日本中の美食とお酒が集う銀座の街に、千円札一枚で満喫できてしまう、隠れ家的なせんべろ居酒屋があるんです!サービス料もチャージ料もなし、おつまみは一品100円からという破壊力。それが、「立飲み屋 大久(だいきゅう)」。今回は、銀座最強コスパのせんべろ居酒屋に一人潜入して、思いっきり楽しんできましたよ!


銀座通はもちろん、せんべろ通だってまだ知らない人が多い、ビル2階の隠れ家/立飲み屋 大久

立飲み屋 大久 外観


今回ご紹介するせんべろ居酒屋「立飲み屋 大久(だいきゅう)」は、銀座6丁目の外堀通りの一本裏手、東急プラザ銀座から1分もかからないビルの2階にあります。国内有数の一等地にあるうえ、銀座駅、有楽町駅、日比谷駅の主要3駅に囲まれ、各駅からも徒歩5分圏内の距離という、超好立地な隠れ居酒屋なのです。

目印はビル2階に掲げられているこのメニューの看板。上を向いて歩かないと、なかなか気づきませんよね。


立飲み屋 大久 入口


勇気を出してビルの右側にある狭い階段を上がっていくと、一本の蛍光灯の下に、ビニールカーテンで仕切られた入口が見えてきます。くぐってみると、そこには華やかな銀座の街とは思えない、凄い景色が広がっていました。


立飲み屋 大久 店内


無造作に置かれている水色のドラム缶、昭和の大衆居酒屋の壁によく貼られていた赤枠の紙メニュー、さらにこのビルの築年数や歴史をありのままに伝える剥き出しの柱やサッシ。これぞ昔の大衆酒場、これぞ酒好きの最後のオアシス、奥深き立ち飲みの世界に吸い込まれていくような異空間が広がっています。街の華やかさに抗うようなディープな景色が残っています。




サービス料、チャージ料、お通し料も一切なし!超明朗会計のキャッシュオンスタイル

立飲み屋 大久 お代入れ


まずドラム缶テーブルの1つを確保すると、「お代入れ」と書かれた容器が目に入ります。同店の支払いはキャッシュオンのスタイルになっていて、この容器で注文した料理やお酒のお代を支払ったり、お釣りをもらったりします。ちなみにこちらは、サービス料やチャージ料、お通し料もかからない明朗会計。食べ飲みしている最中に、お会計がいくらかなんて不安はありません!


立飲み屋 大久 注文カウンター


壁に貼られた紙メニューを見渡しがてら、まずは飲ん兵衛としてのエンジンをアイドリングさせるべく、「生ビール」を注文。銀座なのになんと一杯300円!という安さ。やさしいお兄さんが丁寧に注いで渡してくれます。


立飲み屋 大久 生ビール


生ビールはその安さに関わらず、量は通常サイズでしっかり。泡が消えてしまわないうちにドラム缶テーブルの上に置き、まずは癒しの一杯を。「かぁ~、美味いっ!」と思わず一人、キレがいい声でうなりたくなる衝動にかられます。冷えている生ビールを喉に当てるように流し込み、しばし自己満足タイムを満喫。




いきなり衝撃!ワイルドに味わう「天然本マグロのぶつ切り」がうますぎる

立飲み屋 大久「天然本マグロのぶつ切り」


気持ちよくお酒を楽しむにはスタートを飾る肴こそ肝心!ということで、最初に注文したのは売り切れ御免の「天然本マグロのぶつ切り」。こちらは同店の中では高級メニューになりますが、豊洲直送の天然ものが500円というお値段なので間違いなく一般的なお店より激安。何より美味しさの一撃が完全にお値段以上です。漁師町に来たかのような気分でダイレクトに醤油をかけ、わさびを少し含んでからワイルドに味わえば一気にテンションが上がります。




お値段順に解説!100円台でビールに欠かせない定番レギュラー群が楽しめてしまう

立飲み屋 大久 「枝豆」「うずらの煮玉子」「肉団子」「コロッケ」


ここからはお値段別に、イチオシのメニューを解説します。

「枝豆」「うずらの煮玉子」「肉団子」「コロッケ」といった、ビールのおつまみには欠かせないレギュラー選手たちは、どれも100円という衝撃プライス!立ち飲みに行くとついつい食べたくなる「コロッケ」は意外と大ぶりで食べ応えもあり。女子ならこの組み合わせだけでもかなりお腹が膨れてしまうくらいです。


立飲み屋 大久「ポテサラ」「マカロニサラダ」「キムチ」「ハムカツ」


50円プラスして、150円の予算にすれば、「ポテサラ」「マカロニサラダ」「キムチ」「ハムカツ」といったメニューも味わえてしまいます。


立飲み屋 大久「ハムカツ」


揚げたて熱々の「ハムカツ」は、半分にカットして提供されるので断面もこの通り。シンプルすぎるくらいシンプルな見た目なのに、この素朴な味わいが次のお酒を呼んでしまう。日本の居酒屋文化を影から地味に支え続けている奥ゆかしき一品です。


立飲み屋 大久「赤ウィンナー」「ぎんなん」「高菜奴」


続いては200円代で楽しめるメニューの数々をご紹介。

注文したのは「赤ウィンナー」「ぎんなん」「高菜奴」の3つで、それぞれ250円。ちなみにノーマルの「冷奴」単体であれば100円という激安価格で味わえてしまうからまた凄い!


立飲み屋 大久「高菜奴」


シャキシャキの高菜がマウンテン状態になっている「高菜奴」は、醤油をかけなくても良く、高菜の塩加減が豆腐の美味しさを全力で持ち上げているような一品。高菜の塩分と豆腐の甘みが口の中で混ざり合い、お酒がスイスイ飲めてしまうのです。


立飲み屋 大久「とりから」「春巻」「アジフライ」


さらにガッツリ系のメニューも欲しい!という方にオススメなのがこの3品。

王道中の王道メニュー、「とりから」「春巻」「アジフライ」はどれも200円という安さで、春巻は2本、唐揚げは3つ付いてこのお値段なのです。こんなに安くして大丈夫?と心配しちゃうくらいですが、これがまた、どれも揚げたてサクサクでほろ酔いの自分にはドハマリする美味しさでした。




ほかにも、日本酒と合わせるなら、心がほっこりする煮物を味わうのもオススメ

立飲み屋 大久「手羽煮」


まだまだメニューはあります!例えばこちらの「手羽煮」は2本で300円というお値段で、日本酒を合わせてキュッと飲めば、口の中で美味しさがマシマシになってしまうこと間違いなしの一品です。


立飲み屋 大久 「おでん」


さらに「おでん」に関してはこのボリュームで400円というリーズナブルさ。「大根」「玉子」「昆布」「ちくわ」「さつま揚げ」「こんにゃく」「揚げボール」、まさにあれ食べたい!と思うネタがそろい踏みのラインナップになっています。五臓六腑に染み渡る200円の日本酒にペアリングする熱々のおでん、心がほっこり温まってくる至極の組み合わせです。




【番外編】名前からは想像がつかないメニューもあるんです

立飲み屋 大久「青かっぱ」「ハバネロ」「紅茶豚」


最後に、メニュー名を読んでも想像がつかなかったユニークな一品たちもご紹介。

100円の「青かっぱ」はなるほど胡瓜のお漬物、そして200円の「ハバネロ」は辛党の心を掴む激辛のお漬物、さらに300円の「紅茶豚」は焼豚を紅茶で仕立てたという珍しい一品だったのでした。皆さんも気になるメニューがあればいろいろと試してみると面白いですよ!




まとめ

立飲み屋 大久 店内


気がつけば夜も深まり、いつの間にか店内もなかなかの繁盛ぶり。あ~、みんなもやっぱり安く思い切り飲みたいんだなぁと染み染み思いました。ちなみに店内は男性のお客さんが多かったものの、キャリアウーマン風のお姉さまがふらりと来店し、さっくりお酒を楽しんで帰る姿がむちゃくちゃクールでした!銀座を知り尽くしている感がステキで、改めて銀座の街の広さ、奥深さを知るいい機会になりました。

300円のビールを2杯飲んで、料理を数品食べても、1,000円とちょっとで済んでしまう同店。ぜひ今夜にでも、一人ふらりと訪れてみてはいかがですか?




立飲み屋 大久
住所:東京都中央区銀座6-3-5 第1高橋ビル2F
電話番号:050-5595-9339(予約不可)
営業時間:15:00~23:00(L.O. 22:30)
定休日:無休(年末年始は除く)
最寄り駅:銀座/有楽町/日比谷




取材・編集/ソーシャルグッドマーケティング

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