1. ソロ活>
  2. 新しい趣味をみつける>
  3. 北千住・竹ノ塚・亀有>
  4. せんべろの街・赤羽へも通い放題に!?妄想地下鉄「環七線」完成!【能町みね子連載】

2018/2/2

せんべろの街・赤羽へも通い放題に!?妄想地下鉄「環七線」完成!【能町みね子連載】

「駅名ソムリエール」で独自の視点で新たな駅名を考案しまくった能町みね子さんが、今度は脳内地下鉄建設に着手。ときにみなさんの意見を汲み取りつつ、能町さんの個人的思惑で、今まで線路がなかったあの場所とこの場所の間を脳内地下鉄が走ります。名付けて「夢の地下鉄21号線」!

「駅名ソムリエール」で独自の視点で新たな駅名を考案しまくった能町みね子さんが、今度は脳内地下鉄建設に着手。ときにみなさんの意見を汲み取りつつ、能町さんの個人的思惑で、今まで線路がなかったあの場所とこの場所の間を脳内地下鉄が走ります。名付けて「夢の地下鉄21号線」!

能町みね子の夢の地下鉄21号線


第八回 環七線 その3(六町駅~赤羽駅)

環七線、もう3回目だ。

環七通りからだいぶそれた六町駅から、ちょっと無理してでも環七に戻ります。路線をぐいっとカーブさせてまた環七に沿うように地下線路を走らせ、いかにも足立区らしい「メガドンキ環七梅島店」のあたりで駅を。郊外の幹線道路沿いに鎮座するドンキの様子を見たら勢いで「メガドンキ前駅」にしてしまいそうですが、あくまでも旧地名にこだわりたい。

まず、ドンキの店名でもあり、ビートたけしさんの出身地としても名高い「梅島」という地名は「梅田」と「島根」を合わせた合成地名。これは私の好きじゃないやつ。

ここは現在「中央本町」という、合成地名以上に私が嫌いそうな地名が付いています。ほんとはもっと細かい地名がたくさんあったのに、足立区の真ん中へんにあるということだけでまとめて「中央本町」となった残念地名。私はここを「小右衛門(こえもん)駅」としたい。

このへんはかつて渡辺小右衛門さんが開発した「小右衛門新田」で、のちにそのまま「小右衛門町」という地名だったこともありました。公式な地名からは消えうせてしまったので、いまこそ復活を。コエモン、かわいいし。




お寺の西側に井戸が湧いたので「西新井」

さて、線路は西に進んで、東武伊勢崎線の西新井駅で乗り換えできるようにつなぎますが、ここの「西新井」も要検討事項です。

ここの由来ですが、まず「西新井」があっても「東新井」はない。「新井」もない。「西新井」という地名の由来は、いま「西新井大師」として知られる總持寺の西側に井戸が湧いたことによるんだそうで、「西新井」の地名は「西」まで含めてセットなんだそうです。

で、由来のとおり、西新井の元の村落は西新井大師の西側にある。しかし「西新井駅」は西新井大師よりはるかに東側です。ここはあまり「西新井」ではないのです。ここにいちばん近い元々の地名をつけるなら、「栗原駅」じゃないかな。駅の近くに「栗原小学校」もあるし。

そして、そのまま西に進んで東武大師線の「大師駅」のそば、ちょうど大師さまの入り口のところにきちんとフルネームで「西新井大師駅」を作りましょうよ。そのほうが落ち着きます。

さらに西に進むと日暮里舎人ライナーと交差しますが、ここもライナー側に駅がない。ここはライナーのほうに折れてもらって新駅を作ってもらい、環七線と乗り換えできるようにしてほしいです。

駅の名前は「上沼田駅」に。団地や公園の名前には残ってるけど、公的には消えてしまった地名です。「沼」ってやっぱり田舎っぽくて嫌がられるのかな?地盤の感じをそのまま表してていいと思うんだけどなあ。




焼肉好きがタクシーを使ってでも訪れる「鹿浜」の本当の読み方

環七はまだまだ西に進み、都内でも随一の無鉄道地帯「鹿浜」へ到着(有名焼肉店で、一部の人には知られた地名)。鹿浜三丁目交差点のところに「鹿浜駅」を作りますが、ここで注意したいのは読み方です。

「鹿浜」、いまはそのまま「しかはま」と読むけれど、かつては「ししはま」と読んだのです。

食用動物全般が昔は「しし」と呼ばれていたそうで、ここは「ししはま」の音が先にあり、後から「鹿」の字を当てたようです(江戸川区には「鹿骨」という地名が今もあり、こっちはいまでも「ししぼね」と読みます)。いつから「しかはま」と呼ばれるようになったのかよく分からないけど、暫定的に昔の読み方を取って「鹿浜(ししはま)」にしたい。




女王の乗り継ぎ政策で、足立区内の電車移動がどんどん便利に!

さて、ここから環七線はどう進むか。このまま行くとJRの東十条や十条に近づいていくけど、利便性を考えたら結節点の赤羽駅につなぐべきだと思うんです。なので、荒川をくぐるあたりでまた環七から線路をそれさせていきます。足立区新田の隅っこに「鹿浜新田駅」。

なんでここにも「鹿浜」がつくかというと、この荒川は人工河川で、大正時代まで新田地区は鹿浜側と陸続き。いま「新田」とされている地域も、鹿浜地域の端っこに作られた新田と言うことで「鹿浜新田」が元々の名前です。元に戻させていただきます。




葛西臨海公園から始まり、終点は赤羽に(でもまだ変わるかも)

そこからは完全に環七をそれてぐいーっと赤羽まで線を引っ張る。途中、ちょうど南北線の志茂駅(以前に「下村駅」に改名済み)を通れそうなので、ここも乗り換え可としておきましょう。「赤羽駅」の名前はそのままでよし。

ということで、ついに葛西臨海公園〜下小松(新小岩)〜亀有〜栗原(西新井)〜赤羽に及ぶ長い長い路線がつながりました!いやー大工事でした!

……でも、これ、まだ先に延ばそうと思えば行けそうなんだよね。どうしよう。まだまだ延ばすどうか検討中。




環七線その3



◆「環七線 (六町駅~赤羽駅)」の編集部オススメおでかけスポットはこちら!

西新井大師 總持寺(西新井大師駅)
スポット詳細はこちら
厄災消除の祈願寺として創建され、江戸時代には女性の厄除け祈願所として名を馳せる。東京のみならず埼玉や千葉など関東近県よりも多くの善男善女が訪れている。

焼肉 スタミナ苑(鹿浜駅)
スポット詳細はこちら
昭和レトロな外観にもくもく煙る店内、卓上にはガスローターという、古き良き時代の焼肉店。海外からの客も多く訪れる。予約は一切取らない。

立ち飲み いこい 本店(赤羽駅)
スポット詳細はこちら
赤羽の地で創業、今年で47年目という「いこい本店」は、“せんべろ”のはしりとも言われている名店。ディープな赤羽を体感したいなら、ぜひ行っておきたいお店。

能町みね子

能町みね子さん

文筆業兼イラストレーター。
「オカマだけどOLやってます。」でデビューし、近刊に「『能町みね子のときめきデートスポット』、略して 能スポ」(講談社文庫)、「ときめかない日記」(幻冬舎文庫)、「お話はよく伺っております」(文春文庫)など。
Twitter:@nmcmnc


ソロ活免許皆伝絵巻

ソロ活免許皆伝絵巻

  • 一人飲み

    一人飲み

  • 一人レジャー

    一人レジャー

  • ダイエット

    ダイエット

  • 自分にぴったりをみつける

    自分にぴったりをみつける

  • 自分ご褒美

    自分ご褒美

  • 一人ご褒美ディナー

    一人ご褒美ディナー

  • 一人カラオケ

    一人カラオケ

  • 一人焼肉

    一人焼肉

注目の記事

注目の記事