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ソロ活の達人に聞く!

2015/7/7

ソロでも夏フェスは楽しめる? LUNATIC FEST.にぼっち参戦してみた

いよいよ夏フェスシーズン到来! でも一緒に行ってくれる友達がいない? だったらソロでいいじゃない。というわけで結成25周年を迎えたLUNA SEAが主催するフェス「LUNATIC FEST.」に単独参戦してみたんだよ

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アート&カルチャーの達人

熊山 准さん

1974年徳島県生まれ。モノ系、旅行、恋愛など幅広くこなすフリーライター。自身のゆるキャラ“ミニくまちゃん”を世界中に連れまわすアート活動も展開中。

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ツイッター(@kumaya ) / KUMAYAMA.com
【第11回・“LUNATIC FEST.”編】フェス好きはみんなトモダチ!?

【第11回・“LUNATIC FEST.”編】フェス好きはみんなトモダチ!?

▲参戦したのは2日目。LUNA SEAはじめBUCK-TICK、minus(-) など熊山の大好きなアーティスト目白押しです

実は一人でフジロックに行ったことがある熊山です。前夜祭から含めた4日間の長丁場、最初は1日ごと入れ替わり立ち替わり友達と合流していたのですが、最終日は誰とも都合があわずぼっち化。あまりの寂しさといたたまれなさにトリの途中で帰ってきてしまうという苦い経験となりました。

以降、夏フェスには必ず誰かしら一緒に参加するようにしているのですが、一方で誰とも都合があわないと行けないというのも残念。ソロでも夏フェスに行ける強靱な精神を持ち合わせれば、この時期ウハウハではないかしら。そんな思いでトラウマを克服すべく、結成25周年を迎えたLUNA SEAが主催するロックフェス「LUNATIC FEST.」に参戦してみたのです。

実は中高時代、BUCK-TICK好きだったわたし

▲今年ライブ活動をおこなっていないBUCK-TICKでしたが、LUNA SEA25周年に駆けつけたそうです。さすが義理堅い

数あるフェスのうち、LUNATIC FEST.に白羽の矢を立てたのは、6月27~28日開催と夏フェスシーズンの開幕にあたる点と、もうひとつ、実は熊山が中高時代、BUCK-TICKやSOFT BALLETに心酔していた耽美派だったからです。

この世代から見れば、LUNA SEAは少し後から出てきた後輩バンドなわけですが、今回のフェスではMUCCやFear, and Loathing In Las Vegasといった若手から、同世代のGLAY、またTOKYO YANKEES、LADIES ROOMといったエクスタシーレーベルの先輩バンド、さらにはX JAPAN、D'ERLANGER、AIONといった大御所まで、ビジュアル系のありなしに関わらずLUNA SEAと縁深いバンドが勢ぞろい。

しかもBUCK-TICKや、元SOFT BALLETのキーボーディスト2人が結成したユニットminus(-) など、我が青春時代を黒塗りにしたアーティストまで出演するというではありませんか。これは見逃せません。

もっとも、四半世紀たった現在でも彼らの曲を日常的に聴いているとはいえ、中高時代のように誰かとその魅力をわかちあうということがなくなった今、一緒に行ってくれるお友達がいないのも事実。これらの点からも、いい歳こいたおっさんがソロで参戦する夏フェスとして絶好のシチュエーションだったとも言えるわけです。

都市型フェスならでは、の快適さ

▲一人じゃ心細いのでとりあえず乾杯して陽気な気持ちになろう

ある意味、20年ぶりの同窓会感覚で出かけた幕張メッセ。ここはSUMMER SONICという日本を代表する夏フェスの会場としてもおなじみです。ミニくまちゃん的には同日同会場で開催していた次世代ワールドホビーフェアに惹かれつつも、黒っぽい服をお召しになった方々の後をついてホール4に向かいました。

夏フェス会場に着いてまず最初にやるべきことは「見たいアーティストの出演時間の把握」「ステージやフードエリア、物販エリア、トイレなど会場内の把握」「物販ブースや協賛ブースでゲットできるグッズの把握と確保」、そして「乾杯」です。

▲再びかんぱ~い。ドリンク購入者には特製LUNA SEAナプキンがもらえました

特に乾杯は重要で、ソロの寂しさを紛らわせるにはかっこうの景気づけ。でもあんまり飲み過ぎると、酔いつぶれて見たかったステージを見逃すという失態をしがちなので、特に酒好きのフェス初心者は注意が必要です。熊山も経験があります。

▲LUNATIC FEST.オリジナルグッズの数々。物販エリアは長蛇の列になるので、ゲットしたければ開場前に並んでおくのが鉄則

▲何が当たるかお楽しみなガチャガチャコーナー。ダブったりすれば会場内のお客さんと交換しちゃうのも交流のきっかけに?

LUNATIC FEST.のよいところは、ステージエリアとフードエリア、物販エリアがコンパクトにまとめられている点。特にステージエリアは、だだっ広いエリアに3つのステージが併設されているため、ステージ間の移動が必要なく、次々とアクトを楽しむことができます。フジロックやサマソニなど巨大フェスではステージ間が遠く離れていることがあるので、移動時間を把握して予定をしっかり組み立てなくてはいけませんよ。

▲フードエリアではLUNA SEAメンバーが楽屋で食べているメニューも。写真はラスイチだったという「SUGI様のグルテンフリー・ヴィーガンパスタ」

▲自分の名前がプリントされる世界で1枚のTシャツは「ギターマガジン×ブラザー」のオンデマンドTシャツ。RYUICHIタイプには当日のセトリも

もうひとつ、忘れちゃならないのが、夏フェスでは物販やフードの購入、トイレなど何をするにも行列が発生するということ。こうした渋滞はアクトとアクトの間に発生しがちなので、みんなの行動の裏をかく技術も必要となってきます。

だんだん難しい話になってきましたが、夏フェスとは、そう、RPGであり、シミュレーションゲームみたいなものでもあるのです。

その点、ソロは行動が自由。連れと見たいアクトをすりあわせる必要はありませんし、他人の食欲や便意に振り回されることもなく、自分の思いのままにフェスを楽しむことができます。

会話のきっかけになるようなネタを仕込んでおく

とはいえ、やっぱり寂しいというのが今回の問題でしたよね。

せっかくなら、この楽しさを誰かとわかちあえた方がいい。でも見ず知らずの人とコミュニケーションを取るのは怖い。そんな方にオススメなのが「イジられるネタを仕込んでおく」という作戦です。例えば、ミニくまちゃんのようなぬいぐるみを持って会場内で撮影したり、目立つようなファッションで参加して、会話のきっかけにするのです。きっと心優しい誰かがつっこんでくれるはずです。

▲ミニくまちゃんを撮影していたら話しかけてくれたSLAVEのおふたり

実際、LUNATIC FEST.でも心優しいSLAVE(LUNA SEAファンの呼称)のおふたりが「それ何ですか?」とミニくまちゃんきっかけで話しかけてくれました。もっとも彼らも、LUNA SEAのライブで知り合った仲だそうですから、たとえミニくまちゃんみたいな飛び道具はなくても、勇気を持って話しかければきっとお友達はできるはずです。それがSLAVEの結束の強さであると言えるかもしれません。

じゃあ、ぼくも勇気を持って話しかけてみようと、声をかけたのがGLAYファンだというエリカ嬢。彼女もライブやフェスはソロ参加が多いそうなのですが、その心は「誰か一緒に行く人がいないから『ライブに行けない』というのはもったいない」からだそうです。おっしゃる通り。でも、ソロゆえの暇や孤独はどう対処しているの?という質問には「まわりの人の会話を盗み聴きしてる」「SNSで繋がっている人たちと会場で会う」とのこと。なるほど参考になりました。

▲ソロ参戦のエリカ嬢。白い衣裳はひときわ目立っていました

肝心のLUNATIC FEST.のアクト(2日目)ですが、熊山が観たのは前述したminus(-) とBUCK-TICKにくわえ、凛として時雨、KA.F.KA(土屋昌巳率いるバンド)、LUNA SEAの5組。

▲ステージエリアには巨大な月のオブジェが煌々と輝いていました。大トリのLUNA SEA直前の会場

特に感動したのが、SOFT BALLET時代と寸分違わぬ容姿とパフォーマンスを披露してくれたminus(-) の森岡賢ちゃんです。ぼくが高校生のころから全然変わってないじゃん!と、おじさん勇気をもらったような気がしました。

もちろんBUCK-TICKも健在。フェスといえば、一見さんに存在を知ってもらうかっこうの場でもあるため、多くのアーティストが有名曲や懐メロに走るなか、BUCK-TICKはほとんど新曲中心のセットリストと常にアップデートされて、今を生きておりました。とはいえ、LUNA SEAのJが飛び入り参加した『ICONOCLASM』(1989年)におっさん歓喜したのは言うまでもありません。

▲3万人のオーディエンスが一体となったLUNA SEAの登場。待ってました

そして大トリで迎えたのはLUNA SEA。LUNA SEAのライブを観たのは初めてでしたが、SLAVEでなくても知っている『ROSIER』や『DESIRE』『I for You』など往年の名曲をはじめ、hide(X JAPAN)の『Rocket Drive』カバーを織り交ぜたセットリストだったので、存分に楽しむことができました。特に、2日目に出演したバンドメンバーが勢ぞろいしたアンコール『BELIEVE』は、歴代仮面ライダー大集合的な壮観さ。

また、ソロ活的にうれしい演出だったのが、ライブ最後に参加者全員で手をつないでおこなうジャンプ。こういう演出がファン同士の出会いや結束に役立っているのでしょう。撮影していたのでやれませんでしたが、ぼくも誰かと手をつないでジャンプすればよかったかな……。

▲ラストはみんなで手をつないでジャンプ! 一体感も出会いも生まれる素敵なお約束ですね

そんなこんなで、あっという間に楽しい時間が終わったLUNATIC FEST.。ともあれ言えることは「SLAVEはあったかい」ってことですね。ほかのフェスがあったかいかどうかはさておき、これから来る夏フェスシーズンも、オープンマインドで望めばソロでもきっと誰かがイジってくれるはず。さもなければ、最新スマホという最高の暇つぶしアイテムがありますからね。バッテリーとエリアに気をつければきっと乗り切れるはずです!

ソロで“夏フェス”を楽しむための心得

その1
まずタイムテーブルとステージをチェック!
その2
他のお客さんにイジってもらえそうなネタを仕込む
その3
超絶ヒマになったら周りの人の会話を傍聴
その4
時にはお酒の力を借りてオープンマインドに
その5
かくなる上はスマホさんに泣きつく?

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