
2017/2/21
【地下アイドルの秋葉原レポ】北欧系から話題のアニメまで!女子がトキめく最新ガチャ&フィギュア

地下アイドルでライターの姫乃たまさんが、東京の独自の楽しみ方をご紹介。いつもと違うおひとり様時間を過ごしたい女子のために、体当たりレポートを敢行!今回の舞台は秋葉原。どんなおひとり様歩きを教えてくれるのでしょうか
はじめまして。地下アイドルの姫乃たまです
先日仕事で、生まれて初めて占い師という職業の方にお会いしたのですが(しかも同時に2人!)、会うやいなや、「個性的な星!」「癖がある人!」と、左右からステレオのように叫ばれました。星って・・・私は、そんなに個性的なんでしょうか。
今回から『Let’s EnjoyTOKYO』で連載が始まったことをTwitterで告知したら、ファンの方に「メジャーなアイドルみたい!」と褒められました。
▲姫乃たま Twitter @Himeeeno
「東京生まれなのにコンサバな遊び方をしていない人」として依頼が来たので、完全にプログレッシブな人だと思われています。もしかしたら編集さんにも、個性的な人だと思われているかもしれません。
実際には気が弱い性格なので、いまの私はメジャー媒体の片隅にひっそりと咲くたんぽぽ(地下アイドル)です。ここ、ソロ活のカテゴリですし、性に合っている気もします。
今回のテーマは、女子の皆さんにお贈りする“秋葉原のおひとり様歩き”なので、秋葉原のフィギュアショップ『海洋堂 ホビーロビー東京店』へ向かいました。コンサバなインテリアショップに私が向かわない、この“意外性”が個性的ですよね・・・!?(他者からのイメージは守りたい、コレが地下アイドルの悲しい性)
嗚呼、素晴らしきフィギュアの世界/『海洋堂 ホビーロビー東京店』
▲秋葉原駅から歩いてすぐにある『海洋堂ホビーロビー東京店』さん
ということで、秋葉原のラジオ会館5Fにある、『海洋堂ホビーロビー東京店』さんにお邪魔しました。
▲店内には所狭しとフィギュアが。
専門店の店員さんらしい情熱的な店長が、フィギュアについて熱心に説明してくださるので、まったく知識のない私もあっという間に夢中になってしまいました。
▲思わず見とれてしまうハイクオリティなフィギュアの数々、欲しい・・・。
人気商品は、海の生物や恐竜をリアルに模したネイチャーフィギュア『アクアテイルズ』だそうです。本物みたいなカエルが可愛い!
▲『シャチ』(1,955円)とお気に入りの『モリアオガエル』(1,955円)ずっしり重くて、簡単には倒れなそう。
店長さん曰く、「やっぱりシャチが人気ですね」とのことで、初心者の私は「『やっぱり』なの・・・?」と思いながらも、歯まで細かく再現されているところに感動しました。
▲シャチの歯まで再現されているんです。すごく細かい!見えますか?
秋葉原には、メイド喫茶やアニメグッズなど、王道の萌えだけでなく、ソロ活女子の心の隙間に届く萌えが待っていますよ!
ネイチャーフィギュアの隣には、なにやらものすごく細かいつくりの骸骨フィギュアがありました。
▲とてつもなく繊細なフィギュア『タケヤ式自在置物 骸骨』を発見!
よく見てみると・・・猫の骨!思わず「猫だ!」と驚いたら、すかさず店長さんが、「鬼です!」と教えてくれました。
▲鬼でした。『タケヤ式自在置物 骸骨武者 鉄錆地調』(6,264円)だそうです。でもネコっぽい。
▲やっぱり猫だと思う。
これは世界的にも有名な造形師、竹谷隆之さんの“リボルテックタケヤ”シリーズ。海洋堂オリジナルの、よく動くのに丈夫な関節が特徴です。アクションフィギュアとも呼ばれていて、人間の関節みたいにぬるぬる動きます。
ちなみに担当の美人編集さんは、リボルテックタケヤの“動く仏像シリーズ”が気に入ったようで、「デスクに飾りたい」と“金剛力士 阿形・吽形”を見つめていました。
▲関節が自由に動くリボルテックの『金剛力士 阿形(右)・吽形(左)』(各4,731円)。かっこいい体勢にも、変な体勢にもできちゃう。
「これを置けば、気になる職場の男性と話題になるかも」と呟いていましたが、阿吽の像を見て話し掛けてくれる男性っているんでしょうか・・・うーむ、いれば面白そうです。
秋葉原デビューの女子へ、「ガチャガチャ」のすゝめ
お店まで来てみたけど、フィギュアを選びきれなかった、値段的に手が出なかった、という女子には「ガチャガチャ」がオススメです。海洋堂さんの出入り口には、「ガチャガチャ」がずらりと並んでいます。
▲来店した記念に挑戦する外国人観光客も多いんだとか。
今回、私も大人になってから初めて「ガチャガチャ」をやりました。凡庸な感想かもしれませんが、楽しいですね。どれかが出てくるとわかっているのに、取手を回している時に脳内物質がドバドバ出ます。
成人初「ガチャガチャ」は『千葉 フィギュアみやげ」。ニッチ!しかもここ秋葉原だし!
▲千葉の名産・名物が出る“フィギュアみやげ 千葉”(400円)
象や電車など7種類の中で、一番気になったのは“八街落花生”。心の中で、「落花生こい、落花生こい・・・」と祈りながらガチャガチャ。
▲何が出るかな、何が出るかな、ドキドキ。
早速開けてみると・・・落花生が出ました。ビギナーズラック!スロットと一緒!
▲とてもリアルな落花生なので食べます(※食べません)。
ガチャガチャでも“ネイチャーフィギュア”が大人気とのことで、次は1番人気の『子パンダ日和』(300円)に100円玉を入れてみました。
あ、なんか競馬みたいな文章になってしまいました。
▲間髪入れずネクストガチャへ。
▲よちよち歩くパンダをゲット。
それからハリネズミに、ミーアキャット・・・。
▲『不思議ペットコレクション』(300円)からは、ハリネズミがコンニチハ。
▲コアリクイやハシビロコウが出る『珍獣動物園2』(300円)からはミーアキャットが。
▲気が付いたら手の平が動物園に!
100円玉を握りしめてにこにこしているなんて、駄菓子屋さんにいるみたいです。
▲「ガチャガチャ」で童心に返ってしまいました。
「ガチャガチャ」は100円玉しか使えないので、手の中は終始お金で溢れています。こぼれないようギュッと握っていると、つい子供に戻ったような気持ちになります。
▲取材を忘れて、夢中でガチャガチャ・・・。
海洋堂さんにOLたちを呼び寄せたという、スウェーデンの陶芸家『リサ・ラーソン』の「ガチャガチャ」も回したのですが、この頃にはナチュラルハイになって笑い出していました。脳内物質を出し過ぎました。
▲こうなったら、もう止まらない。
▲ついに笑いが抑えられない事態に・・・。(C)LisaLarson /(C)Lisa&JohannaLarson
自分が心配です。
▲リサラーソンのガチャガチャを見ていると、秋葉原のOLさんがデスクに置いている姿がありありと浮かびます。これは可愛いものだ!(C)LisaLarson /(C)Lisa&JohannaLarson
さらに、いま秋葉原の女の子たちに大人気だというオンラインゲーム『刀剣乱舞』の「ガチャガチャ」に挑戦。名刀を擬人化したイケメン刀剣男子たちを、集めて強化していくゲームだそうですが・・・すごい世の中になっていました。
▲私が主になったのは、鶴丸国永サマ。(C)2015-2016 DMM GAMES/Nitroplus
うわあ、人気商品でも手を抜かない造形の細かさ!さすが海洋堂さん!そしていま、このフィギュアを欲している人は私以外にいる気がして申し訳ない・・・!
▲人生史上最大に手のうえがバラエティに富んでいます。(C)2015-2016 DMM GAMES/Nitroplus、(C)LisaLarson /(C)Lisa&JohannaLarson
▲今回の戦利品。しめて2,200円なり~。(C)2015-2016 DMM GAMES/Nitroplus、(C)LisaLarson /(C)Lisa&JohannaLarson
価格もサイズもお手頃なガチャガチャは、フィギュア初心者の女子でも楽しめます。そして何より可愛い。この後、デスクに飾りました。
結局、女子たちにオススメしたいのは・・・「猿」!?
それで結局、どれが女子部屋インテリアにいいのよ、アキバデビュー女子にオススメなのって話ですが、これはもうダントツで「猿」です。「猿」。
▲2017年はもう酉年ですが、猿。
▲「猿」改め『ニホンザル(ホワイト・グレー・ブラウン・レッド・ピンク・クリアの5色)』(3,240円)見つけた瞬間、歓喜。
海洋堂さんでも最近、ソフビ(ソフトビニール製の人形)が再流行しているそうで、特にこの猿は人気者だといいます。
たしかにお洒落なスタジオや都内のタワマンの一室に置いてあっても違和感なさそうです。美術館の意味ありげな場所に飾ったら、きっとたくさん撮影されると思います。
▲ほら、こうして並んでも違和感ない。
▲ピンクの猿がダントツでオシャレで可愛い!オススメ!
この写真を撮影していたら、中国人の方に写真を撮られました。猿だと思われたかもしれません。これからは猿のイメージに添わないと・・・。
秋葉原では街中にずらっと並ぶアニメキャラやアイドルのポスターに圧倒されがちですが、もう一歩お店に足を踏み入れると、いままで知らなかった奥深い世界が広がっています。いままで縁がなかった好きなものに出会えるきっかけが待っているかもしれません。
海洋堂 ホビーロビー東京
住所:東京都千代田区外神田1-15-16 ラジオ会館5F
TEL:03-3253-1951
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
最寄駅:秋葉原
◆取材・文/姫乃たま
1993年2月12日、下北沢生まれの地下アイドル/ライター。16才よりフリーランスで地下アイドル活動を始め、ライブイベントへの出演を中心に、文筆業も営む。音楽作品に『First Order』『僕とジョルジュ』、著書に『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー社)がある。7インチレコード「恋のすゝめ」「おんぶにダッコちゃん」をリリース。
【Twitter】@Himeeeno
撮影/永岩康次
※2017年2月21日の情報です。価格や商品在庫は変更になる場合があります。
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