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2018/3/20

埼玉や足立区あたりの若者を中央線文化圏へ【駅名ソムリエール・能町みね子の夢の地下鉄21号線 第9回】

「駅名ソムリエール」で独自の視点で新たな駅名を考案しまくった能町みね子さんが、今度は脳内地下鉄建設に着手。ときにみなさんの意見を汲み取りつつ、能町さんの個人的思惑で、今まで線路がなかったあの場所とこの場所の間を脳内地下鉄が走ります。名付けて「夢の地下鉄21号線」!

「駅名ソムリエール」で独自の視点で新たな駅名を考案しまくった能町みね子さんが、今度は脳内地下鉄建設に着手。ときにみなさんの意見を汲み取りつつ、能町さんの個人的思惑で、今まで線路がなかったあの場所とこの場所の間を脳内地下鉄が走ります。名付けて「夢の地下鉄21号線」!

能町みね子の夢の地下鉄21号線


第九回 環七線 その4(赤羽駅~高円寺駅)

結論として、環七線をまだまだ延ばすことにしました。(今までの環七線はこちら⇒その1その2その3

環七をさらに西〜南に行くと高円寺まで行ける。埼玉や足立区あたりから若者を中央線文化圏へ運び、文化度を高めて一気に女王の支持率アップを狙いたいところです。

ちなみに、今もすでに赤羽〜高円寺という謎のバス路線があるんですけど、それは50分近くかかる。30分くらい短縮してさしあげたい。

ということで、赤羽からさらに西に線路は地下を進んでゆく。高台の上、住宅地の真ん中の西が丘一丁目交差点付近で駅を作ります。坂を上らなくていいので帰るのが楽になりますね。ここにはもう消えてしまった「稲付(いなつけ)」という地名があるので「稲付駅」にします。

中学校の名前には残っていますが、駅としても復活。ちなみに「いなつけ」という読み方は新しいものらしく、かつては「いねつけ」だったそうなので、そこもしつこく古い方の「ね」を取ります。

線路は南西に進んで環七に久しぶりに合流し、板橋本町交差点を目指します。ここにはすでに都営三田線があるのでそれと接続しますが、この「板橋本町」という名前もちょっと私のお気に召さない。

板橋という街は歴史が古い。中山道の一つ目の宿場町でもあり、「板橋」という実際の橋もあります。街道に沿った大きな町でしたが、このへんはその細長い板橋宿のすみっこ、「板橋上宿」と呼ばれていたあたりです。そのまま江戸の風情の残る「板橋上宿」にしましょう。都営線の駅名も勝手に変えてしまいましょう。

近くに「縁切榎」っていう名所があるんで、そっちとも迷ったんだけど…さすがに駅に「縁切榎」はないかなと思って却下。




環七を辿って東武東上線、西武有楽町線とも乗り入れ!

そこからまた環七に沿っていき、東武東上線とつなぎたいので、そこだけ少しずれてときわ台駅と乗り換え可能にします。ときわ台、ここもそれなりに歴史ある高級住宅地ではあるんだけど、江戸や明治からつづく地名にはかなわない。今も公園や橋の名にかろうじて残る「向屋敷(むかいやしき)」を採用。ちょっとリッチな感じもするし。

線路を環七に戻しまして、板橋消防署小茂根出張所のあたりで一駅。ここの住所は「小茂根(こもね)」ですが、この地名はなかなかくせ者。このあたりにあった小山・茂呂・根ノ上という三つの地名をむりやり合わせた名前です。元に戻してあげたいので、いちばん近そうな名前を取って「茂呂(もろ)」。

そのままずっと環七を行くと、西武有楽町線の新桜台駅にぶつかる。またここで乗り換え可能にします。新桜台……いかにも最近作った雰囲気の、私がいちばん変えたくなる地名です。有無を言わせず「羽根沢」に改名。ここの住所はいま「羽沢(はざわ)」ですが、かつては羽根沢(はねさわ)だったとのこと。昔の地名は表記に揺れがあることが多いとはいえ、なんでこんな微妙な変更をしたのか謎です。

さらに環七を進むと練馬区のいわゆる豊玉地区に入ります。豊玉中学校のあたりで一駅作りましょう。この「豊玉」の地名は古株のような顔をしてますけど、かつての「北豊島郡」と「東多摩郡」の郡名を組み合わせて作った、由来も歴史も浅い地名です。

もともとこのへんは「中新井(なかあらい)村」という村だったんですが、近所に新井薬師があったりして名前がちょっとややこしいので、「中新井」のほうは思い切り消し去ってしまったようです。いや、別に間違わないでしょ。このあたりはちょうど中新井村の中心部ですので「中新井」に戻しましょう。




最終目的地は高円寺、その前にもう一駅!

ずーっと進むと線路は南進する形になって西武新宿線の野方とぶつかります。野方について調べたところ、もとは中野から板橋あたりまでを含む広い地名だったらしく、ちょっと微妙な感じがします。が、まだ19世紀(明治時代)のうちに、このあたりの狭い地域が野方ということになってたみたいなので、セーフとします。明治セーフ。

そこから終点を高円寺として、中間にもう一つ駅を作ってもいい。高円寺の外れに当たる、大和陸橋の少し北側あたりに駅を作ってあげたい。

ここの駅名は非常に迷いました。古い地名を取ると「上沼袋」になるのだけど、すでに西武新宿線に沼袋駅(このへんは本来「下沼袋」っぽい)があるのであまり気が進みません。ほかの小さな地名はあまり見つからず……今もギリギリ生きてる「通りの名前」を取って、「大場通り」に。

ここを通る早稲田通りは「大場通り」とも呼ばれています。「大場」というのは何かというと、いま中野区大和町と呼ばれているあたりがかつて「大場村」と呼ばれていたらしい。「大場」だけだと「台場」とかぶるし、「通り」はつけておきましょう。




江戸川~葛飾~足立~埼玉~練馬から中央線文化圏をつないでみたけれど!?

こうしてやっと環七の半分以上を走り終えて、ここで終わりにするつもりだったけど……ここまで来ると環七全部つなげたくなってくる。さあどうしましょうか。判断は次回に先送りに。




環七線その4



◆「環七線 (赤羽駅~高円寺駅)」の編集部オススメおでかけスポットはこちら!

いたばしボローニャ子ども絵本館(板橋上宿駅)
スポット詳細はこちら
イタリア・ボローニャから寄贈された、2万6千冊もの世界中の絵本を所蔵している海外絵本の図書館。小学校だった建物の一部を利用し、木のぬくもりを感じながら絵本を楽しめる。

パーラー江古田(羽根沢駅)
スポット詳細はこちら
噛めば噛むほど味わい深い、ハード系のパンがそろう大人気ベーカリー。イートインスペースではサンドイッチやキッシュもいただける。

cafe garage Dogberry(高円寺駅)
スポット詳細はこちら
音楽と空間にこだわった、高円寺の隠れ家的カフェ。ランチから夜中まで営業しており、さまざまな形のソファやイスでのんびり過ごせる。

能町みね子

能町みね子さん

文筆業兼イラストレーター。
「オカマだけどOLやってます。」でデビューし、近刊に「『能町みね子のときめきデートスポット』、略して 能スポ」(講談社文庫)、「ときめかない日記」(幻冬舎文庫)、「お話はよく伺っております」(文春文庫)など。
Twitter:@nmcmnc


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