじっくり読みこむのは、神社仏閣巡りにも似た楽しさがあります。


▲超大作を短期間で仕上げるため、拡張された大型スタジオで、総勢200名のスタッフがシフトを組み24時間体勢で臨んだという《五百羅漢図》。そのメイキングルームがこちら。まるで公共事業のようです


で、肝心の初村上作品への感想ですが、雑誌やテレビで観ているだけではわからない、素材の質感や仕上げの完成度の高さに驚きました。先月、アナログの極北にあるモネ作品を観た関係もありますが、まるで商品パッケージのようにつるっとした肌触りは、アート作品というよりもアップル製品やドイツ車に近い高級ブランド然としたの印象なのです。


この安心感、安定感なら、ちょっと奮発して家に飾っておきたくなる気持ちもわかります。個人的には、タイムボカン的なドクロをあしらった一連の作品が気に入りました。買えませんけど。


▲ミュージアムショップは散財必至。トランプや豆本も必見ですが、ミニくまちゃん的には五百羅漢フィギュアが気になるなあ


期間限定展示やショップも多い52階展望台

さて、森美術館と前後して巡りたいのが展望台“東京シティビュー”と屋上“スカイデッキ”です。東京シティビューは52階の窓側をぐるっと囲んだガラス張りの展望台で、スカイツリーや東京タワーはもちろん、お台場、横浜ランドマークタワー、富士山、新宿副都心まで見渡すことができます。


東京シティビュー内でも『スター・ウォーズ展』や『ももクロ大冒険Ⅲ』など、期間限定で展覧会を開催していることがあり、展望台料金で入場できるのでもちろん年パス保有者は何度でも楽しむことができます。


▲もう終わってしまいましたが、取材時は写真家・荒谷良一さんによる六本木ヒルズからの展望写真展が公開中でした。実はミニくまちゃんのヒルズ友達です


さらに新宿副都心側のスペースでも期間限定でショップやカフェを展開していることがあります。


▲現在は、世界最古のシャンパーニュメゾン「ルイナール」のポップアップラウンジがクリスマスまで展開中。1杯1,600円もしますけどね!


安価に楽しめるヒルズめし

ちょっと小腹が空いたり喉が乾いたりしたら展望台を下りずに、展望台フロアにあるミュージアムカフェ&レストランのTHE SUN & THE MOONヘ。THE SUNは東京タワーを見下ろせる窓際席もあるカジュアルなカフェ。と言ってもコーヒー1杯600円、ランチプレートで980円~1,280円くらいするので、懐が寂しい場合はいったん下りてヒルズ内のコンビニやマックで済ませるのも手です。


▲今回は予算があったので、森アーツセンターギャラリーの『黄金のファラオと大ピラミッド展』にちなんだコラボメニュー「ファラオが愛した食文化のピラミッドカレー(M)」1,490円をいただきましたよ


一方のTHE MOONは、よりハイグレードなレストラン。筆者は入ったことがないのですが、ランチで最低3,000円は覚悟しておかないといけないみたいです。こわわ。


実はグルメスポットでおすすめなのが、東京メトロ日比谷線改札を出たすぐ先にある六本木ヒルズノースタワー地下です。ここには有名ラーメン店の「AFURI」や、アルファブロガー御用達の豚しゃぶ屋が手がける豚カツ店「豚組食堂」などが軒を連ねているので比較的リーズナブルにお食事を済ますことができます。あと、地上にあがると「コールドストーンクレーマリー」、さらに道路挟んだヒルズ敷地外に「シナボン」などスイーツショップもあるのでおすすめ。


▲筆者もよく利用する豚組食堂。あと、同フロアにはつけ麺、パスタ、お茶づけ、中華、サンドイッチ、ベトナム料理などもあります


都内屈指の夕焼けスポット

最後におすすめしたいのが、展望フロアからさらにエレベーターであがった屋上にある“スカイデッキ”。ヘリポートとして利用されていた場所を展望台にしているため屋根も窓もなく、開放感は東京シティビューの比ではありません。ここから眺める夕焼けが最高すぎるので年パスを維持しているくらいです。


▲秋冬は空気が澄んでいるので富士山のシルエットもくっきり。年2回、富士山山頂に太陽がさしかかる「ダイヤモンド富士」も拝めます


それゆえに、スカイデッキにあがるおすすめ時間帯は日没1時間前から日没1時間後の約2時間。冬至に向かっているこの時期なら、だいたい16時台から18時までといった塩梅でしょうか。もちろん夜景や星空もキレイに見えるので、閉館の20時まで粘ってもよいでしょう。毎月第4金曜日は「六本木天文クラブの日」といって、星のソムリエによる星空観察会をおこなっていて誰でも参加できます。


ただし、スカイデッキは雨天や強風などの悪天時には入場できないのでご注意。あと、夏場でも日没後は思ったより冷え込むので防寒具もお忘れなく、です。


▲昼間も良いですが、日没後の夜景も見どころ。東京タワー、スカイツリー、お台場、新宿副都心の夜景が望めます


▲なお、展望フロアを下りた先にあるショップには、入場無料のA/Dギャラリーがあります。福井篤『バックパッキング評議会』(11月8日まで)の模様。11月13日からはマムアンちゃんでおなじみウィスット・ポンニミット展が始まります


おすすめモデルコースは何なのさ

ここまで一気呵成に紹介してきたヒルズですが、ちょっと情報量が多すぎて混乱しちゃいますよね。最後に整理といいますか、おすすめのモデルコースをご紹介しときますね。


お昼過ぎ、まずは森美術館へ。1時間から1時間半かけて作品を鑑賞したらTHE SUNで休憩しましょう。日没1時間前にスカイデッキに上がり、2時間たっぷりマジックアワーを楽しみます。日没後の寒さが厳しければ東京シティビューに逃げ込むのも手です(筆者もよくやります)。帰りはA/Dギャラリーに立ち寄り、さらにノースタワーに寄ってひとりめしを楽しんだらメトロでバイバイってな寸法です。なお、森美術館は金・土・休前日であれば深夜1時(!)までやっているので、出遅れた場合は森美術館を後回しにしてもよいでしょう。


というわけで、あまり人には教えたくないヒルズの年パスとおすすめコースのご紹介でした。実際、ぼくの知り合いも何人か年パス買って週末のソロヒルズ族を楽しんでるみたいです。いつかソロ同士ばったり出くわしてしまうかもしれませんね。


(c)Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.


●展覧会情報
村上隆の五百羅漢図展
【会 場】森美術館
【日 程】2015年10月31日(土)~2016年3月6日(日)
【時 間】月・水~日曜日10:00~22:00、火曜日 10:00~17:00、※いずれも最終入館時間は閉館の30分前まで

“六本木ヒルズ”をソロで楽しむための心得

その1
3回来れば元が取れる年パスを買っちゃおう
その2
何度も美術館に足を運んで発見しよう
その3
スカイデッキで夕焼けを楽しもう
その4
天気チェックと防寒対策を忘れずにしよう
その5
お手軽グルメならノースタワーを利用しよう

この場所の詳細

森美術館

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電話

03-5777-8600
※お問い合わせの際はレッツエンジョイ東京を見たとお伝えになるとスムーズです

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東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F

営業時間

月・水~日 10:00~22:00 火 10:00~17:00 ※いずれも最終入館時間は閉館の30分前まで

定休日

展覧会期中無休

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六本木

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東京都港区六本木6丁目

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施設によって異なる

定休日

なし

最寄り駅

乃木坂 / 六本木 / 麻布十番

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六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー

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東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F

営業時間

平日・日:10:00~23:00(最終入館 22:30) 金・土・休前日:10:00~25:00(最終入館 24:00)

定休日

不定休

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六本木

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六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー

電話番号

03-6406-6652
※お問い合わせの際はレッツエンジョイ東京を見たとお伝えになるとスムーズです

住所

東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F

営業時間

平日・日:10:00~23:00(最終入館 22:30) 金・土・休前日:10:00~25:00(最終入館 24:00)

定休日

不定休

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この記事を書いた人

熊山 准さん

1974年徳島県生まれ。モノ系、旅行、恋愛など幅広くこなすフリーライター。自身のゆるキャラ“ミニくまちゃん”を世界中に連れまわすアート活動も展開中。

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