コメダ珈琲店の新業態「KOMEDA is □」レポ

【おでかけ時のポイント】

・体調に不安を感じるときは外出を控えましょう
・なるべく空いている時間に行きましょう
・周囲の人との距離をできるだけ保つようにしましょう
・マスクを着用し、手洗いは小まめに行いましょう

カラダにも地球にもやさしい!? “サステナブル”な憩いのカフェ／KOMEDA is □ 東銀座店

東京メトロ・東銀座駅から歩くこと約2分。銀座松竹スクエアの1階にあるのが、本日の目的地「KOMEDA is □（コメダイズ）東銀座店」です。

こちらは2020年7月にオープンした「コメダ珈琲店」の新業態で、最大の特徴は植物由来（プラントベース）100％のメニューを提供していること。またメニューだけでなく、空間づくりも通常のコメダ珈琲店とは大きく異なるのだとか。

・・・さっそく、気になる店内に入ってみましょう！

扉の向こうに広がっていたのは、大きな窓から自然光が降り注ぐ気持ちのよい空間！コメダ珈琲店といえば、喫茶店らしいちょっとレトロな雰囲気が魅力ですが、こちらはナチュラルで明るい雰囲気です。

「KOMEDA is □」は“地球とくつろぐ”をコンセプトにしており、その象徴となっているのがローカウンター付近に設置されている、こちらの「再生の木」です。

遠くから見ると木そのものなのですが、近寄ってみると、剥がした古材を重ね合わせて木の風合いを再現していることが分かります。

根元には水草などを入れたビオトープが配されており、これは自然の循環を表現しているのだそう。

“地球とくつろぐ”のコンセプトは、他にもさまざまなところに反映されています。たとえば、写真のペンダントライトには廃ガラスが使われています。こうしたリユース・リサイクルを取り入れた店舗づくりも、「KOMEDA is □」ならではのものです。

テーブル席にはグリーンカラーで統一されたソファチェアが並んでおり、落ち着いた大人な雰囲気で居心地も◎。コメダ珈琲店でもおなじみの高めの間仕切りは「KOMEDA is □」でも採用されています。

テーブル席だけでなく仕切りのついたカウンター席も用意されていて、一人で自分だけの時間を過ごしたい時にも安心。

コンセントや荷物掛けも備わっているので、オフィス街だけにデスクワークに利用するのもアリでしょう。実際、取材で訪れた日も地元で働くビジネスパーソンの姿が少なくありませんでした。

ちなみに「KOMEDA is □」というユニークな店名、どういう意味なのか気になりますよね。

「KOMEDA is」は米（KOME）と大豆（Da is）の掛け言葉。そして「□」はお客さんそれぞれが抱くイメージの言葉が入ると同時に、空白にすることで「コメダのくつろぎを無限に拡げていこう」という想いが込められているんです。

植物由来のバーガーは、ヘルシーなのに大満足！

それでは注目のメニューを見てみましょう。オーダーは各テーブルに設置された電子パネルから行います。

最初にお伝えしたとおり、「KOMEDA is □」のメニューはすべて植物由来100％。魚やお肉はもちろん、牛乳やバター、卵など動物性食品は一切使われていません。

ヴィーガンの方向けのお店というわけではなく、“お肉を休む日を、つくろう”をキーワードに、誰もが楽しめるような美味しさと食べ応えにこだわったメニューを考案しているのだそう。

パスタやサラダなどのフードメニューは全部で30種類以上と充実のラインナップで、アイスやタルトなどのデザートも8種類用意されています。ドリンクはコーヒーなどのソフトドリンクだけでなく、アルコールも楽しめます。

今回オーダーしてみたのは、「べっぴんバーガー　アボ照り（ポテト付）」（1,280円）。

バンズは米粉入りで、パティには大豆ミートを使用。ソースは長期熟成で丁寧に作られた天然醸造の醤油にみりんや味噌などを加えて作られています。

さっそくガブリっといただいたら・・・全身に衝撃が走りました！！

植物由来とは思えないパティのコク。それでいてしつこさがなく、うま味たっぷりの照り焼きソースと濃厚なアボカドとも相性バツグンです。そして何より、コメダならではのボリューム感も健在。これなら大満足間違いなしです。

デザートの主役はパンケーキで、中でもオススメなのが「コメパンケーキ もっちりフルーツ」（1,360円）です。

小麦粉と国産米粉をブレンドした生地に、水と国産米粉で作る“ライスジュレ”を加えることで、食感はモッチモチ！

パンケーキに添えられたホイップクリームも豆乳から作られているため、やさしい甘み。メープルシロップの豊潤な甘さや、フルーツの甘酸っぱさと見事に調和しています。

個人的には、フツーのパンケーキよりも食べやすく、むしろ好み・・・！ペロッと食べられちゃいました♪

もちろん、コーヒーも通常のコメダ珈琲店とは異なる「KOMEDA is □」仕様です。

写真の「コメ黒」（800円）はブラジル産最上級のコーヒー豆をサイフォンで抽出することで、華やかな香りとコク深さを両立させた一杯です。

コーヒーは他にも、100％アラビカ種の「コメダブレンド」（650円）や、環境問題に対する厳しい基準を満たした農園の豆を使った「レインフォレストシティロースト」（800円）などが用意されており、料理同様に素材からサステナブルにこだわっているのが印象的です。

朝も夜も、いつでも何度でもくつろげる

「KOMEDA is □」では、コメダ珈琲店の代名詞でもあるモーニングサービスも100％植物由来で再現。

バターの替わりは「塗る豆乳クリーム」、トッピングは「ジャム」「小倉あん」、ゴマとテンサイ糖シロップを混ぜた「ゴマコンフィ」の３つから1つを選べます。

11時までにドリンクを注文した場合、モーニングサービスの対象に。さらにサイドメニューとしてフレッシュミニやキャロットラペ、soyヨーグルトを280円で追加できるのもうれしいポイントでしょう。

さらに「KOMEDA is □」はディナーにも対応。ビールやワインなどアルコールとともに、植物由来のおつまみが楽しめます。

「豆腐フリット3種ソース」（690円）や「米粉ポテトフライ」（490円）など、ヘルシーでありながらお酒の進む料理は、健康を気にする方のちょい飲みにもピッタリです。

まとめ

東銀座から新しい食のスタイルを提案するという「KOMEDA is □」。環境問題だけでなく、料理や空間づくりにもこだわる、お客にとってもサステナブル（＝何度も通える）なお店でした。2020年11月時点では東銀座店以外の出店は予定されていないとのこと。一人でも居心地のよいお店なので、近くに足を運んだ際は、ぜひ新時代のカフェをご体験ください！

KOMEDA is □ 東銀座店
所在地：東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア1F
電話番号：03-6260-6369
最寄駅：東銀座

取材・文／ナツ（DOCUMENT）

※2020年11月9日時点の情報です。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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