これで大人女子の仲間入り!? 生まれて初めての一人バーに挑戦!
世の中、様々なソロ活動がありますが、なんだか飲みたい気分の時に一人でお酒を飲みに行く、なんてドラマのワンシーンみたいな事が出来るようになったら、一人前の大人の仲間入りをしたような気がしますよね。ということで、今回は大人のサンクチュアリであるバーでのソロ活に挑戦してきました!
記念となるソロデビューの場として選んだのは、西麻布にある「ライブラリーラウンジ テーゼ」。西麻布の交差点からほど近く、住宅地に佇む真っ白い壁が目印の一軒家バーです。
まだ明るいのですが外観をパシャリ。
勇んでドアを開けると、目の前は二階へと続く階段で、左手を覗き込むと薄暗い照明の下、バーカウンターとテーブル席が並ぶ空間が見えました。広過ぎず、狭過ぎず、一人客にとってはちょうどよい大きさの印象です。
「いらっしゃいませ」という優しいバーテンダーさんの声に誘われるように、とりあえずはカウンター席へ。
何を飲もうか考えながら「ビール以外のものでスッキリしたものが飲みたいな」と、ぼそぼそひとりごちていると、察したバーテンダーさんから「外は暑かったでしょうから、例えば……モヒートなんていかがですか?」との提案が。
ということでモヒートをオーダー。バーテンダーさんは、私の目の前でザックザックと大量のミントを投入し手際よく氷と一緒にかき混ぜ、あっという間になんとも涼し気なモヒートが完成しました。
今の気分にドンピシャな一杯でひと心地ついたところで改めて店内を見回します。
カウンター内を見上げると、吹き抜けになって天井まで続く棚の上段にいかにも重そうな大きな書物がズッシリと並べられています。背面にも壁いっぱいに置かれた本棚コーナー。部屋の隅にはまるで書斎のようなスペースもあり、各テーブルには読書灯が。
ズラリと並んだ本はそのほとんどがハードカバーで、小説はもちろん、アート、音楽、歴史、哲学……実に様々なジャンルが揃っています。すべての本は自由に手に取って読むことができるので、これなら一人でカウンターに座っても手持ち無沙汰になることもなく安心。なるほど、ライブラリーラウンジの名にも納得です。早速、私も一冊手にとって眺めてみることに。
ちなみに、このお店では「はらぺこあおむし」の作品で知られるエリック・カールの絵本がメニューになっていました。何ともおしゃれです。
あれこれあるメニューからおつまみとしてバーニャカウダをセレクト。オススメされた一杯目のモヒートが期待以上に美味しかったので、勇気を出してバーテンダーさんに話しかけてみました。
「サッパリと飲めるフルーツ系カクテルはどんなものがあるんですか?」
すると「今が旬のスイカのカクテルがなどいかがでしょうか?」とまたも素敵なご提案。
決まり。スイカをいただきます。カリウムたっぷり、デトッックス効果抜群のスイカは美容的にも◎!
手際よく真っ赤なスイカのカクテルを作ってくれました。
ウォッカをベースにしたスイカのロングカクテルはまるで丸ごとスイカ。そして、こだわりの有機野菜を使っているというバーニャカウダも絶品! 一口齧ってみると野菜のみずみずしさが口の中いっぱいに広がります。まろやかなエビとガーリックが香る濃厚なディップとスイカのカクテルとの相性もバッチリです。
これにすっかり食欲が刺激されてしまった私は、一番のおすすめメニュー「タンドリーチキンのバターカレー」もいただくことに。
落ち着いて食べられるように、このタイミングでカウンター席から後ろの長テーブル席に移動してみました。本に囲まれるよう設置された長テーブルは、まさに図書館を思わせる一角です。一人客にとっては居心地がよいスペースでもあり、ズラリと並ぶタイトルを眺めているだけでもかなり楽しい時間を過ごせます。
そして、運ばれてきたカレーは予想をはるかに超えた本格モード。らっきょう、ココナッツ、くるみ、スライスアーモンド、チーズ、福神漬……etc.。トレーの上に整列する薬味皿の充実っぷりが半端じゃありません!!
カレー専門店で食べるような本気カレーがバーでいただけるとは! 極ウマカレーの余韻を楽しみながら、すっかり調子づいた私はデザートがわりにもう一杯カクテルをいただくことに。
メニューで気になっていた「フルーツのシャンパンカクテル」の文字。バーテンダーさんに聞くと、この日のシャンパンカクテルはパッションフルーツを使ったものだというので、そちらをオーダー。
大きなグラスに並々と注がれたオレンジ色のシャンパンカクテルからは、南国を思わせるパッションフルーツの香りが! 美しく繊細なカーブを描くグラスのフォルムといい、微かに泡立つ柑橘系の爽やかな色彩といい、見れば見るほど、これぞ大人の女性が一人バーで飲むのに相応しいカクテルのように思えてなりません。
一人で恐る恐るドアを開けた時からお店に素敵なエスコートをしてもらい、大人女子の階段を駆け上がっている私。まさに階段の終着点と言っていい瞬間、気分も最高潮です!
シャンパンと合わせても決して甘過ぎることのないパッションフルーツがなんとも絶妙。あまりに美味しいのでもう一杯といきたいところですが、調子に乗って飲みすぎるのは禁物です。まだ今日は「一人バー」のデビュー戦ですから。「これも一人飲みの嗜みだわ」と自分に言い聞かせ、飲みたい気持ちをグッと抑えてお会計。
スマートなバーでの一人飲みのルールを再確認した夜でした。
テーゼはオープン当初から“本”と“お酒”と“カレー”の3つをコンセプトとするお店で、1軒目のお店としても、締めのバーとしても使える使い勝手のよさが魅力です。初めて一人で行くなら、平日早めの時間がおすすめ。好きな席に座って好きな本のページをめくりながら、美味しいカクテルを楽しんでみてはいかがでしょうか? もちろん、本格カレーを目当てに訪ねるのもありです。
制作 アチュー・ワークス
この場所の詳細
Library Lounge THESE
電話番号 |
03-5466-7331 |
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住所 | |
営業時間 | |
定休日 | |
最寄り駅 |
乃木坂 |