色や香り、そして味わいまでバリエーション豊富なワイン。ワイナリーにも行ってみたいけれど、遠くまで足を伸ばすのはちょっと面倒・・・そんなときにオススメなのが、最近注目が集まる「都市型ワイナリー」。都会にいながらにして、ワイン作りを見学させてもらえたり、そこで作ったワインを体験できちゃうんです♪今回は、ワインライターの水上彩さんと門前仲町にある「深川ワイナリー東京」に潜入。隠れ家のような空間は、女性の一人飲みにぴったりな場所でしたよ!


【おでかけ時のポイント】

・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう



仕事帰りの一人飲みにも!バー併設のワイン醸造所/深川ワイナリー東京

深川ワイナリー東京


今回ご紹介するのは、門前仲町駅A4出口から徒歩10分弱、東京の下町にある「深川ワイナリー東京」。下町散歩気分でワインが楽しめるという噂を聞きつけ、さっそく潜入してきました。少しレトロな昭和の雰囲気ただよう街並みを眺めながら1本細い小径を入ると、ワイナリーが見えてきます。

木のぬくもりがほっこりとした印象のかわいらしい外観で、とても中にワイン醸造所があるとは思えません。



深川ワイナリー東京外観


黒板の道案内に従い、奥に進むと、入り口が見えてきます。一見すると普通のお宅のガラス戸のようですが、おそるおそる扉を開けると・・・そこにはまさに秘密の隠れ家のような、しっとり落ち着く空間が広がっていました。



深川ワイナリー東京店内


「テイスティングラボ」と呼ばれるカウンター9席のこじんまりとした店内。テーブルの上には自家製ワインのボトルがずらりと並んでいました。なんとワイン醸造所だけでなく、こちらの試飲所が夜はバーとしても営業しているんです。



深川ワイナリー東京メニュー


17時からのBARタイムには、日替わりのおつまみも。常時6~7種類ほどそろえております。

フランスには食事の前にアペリティフ(食前酒)を楽しむというおしゃれな習慣がありますが、一人でサクッと一杯アペしてから夜の街に繰り出しても良し、ゆっくりつまみとワインを楽しむも良し、いろんな楽しみ方ができるのが「テイスティングラボ」の魅力。

平日、仕事帰りにふらりと立ち寄られるお客様や女性のお一人様も多いそう。



深川ワイナリー東京メニュー


ワインメニュー「深川ワイナリー東京」のもの以外にも外国産のワインもあり、グラスワインが豊富なのがうれしいところ。しかもボトルでもほぼ4,000円前後と、リーズナブルなんです。



深川ワイナリー東京試飲


せっかくなので、ワインをいただきます♪オーストラリアの赤ワインは、香りがしっかり感じ取れるよう、大きめのグラスで出していただきました。 こちらの「シラーズ」は酸味がしっかりとしているので、とくにラム肉と相性バツグンだそう。

「ブドウを活かしてワインを作る」ワイナリー、「ワインを活かして料理を作る」レストランが連携している「深川ワイナリー東京」は、ワインと料理との距離が近いのも魅力なんです。お話を伺っていて、お腹がすいてきました・・・。



土日祝日は、ワイン醸造所の見学も可能!試飲は300円~とワインが身近に感じる♡

深川ワイナリー東京醸造所


「深川ワイナリー東京」の最大の特徴は、なんとワイン醸造所を見学させてもらえること(見学は日曜14時~と16時~、各20分程度、要予約)。ずらりと並んだ巨大なステンレスタンクが並ぶ様子は、圧巻です。

こちらでは、山梨、長野、北海道など全国から届いたブドウを使ってワイン作りを行っています。秋冬には日本のブドウを使ってワインを作り、それが終わったら、季節が真逆の南半球から届くブドウでもワインを作っているそう。



深川ワイナリー東京醸造所


取材に伺った10月は、日本各地から次々とブドウがやってくる時期。オレンジ色の大きな開放型タンクのなかでは、すでにブドウが発酵をはじめ、魅惑的な香りを放っていました。

ワイン一筋の醸造家・上野浩輔さんにご案内していただき、特別にタンクから、発酵3日目の白ブドウ果汁を飲ませていただいちゃいました。桃のような濃厚な果実味とフレッシュな酸味がさわやかで、そのまま飲んでもすでに美味しい!これが美味しいワインに変化していくのですね。

スイッチが入ると話が止まらない上野さん、ろ過・無ろ過のちがいなど、「深川ワイナリー東京」のこだわりをたっぷり教えていただきました。

そのあとは、お楽しみの試飲タイム♡50ml1杯300円、30ml3杯set700円。これは大人買いならぬ“大人飲み”したくなります♪



深川ワイナリー東京


ボトル販売も行っていて、「深川ワイナリー東京」のシンボルでもあるキャラクター「ワインマン」が描かれたかわいいラベルは、「深川ワイナリー東京」社長自らのデザインだそう。「TOKYO」の文字がインパクトがあって、東京土産としてもよろこばれそう。もちろん、自分用に買って帰っておうちワインを楽しむのも良いですね!

この日は、品種の違いや作り方の違いで何種類か試飲させていただいたのですが、ワイン用のブドウだけでなく、デラウェアなど食用ブドウからもワインを作っているのが面白いところ。

本格的な味わいながら、全体的にやさしく、飲み疲れないのが好印象でした♪ なにより醸造風景を見ながら、そこで実際に作られたワインを飲むと、さらに美味しく感じます♪



深川ワイナリー東京プライベートレストラン


2017年8月からは、プライベートレストラン「WineManʼs Table(ワインマンズ テーブル)」もオープン。

テイスティングラボの奥にあるゆったりとした空間で、6皿構成のイタリアンコースを4,500円でゆっくりといただくこともできるんです。一人一人のお客様のお好みやワインの要望を大切にするため会員制にしているそうですが、「深川ワイナリー東京」や系列店を訪れた人なら予約可能とのこと。こちらも要チェックです!



深川ワイナリー東京
所在地:東京都江東区古石場1-4-10高畠ビル1F
電話番号:03-5809-8058
営業時間:月木金土日祝16:00~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
※バータイムは17:00~
定休日:火・水曜
最寄駅:門前仲町




ランチも楽しめる!深川ワイナリー東京直営のワインバル/九吾郎ワインテーブル

九吾郎ワインテーブル 店内


料理のバラエティを求めるときには、清澄白河にある直営ワインバル「九吾郎ワインテーブル」へ。同店では、深川ワイナリー東京のワインに合わせてシェフが考案したお料理が楽しめます。こだわりセレクトのワインの数は、なんと200種類以上!

なんと女性比率100%の日もあるそう。テーブル席とカウンター席のほかに立ち飲みスペースもあるので、一人飲み初心者も入りやすそうです。



九吾郎ワインテーブル 料理


料理は、ワインに合う写真の「豚の赤ワイン煮込み」(950円)やすし酢を使ったやさしい酸味で女性に人気の「鮨職人のピクルス」(518円)などのほか、「お一人様プレート」(950円)なんていう、まさに一人飲みにぴったりなメニューも♡

また、土日祝日はランチもやっているので、清澄白河散歩や深川ワイナリー東京見学とあわせて足を運ぶのもオススメ。 昼飲み気分のときは、メニュー名からテンションがあがっちゃう「お昼から飲みたい方のためのおつまみセット」(1,080円)をチョイスしてみては?

お昼からおしゃれな空間で美味しい料理とワインを楽しめば、ちょっぴり贅沢な一人時間となりそうですよ♪



九吾郎ワインテーブル
所在地:東京都江東区白河1-3-10 白河AKビル1F
電話番号:03-5875-9516
営業時間:月~金17:00~23:00(L.O.22:30)、土日祝ランチ11:30~14:00(L.O.13:30)、土日祝ディナー17:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:なし(年末年始のみ)
最寄駅:清澄白河




◆取材・執筆/水上 彩

1986年生まれ。ワインライター。5年半のOL生活を経て通信業界からワイン業界に転身。ワイン発祥地ジョージアからイランを旅したあとフリーランスとして活動を開始し、ワインの記事を中心にさまざまな媒体で執筆中。着物とワインと猫を愛し、最近はほぼ毎日着物の生活を送っている。

ブログ: 余韻手帖 きものでワイン


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※2020年8月26日情報更新。
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