【ワカコ酒】第5夜放送のサクラチカで実際に「炙りエイヒレ」を食べてみた!

「女ひとり呑み」をテーマにした人気グルメ漫画【ワカコ酒】。現在、実写ドラマ化され、絶賛放映中。毎週木曜日はテレビの前で『ぷしゅー』と家呑みを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「番組で紹介されているお店にぜひ足を運んでみたい!」……ということで、主人公ワカコが香ばしく焼き上がった「炙りエイヒレ」と熱燗を楽しんだ、杉並区にある「サクラチカ」を訪問してきました!

© 2015「ワカコ酒」製作委員会

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今回は、【ワカコ酒】の主人公ワカコが、香ばしく焼き上がった「炙りエイヒレ」と熱燗を楽しんだ「サクラチカ」を訪問しました。京王線桜上水駅北口から徒歩約1分。甲州街道へと続く桜上水商店街の一角にあります。
桜上水は、都心へのアクセスも良好。新宿発の急行電車も停車するとあって、一人暮らしの女性にも人気のエリアです。京町家風のお店は、おしゃれで女性の一人客も入りやすい、まさに“ソロ活も歓迎”といった雰囲気。こんなお店でこだわりのお酒と美味しい串焼きが食べられるなんて最高!! 焼き鳥片手に『ぷしゅー』としている幸せな光景が目に浮かび、居ても立ってもいられなくなりました。

本格的な炭火串焼きが食べられるお店、サクラチカ。名前の通りに「チカ(地下)」へ降りると、高級和食店のようなのれんが目に入ります。木枠の扉をガラリと開けると、そこには想像以上に広々としたモダンな空間が。

「いらっしゃいませ」と出迎えられ、そのままカウンター席へ通されました。幅がとても広く、奥行きのあるゆったりとしたカウンターは“アフリカサクラ”という桜の木の一枚板でできているそう。
ゆったりと座れるように大きめの椅子が配され、席の間隔もかなり広く開けてあるので、他のお客さんに気兼ねすることなく寛げそうです。お一人様には嬉しいですね。

まずは、クリーミーな泡の生ビールを飲んで『ぷしゅー』と一息。ビールはやっぱり泡が命! ビールサーバーの管理にもしっかり気を配っているからこそ出せる味です。ビールが美味しいとそれだけで幸せな気持ちになれるから不思議。

乾杯ビールを楽しんだ後、さっそく、ワカコも食べた「炙りエイヒレ」と「ぎんなん」を注文しました。

絶妙の加減で炙られた熱々のエイヒレは、厚みがあるのに噛み切りやすい適度な歯ごたえで、次から次へと手が伸びる味わい。ワカコのように“七味マヨ”にも挑戦してみます。やっぱり旨い! 『ぷしゅー』!
ドラマでは、ライターでエイヒレを炙り直している他のお客さんを見て、ワカコが羨ましそうに眺めていましたね。やってみようか迷いましたが、さすがに店主を目の前にしてそこまでの勇気は出ませんでした……。でも冷めても十分、美味しくいただけます。

続いて、ぎんなんをいただきます。国産のぎんなんを炙った串は、ぷっくりしていて塩加減もバッチリ。ドラマでは殻を割るシーンがありますが、こちらのぎんなんは殻を取り除いてあります。酒の肴としてすぐに食べられるのが嬉しいですね。

いよいよメインの焼き鳥が登場です!こちらでは信頼のおける業者さんから毎日仕入れているという、山梨県銘柄鶏の健美どりを使用。大きめにカットされた健美どりは、一本一本炭火で丁寧に焼き上げられ、大きな白いお皿の上にサーブされます。
各席にはオーダー時の参考になるよう、串焼きメニューが描かれたランチョンマット(なんと店主の奥様作!)が敷かれているので、確認しながらオーダーできますよ。

はじめは「ささみ梅焼き」から。カロリーを気にする呑兵衛女子にとって、外せないのがささみメニュー。待っていましたとばかりに「ささみ梅焼き」を口にすると、驚くほどしっとりとしていてジューシー! ささみ独特の“ぱさつき”なんて少しも感じられません。梅の酸味も程良くさっぱりとした美味しさで、いくらでも食べられそう。

ツウ好みの「ハツ」にも挑戦しました。臭みもクセもなく程良い弾力の食感。まずはそのままで一口食べた後、レモンを絞ってパクリ。う~ん旨い。ストレスのかかりにくい環境でのびのびと育てられた健美どりの実力を知りました。鮮度の良さも実感です。

希少部位の「ぼんじり」もセレクト。「サクラチカ」では、より旨味を引き出す白髪ねぎを添えて供されます。脂が多めの部位なので、白髪ねぎの薬味効果で食べやすいよう一工夫。肉の柔らかさの中に軟骨の歯応えも加わった、格別な味を楽しめますよ。

一通り焼き鳥を食べたので、「トマト焼き」を間に挟みます。炙られて甘みの増したトマトは、箸休めにも最適!

ここで、ワカコも頼んだ銘柄「金升朱ラベル」の熱燗をオーダー。飲み方としては、ぬるめの“ぬるかん”がオススメなんだとか。ちびりちびり、とやるのにピッタリの日本酒です。

椅子の背にもたれながら、おちょこを片手に本日、3度目の『ぷしゅー』で一休み。改めて店内を見回すと、ダウンライトの落ち着いた空間には心地よいJAZZの音色が。テキパキと働く店主の姿に、「イイ店だな~」としみじみ感じます。

そうこうしているうちに、お皿に2本並べられた「塩つくね」が登場。大葉を乗せた粗めの大根“鬼おろし”と共にいただきます。ふんわりと仕上げられた軟骨入り塩つくねとの相性はサイコー!
つくね作りのコツは、しっかり練り上げることなのだとか。作り手の愛が込められています。

お腹が満たされながらも、豚足好きな方が毎回注文するという店主オススメ「コラーゲンひざころ(とりあし)」を追加。香味野菜と共に塩ゆでしただけのシンプルな一皿は、脂を抜いてあるのでさっぱりといただけます。一人なので手づかみで豪快にガブリ。コラーゲンたっぷりで、明日はお肌がぷるぷるかも!?

食材の鮮度にこだわっているというだけあって、何を頼んでもとても美味しく、それだけで何度もリピートしたくなります。串物は全て一本から頼めるので、様々な種類を楽しめるのも◎。また、食事のクオリティが高いのに価格はリーズナブルなのも、ソロ活を楽しむ女子にとっては嬉しいポイント!

バックカウンターには焼酎や日本酒などの一升瓶が並び、お酒へのこだわりも感じられます。お酒選びに迷った時などは、カウンターを仕切る店長さんに質問を。優しい雰囲気の方なので、気さくに応えてくれますよ。

今回の「サクラチカ」はいかがでしたか? JAZZをBGMに、広々としたカウンター席で大人のソロ活を楽しむのにもってこい! 美味しい焼き鳥とお酒で『ぷしゅー』っと幸せな気分になれました。次はいつ訪れようかな。

※2015年1月時点の情報です。メニュー、価格等は変更になる場合があります。

次回【ワカコ酒】第6夜のテーマは「女子会」。今回いただいた「エイヒレ」で女子会もいいけど、このおいしさは独り占めしたいかも……。

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ワカコ酒

26歳、OLのワカコ。仕事を終えると、うまい酒とうまい肴を求めて、女ひとり酒場をさすらう。偶然見つけたお店でも、迷うことなく暖簾をくぐる「呑兵衛女子」という、まさにソロ活のベテラン。酒と料理に恵まれたその瞬間、彼女の口からは感嘆の『ぷしゅー』が漏れるのであった。ワカコ、至福の瞬間である。
BSジャパン:毎週木曜日 夜11時30分放送/RCC中国放送:毎週木曜日 深夜1時8分放送
主演:武田梨奈、野添義弘、鎌苅健太
製作:2015「ワカコ酒」製作委員会
原作:「ワカコ酒」新久千映(月刊コミックゼノン/ノース・スターズ・ピクチャーズ刊)
© 新久千映/NSP 2011 © 2015「ワカコ酒」製作委員会


[文・撮影:倉田千穂/編集プロダクション studio woofoo]

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※本記事内の情報は2015年02月06日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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