■一人ライブの魅力って?ソロライブ参戦300回の女子音楽ライターに聞いてみた!

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音楽が好きならば、仕事帰りや一人の休日に、ふらりとライブハウスを訪れてみてはいかが?


・気軽に好きなアーティストの生演奏が聴ける

・自分の好きなように音楽を楽しむことができる

・新しい人間関係を築くこともできる


など一人ライブ参戦には、友達と行くのとはまた別の魅力がたくさん!「え、でも女子一人ライブはレベル高すぎる…」と思う人もいるでしょう。大丈夫!ライブハウスが汚くて怖いなんていうのは昔の話。今の東京にはカフェやラウンジが併設されていて、清潔で女子一人で気軽に訪れられるライブハウスが数多くあるんです。


今回は、これまで500回以上ものライブを観賞。うち300回以上はソロで参戦という、音楽ライター・峯岸利恵さんに「実際に一人で来ている人っているの?」「一人だからこその魅力は?」「オススメのライブハウスは?」などなど、一人でライブの、気になる疑問に答えてもらいました。

■Q1、女子一人でライブに行くって変じゃない?危なくない?正直不安です…

ライブ一人参戦300回の女子が伝授!「ひとりでいく」ライブの楽しみ方_764249

ライブハウスというと、昔ながらの「こわい」「汚い」といったネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。


でも、実際に行ってみると、今のライブハウスの館内は清潔。アーティストによって雰囲気が異なりますが、お客さんも学生から社会人、シニアの方まで男女・年齢問わず、さまざまな方がライブを楽しんでいます。もちろん、一人で参戦されている女性もたくさんいます。


好きな音楽を聴きに来ている人ばかりなので、ナンパや痴漢といった女性ならではの危険も、まったくと言っていいほどありません。防犯もきちんとしていて、荷物はロッカーなどに預けられます。

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また、「一人だと、周りから変な目で見られちゃうんじゃ…」と不安を感じる方もいるかもしれませんが、その心配も無用です。ライブハウスに来る人は皆、同じ音楽が好きな「仲間同士」。当たり前ですが、音楽を聴くことに夢中で、他の人がどうしているかあまり気にしていません。人数はもちろん、服装も音楽の聴き方も気にする必要はないんです。


だからライブハウスに行くときは、チケットと「生演奏、楽しみだな!」「私の好きな、あの曲が聴けるかも!?」というワクワクする気持ちだけあれば万事OKです!

■Q2、一人だからこそ味わえるライブの楽しみ方や魅力ってなんですか?

音楽の楽しみ方は人それぞれ。同様に、ライブの楽しみ方も人それぞれです。皆で行くのももちろん楽しいですが、一人で行くからこそ味わえる魅力もあります。

魅力1:仕事帰りや、急に予定が空いた夜など、とにかく気楽に楽しめる!

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一人ライブの最大のメリットは、やっぱり気軽に行けること。


友達と予定を合わせる必要がないから、仕事帰りや、「今夜の約束が急になくなっちゃって、暇…」と思ったときなど、好きなタイミングで、好きな音楽の生演奏を聴けるなんて贅沢ですよね!


また、開演ギリギリに会場入りして、終演後はサッと帰るなど、自分の都合に合わせて動けるのも、働く女子にとっては大きな魅力です。

魅力2:しっぽりもワイワイもOK!好きな音楽に好きなように没頭できる

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友達とライブに行くと、どうしても周りに合わせてしまいがち。一緒に行っている人がクールに音楽を聴いているのに、急に自分だけテンションがあがって、大声を出したりしてしまうのはちょっと恥ずかしいですよね(笑)。しかし、一人ならその時のテンションに合わせて、自由にライブを満喫できます。


例えば、フロアのポジション。ライブハウスって、実はフロアのどこにいるかで過ごし方が変わります。最前列ならメンバーをジッと観られますし、中央なら他のお客さんと一緒に盛り上がれます。壁際ならお酒を飲みながら、ゆっくり観ることも。一人なら臨機応変に場所を変えて、自由に楽しむことができるんです。


余談ですが、先日見に行ったライブで、とても素敵な楽しみ方をしている女子がいました。その方は仕事帰りなのか、スーツで来ていたのですが、開演時は壁際でお酒を飲みながら演奏を聞いていたのに、急にフロア中央に飛び込んでもみくちゃになって、その後壁際に再び戻って優雅にライブを観賞していました。自由にライブを楽しむ姿は、とてもカッコよかったです(笑)。

魅力3:バンドの歴史やSNSコミュニティなど、一人だからこそ自分の世界が広がる!?

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目当てのバンドやアーティストのライブの他にも、ライブハウスにはさまざまな楽しみがあります。今まであまり知らなかった音楽の種類を知ることもできますし、歴史のあるライブハウスなら壁に貼られたポスターから、いろんなバンドの歴史に触れることもできます。


また、館内はもちろん、SNSで同じバンドが好きな仲間ができることも。TwitterやFacebookなどに参戦履歴、好きなバンドのセットリストやMCを投稿する方をする人も大勢います。


働き始めると「日々会う人は仕事仲間だけ…」となってしまう人もいるかと思いますが、ライブハウスに行けば新しい人間関係を築けます。人生が豊かになりますよ(笑)。


■Q3、 初めて一人ライブに行くなら、どこのライブハウスがオススメですか?

とはいえ、実際に初めて一人でライブに行くとなると、どうしたって不安を感じてしまうもの。


なので、最後に「一人ライブに行ってみたい」という人のために、「行くまで道が明るい」「女子一人でも安心して訪れることができる立地」にあるライブハウスを4つ紹介します。どこもオープンでクリーンな雰囲気の中、演奏を楽しめますよ!

【1】WWW/音響も見やすさも抜群!渋谷のど真ん中にあるライブハウスブハウス

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2010年にオープン。FUJI ROCK FESTIVALなどでも使われた音響システムを採用し、時代を彩る数々のミュージシャンも出演している人気店です。


映画館を改築しているため、フロアがフラットでなく大きな段になっていて、ステージが見やすいのが特徴。場所も渋谷のど真ん中にあるので、開演時間までの暇つぶしや、終演後の夜食にも困りませんよ。

WWW
  • 所在地

    東京都渋谷区 宇田川町13-17 ライズビル地下

  • 最寄駅

    渋谷

【2】LIVE HOUSE FEVER/ゆったりと楽しめるスペースと併設されたカフェが魅力

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2009年にオープン。多くの人気バンドがライブしたがる評判の良いライブハウスです。キャパシティを300名程度に絞っていますが、フロアは400名でも入れそうなほど広々しています。つまり観客一人あたりのスペースが広く、快適に観賞できるんです。


井の頭線・新代田駅から歩いてすぐで、下北沢からも徒歩圏内。内装も明るい雰囲気で開放感があり、通いやすさは◎。オシャレなカフェも併設しているのもポイントです。

【3】新宿LOFT/ご飯も音楽も楽しめる!音楽ツウも通う老舗ライブハウス

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1976年にオープンした老舗で、1999年に現在の歌舞伎町に移転しました。エッジの効いた、さまざまなジャンルのバンドやアーティストがライブを開催しています。


メインステージとバーステージの2フロアあって、イベントによっては交互に使われます。ちなみに、ステージ以外にご飯が食べられるラウンジもあり、ここのオムライスは絶品です!

新宿ロフト
  • 所在地

    東京都新宿区 歌舞伎町1-12-9 タテハナビルB2F

  • 最寄駅

    西武新宿

  • 電話番号

    03-5272-0382

【4】LIQUIDROOM/お目当てのアーティストが見やすい!有名バンドのホームグラウンドだった名門

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1994年に新宿でオープンし、2004年に恵比寿でリニューアルオープン。有名なバンドやグループを何組も輩出してきた名門です。


1Fはバーカウンター&ステージ、2Fは物販スペース&カフェ。1000人を収容するキャパシティですが、視界を邪魔する柱などもなく、ライブが見やすい作りになっています。

LIQUIDROOM
  • 所在地

    東京都渋谷区 東3-16-6

  • 最寄駅

    恵比寿

  • 電話番号

    03-5464-0800

まとめ

「一人でライブなんて・・・」という人も、一人ライブハウスデビューしてみれば、そんな不安は杞憂だったと思うはず。初めは緊張でドキドキするかもしれませんが、一度行ってしまえば、ハマること間違いなし!一緒に行く人とスケジュール調整の必要もないので、思い立ったらすぐに行けるし、好きな音楽を好きなように楽しめます。


仕事帰りや、予定のない休日は、音楽に没頭する最高の時間を、過ごしてみはいかがでしょう。

◆監修/峯岸利恵

◆監修/峯岸利恵

音楽についてのあれこれを、音楽サイトやブログにて文章にしているカレーと餃子が好きな人。バンドサウンドに魅了されて10余年、「音楽ライター」という肩書から想像されるよりはもっと自由に書いています。世に知られるべき音楽がもっと知られるように、日々精進中。

取材・文/綱島 剛

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2018年02月13日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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