
2017/6/7
【日本橋】豪華寝台列車に宿泊?ホステル北斗星で一人旅気分
一人旅行好きの女子必見!どこかに旅行へ出かけてリフレッシュしたい、そんなときにオススメなのが、日本橋に泊まるだけで豪華寝台列車での一人旅気分が体験できる「ホステル北斗星」です。都内にいながらにして伝説の寝台列車「北斗星」に2,100円から宿泊できる同施設なら、雰囲気たっぷりの空間で一人の時間を楽しんだり、国外からの旅行客とお話してみたりと、手軽に一人旅気分を味わえますよ。
よみがえった伝説の寝台列車
今回ご紹介するのは、馬喰町駅4番出口すぐそばの「トレインホステル北斗星」です。
東京駅から電車で約5分のうえに、駅から出てすぐなんてアクセス抜群ですね!こんな都心で本当に一人旅気分が味わえるのかしら、とドアを開けると・・・
「受付」と書かれた方向幕風の看板に目が奪われるロビーが! 入ってすぐにワクワク気分が高まります。
乗り鉄、撮り鉄などの“鉄女”も増えた昨今、施設名からもうお気づきの方もいるかと思いますが、こちらのホステルは1988年に誕生し、かつて上野から札幌を往復していた、寝台列車「北斗星」の再現した宿泊施設なのです。
“日本初の豪華寝台列車”とも言われていた「北斗星」は、たくさんの人から愛される存在でしたが、2015年に運行を終了。 その役目を終えてからも、伝説として多くのファンを魅了し続けている列車です。
そんな伝説の寝台列車が、2016年に「トレインホステル北斗星」として生まれ変わりました。ただのホステルではなく、なんでもファンにはたまらないアイテムや工夫がちりばめられているのだそうですよ。
ロビーには「北斗星」の写真や書籍、電車の部品などが展示されていあり、そのほとんどがお客さんが寄贈したものなんだとか。
また、国内外からのお客さんに向けた情報誌も置かれ、冷蔵庫には北海道の炭酸飲料「ガラナ」や北海道限定ビール「CLASSIC」などもあって、本当にこれから電車に乗り込むような気分になりました♪
宿泊料金は時期や曜日、部屋によって変動がありますが、男女共同ドミトリー2段ベッドなら2,100円から、女性専用ドミトリー2段ベッドは2,400円から4,400円まで。
女性専用があれば一人での利用も安心ですし、困った時はスタッフさんが24時間常駐しているので相談できますね。また、チェックインは23時まで、24時には入口の鍵がかかるので、セキュリティは◎。
というわけで、いよいよ館内へ旅に出ます! エレベーターで2Fへ。
どのフロアも、部屋に入るのにはパスワードが必要です。 入口では実際に使われていた記号や番号の、レトロなプレートを発見。絵になりますね~。 入るとすぐにラウンジと共用キッチンがありました。
ラウンジは「北斗星」の食堂車「グランシャリオ」で使用していた家具を使った、とっても上品な空間です。
テーブルやチェア、テーブルランプなど、シンプルな形なのに味わいがあります。こちらはレストランではないので、自分で調達した料理を頂くのですが、憧れの食堂車の雰囲気の中でのご飯は一味も二味も違いそう♪
共同キッチンには冷蔵庫やレンジ、炊飯器のほかに食器や調味料も自由に使えるので、食材だけ買ってきてこちらで調理することもできます。
お料理きっかけにほかのお客さんとお話するのも、一人旅、そしてホステルの醍醐味でもすよね。
実はトイレにも見どころは満載!ドアや手洗い場の三面鏡も「北斗星」で使用されていたものを再利用しています。ほれぼれするデザインですなあ。
次はゲストルームへ潜入。 2・3・4Fは男女共用ドミトリーで、もう寝台感120パーセント! 筆者は映画でしか寝台列車内を見たことがありませんが、まさにあのノスタルジックな世界が広がっていました!
2Fゲストルームのチェックがかわいいこのシートは、「北斗星」の中でも人気だった「ツインデラックス」という名前だそう。 カーテンを閉めれば半個室でなくてもプライベートが保たれるので、居心地よさそうです。
そこここに並ぶ、この「一人用」のシートが、より一人旅感を演出してくれますね。
3Fの紫がかったこのシートは「B寝台開放寝台」という名前。こちらはシンプルなベッドタイプです。
ベッドの間のハシゴは折り畳み式になっており、ファンにとってはたまらない仕様なのだとか。
B寝台脇のテーブルについている、栓抜きを発見しました。これは知ってる!小さいころに列車の中で見たことある気が・・・!と突然ノスタルジックな気分に。ところどころにこういう発見があるのが楽しいですね。
この日は共同ドミトリーを利用している方が多かったにもかかわらず、ゲストルームはとっても静かでした。 また、どのフロアにもロッカーが完備されているので、貴重品などの保管も安心できます。
そして忘れちゃいけないのが、3Fの「男女混合ドミトリー内半個室」と、5Fにある「女性専用ドミトリー内半個室」です。
3Fの半個室、落ち着いたブラウンのシートは「北斗星」の中でも最高級のシート「ロイヤル」。運行当時は大人一人用17,880円(乗車料別)もした、ファンならずとも憧れのシートです。
とても上品で落ち着く半個室空間では、考え事をしたり書き物をして静かに過ごすのにピッタリです。
5Fのシートは「ツインデラックス」と黄色の「ソロ」シートの2種類のベッドです。今回はこちらのソロに座らせてもらいましたが、シートの座り心地は程よい硬さで、足も楽々延ばせます。
シートのタイプ、上段下段などは、申込時にスタッフさんが希望を聞いてくれるそう。(繁忙期は希望に添えないこともあります。)
自分の好みのシートで過ごす時間は、リアルに寝台列車に乗っているように感じられます♪
6Fには洗剤と柔軟剤完備のランドリールームもあります。旅行先でも洗濯物を溜めたくない、きれい好きさんにはうれしいですね。
同じく6Fには男女別のシャワールームも!男女5室ずつ、全10室あるシャワールームは、24時間いつでも利用できます。
ドライヤーもついているし、また時間制限もないので、清潔なシャワールームで汗を流し、のんびりと身支度してください。
脱衣スペースには「北斗星」で使用されていた鏡が。こうやってレトロなパーツと触れ合っていると、鉄女ではない筆者でも今は無き「北斗星」に興味が沸いてきます。
「トレインホステル北斗星」は、想像していた以上にリアルな作りをしていて、ほんの少し過ごしただけでも、旅行気分を味わうことができました。
自分一人だけの空間と時間、行き交う人々との気ままな交流こそ、一人旅の醍醐味ですが、ここでならしっかりとその空気感を味わえます。
遠出するほどの時間はないけど、ふと一人で旅に出たくなった時は、是非こちらのホステルへとお出かけしてみてくださいね。きっとリフレッシュできますよ!
まとめ
ホステルというと、いろいろな国籍の方が行きかい、にぎやかな印象ですが、「トレインホステル北斗星」は、お客さん同士マナーを守り、気持ちよく利用できそうです。
また、トイレや洗面所などの水場がとても清潔で、スタッフさんとお客さん、みんなが大切にしているのが伝わってくる素敵な空間でした!
トレインホステル北斗星
住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-10-12
電話番号:03-6661-1068
最寄駅:馬喰町
取材・文/オソロシ子
※メニュー・内容は、2017年6月7日時点の情報です。
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