寒い冬になぜか食べたくなる、濃厚で甘いスイーツ。今回は、バターケーキやフィナンシェなど、濃いコーヒーにもよく合いそうな、贅沢で濃厚な「バタースイーツ」をご紹介。リッチなバターをふんだんに使用し、芳醇なバターの味わいを堪能できる、バターが主役のスイーツ。舌の肥えたオトナ女子も、思わず頬がゆるんでしまう、濃厚バターを感じる至福の瞬間を、ぜひ体験して。


バターが主役になった、フィナンシェやバターケーキが話題@Butter Butler



Butter Butler

▲スイス産の発酵バターとメープルが香る「バターフィナンシェ」(4個864円~)。



2016年に新宿ニュウマン内にオープンし、話題をよんでいる『Butter Butler』。店名にバターを冠するように、世界中から厳選したバターで作った、“バターが主役のお菓子”が自慢。スイーツによってバターの種類を使い分けるこだわりようで、バターの魅力が最大に発揮されたお菓子を楽しめます。

一番人気は、「バターフィナンシェ」。甘くミルクのような風味が特徴のスイス産発酵バターを惜しげもなく使用。そこへまろやかなフランス産ゲランドの塩を加えることで、バターの風味を引き立たせています。さらに焼き上がった生地には、メープルシロップを染み込ませてあり、外はサクッ、中はしっとりの口当たり。



Butter Butler

▲バターのコクが堪能できる、「シュガーバターケーキ」(1,944円)。



見た目にインパクトのある「シュガーバターケーキ」もオススメの一品。こちらはコクのある北海道バターを贅沢に使用したリッチな一品。フィナンシェとはまた違った、濃厚で芳醇なバターの風味に驚いてしまうはず。表面のキャラメリゼされたザラメのシャリシャリ食感もいいアクセント。手土産にしても喜ばれそうです。



Butter Butler
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55 NEWoMan SHINJUKU 2F
TEL:03-6380-1082
最寄り駅:新宿




香りのよさとザックザク食感が際立つ、焼き立てフランス菓子@メゾン・ダーニ


メゾン・ダーニ

▲看板商品の「ガトーバスク」(486円)は、常に焼き立てを提供できるよう、1日何度も焼き上げられています。



白金高輪にある『メゾン・ダーニ』は、フランスのバスク地方の伝統的な焼き菓子「ガトーバスク」を中心としたスイーツを扱う、パティスリーショップ。伝統と格式を守りつつ、日本人ならではの感覚を取り入れた、美しい焼き菓子が注目を集めています。

「ガトーバスク」は、本場フランスで修業を積んだシェフパティシエの、技術と思いが詰まった珠玉の一品。入手困難なフランス産バターを使用することで、箱を開けた瞬間に広がる香ばしいバターの香りに、ザックザクの心地よい歯触りを実現。中に詰まったダークチェリーの甘酸っぱさが、またバターの風味を絶妙に引き立て、感動的な味わいです。



メゾン・ダーニ

▲ブルターニュ地方のお菓子「サブレブルトン」(270円)。口の中でホロホロとほどけていきます。



オランダ産の深みがあるバターと卵黄を使った「サブレブルトン」は、しっとりとした食感が特長。シンプルだからこそ、素材のよさを感じられ、優しく素朴な味わいに魅了されます。



メゾン・ダーニ

▲リピーターも多い「フィナンシェ」(302円)にも、オランダ産バターを使用。



一般的なものよりもしっかり焼かれた「フィナンシェ」。焼きあがってからの香りのよさがとにかく格別で、箱を開けた瞬間にバターの香りに包まれます。外はさっくり、中はふんわりの絶妙な食感。噛むたびに、じゅわっとバターの味が感じられ、うっとりするほどです。



メゾン・ダーニ

▲オランダ産のバターをたっぷり使ったパイ菓子「パルミエ」(2個302円)。



断面がハート型になるように、折り重ねた生地を薄く切って焼き上げるパイ「パルミエ」。こちらもバターがたっぷり、けれど軽やかで、小気味いいサックサク食感が楽しいお菓子。本場の味を超える絶品バタースイーツは、一度は試してほしい逸品ばかりです。



メゾン・ダーニ
住所:東京都港区白金1-11-15 1F
TEL:03-5449-6420
最寄り駅:白金高輪



エシレバター専門店が作り出す魅惑のスイーツ@エシレ・メゾン デュ ブール


エシレ・メゾン デュ ブール

▲「ガトー・エシレ ナチュール」は4,320円。予約ができないため、連日、行列ができるほど人気。



世界初の「エシレバター」の専門店、『エシレ・メゾン デュ ブール』。「エシレバター」とは、フランスのエシレ村で昔ながらの製法で作られた発酵バターのこと。ヨーグルトのような軽い酸味と、芳醇な香り、クリーミーな口当たりが特徴です。

お店を代表する「ガトー・エシレ ナチュール」には、なんと、クリームの半量近くもエシレバターを使用。バター好きには夢のようなケーキです。アーモンドプードルがふんだんに入った生地とバタークリームが何層にも重なりあい、舌の上で溶けていく、ミルキーでコクのある味わいを堪能できます。



エシレ・メゾン デュ ブール

▲オリジナル商品の「ギモーヴ・オ・ヴール」(18粒1,296円)。弾力のある独特の食感がおもしろい。



エシレバターを原材料全体の30%以上も使った、独創的なマシュマロ「ギモーヴ・オ・ヴール」も隠れた人気商品。噛むたびにバターの濃厚な風味が口いっぱいに広がります。初めての味と食感がクセになりそう。



エシレ・メゾン デュ ブール

▲フィナンシェとマドレーヌがセットになったギフトボックス(5個1,836円~)。



定番の焼き菓子、「フィナンシェ・エシレ」と「マドレーヌ・エシレ」は、シンプルだからこそ、素材の上質さが伝わる逸品です。店内では毎日焼き立てが用意されていて、そのエシレバターの香り立ちのよさに、思わず購入する人も多いそう。アーモンドとバターのバランスが絶妙なフィナンシェ、レモンピールが爽やかに香るマドレーヌ、どちらもエシレバターの芳醇な味わいを堪能できますよ。



エシレ・メゾン デュ ブール
住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア1F
TEL:03-6269-9840
最寄り駅:東京




バターが香る、大人のためのキャラメル@HENRI LE ROUX (アンリ・ルルー)


HENRI LE ROUX (アンリ・ルルー)

▲ロングセラー商品の「C.B.S.(塩バターキャラメル)」(13個2,538円・20個3,726円)。



定番の焼き菓子だけでなく、変り種を探すなら『HENRI LE ROUX (アンリ・ルルー)』へ。フランスで創業したショコラティエ・エ・キャラメリエで、ショコラとキャラメルで有名なお店です。

「C.B.S.(塩バターキャラメル)」は、濃厚なキャラメルの中に、バターのコクがふわりと顔を出し、品のある味わいが特徴。中には、粗く刻んだアーモンドやクルミ、ヘーゼルナッツも入っていて、味と食感のアクセントになっています。塩味と甘みの絶妙なバランスと、とってもなめらかな口どけが最高。一粒で満足できるほど濃厚なので、仕事の合間のブレイクタイムにもピッタリですよ。



HENRI LE ROUX (アンリ・ルルー)伊勢丹新宿店
住所:東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館B1F
TEL:03-3352-1111(大代表)
最寄り駅:新宿三丁目




コーヒーが香る上品なバタークリームにファン多数@成城アルプス


成城アルプス

▲甘さ控えめで、男性からも人気が高い「モカロール」(1700円)。



『成城アルプス』は、1965年創業の地元に愛されるケーキ屋。鮮度にこだわった、作り立てのスイーツがいただけます。創業当時から受け継がれている「モカロール」は、バタークリームの味わいが格別と、今も大人気の逸品。

香り高いコーヒー風味のバタークリームと、ほんのり苦みのあるモカ生地の相性は抜群。甘さ控えめで、バターの美味しさがよく際立っています。常温で、生地とクリームの一体感を楽しむもよし。食べる前に冷やしておき、かためのクリームが口の中でとけていく舌触りを楽しむもよし。いろいろな食べ方で、バタークリームの口どけを楽しんでみてください。



成城アルプス
住所:東京都世田谷区成城6-8-1
TEL:03-3482-2807
最寄り駅:成城学園前



<まとめ>

バターが持つ個性や風味を大切にして作られたお菓子を食べれば、バターのおいしさを再確認できるはず。また芳醇なバターの香りに包まれれば、幸せな気分になること請け合いです。
その美味しさを一人でじっくりと味わうのはもちろん、ちょっとした手土産やギフトにしても喜ばれますよ!



文/石部千晶(六識)

※メニュー、価格、サービス内容は2017年1月19日時点の情報です。





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