【東武練馬】工場直売の安くて美味しいパン屋「鈴木ベーカリー」レポ

噂のベーカリーがあると聞きつけてやってきたのは、東武練馬駅から徒歩約8分の場所にある静かな住宅地。 その一角に佇む「鈴木ベーカリー」は、業務用パンの卸売と店頭販売を行う地域密着型のパン屋さん。平日にも行列ができる、知る人ぞ知る人気店です。

お店のオープンは12時頃。日によって1時間ほど前後するので、詳細は毎朝更新される公式Twitter（アカウント名：パン屋のおばちゃん）をチェックしましょう。

入口にはメニュー表がびっしり貼られています。 定番商品から季節限定メニューまで、なんとその数80種類以上！ほとんどのパンが50円～100円台という、リーズナブルさにも驚きです。

さっそく、店内の様子をご紹介します！

オープン間際は、外に貼られているメニュー表を見て、入口にいるスタッフさんに口頭で注文するスタイル。 オープンして1時間ほどするとパンが並べられるので、商品棚を見ながら注文しましょう。

商品棚には、菓子パンや惣菜パン、食事パンなど、その日焼き上げたばかりのパンがズラリ。

種類が多い分、一種類ずつに用意されている数は少なめ。早い時間に売り切れてしまうものもあるので、たくさんの種類から選びたいのならオープン間際を狙ってみて。

あんパンだけでも、つぶあんパンやこしあんパン、ずんだあんパンなど7種類がラインナップ。充実のメニューに、目移りしてしまうこと必至です。

欲しいパンを伝えると、お店の人がとってくれます。

今回は、50円のパンを盛り込みつつ、人気定番商品14個をセレクト。

パンは透明のビニール袋に入れて渡してくれますが、遠方から訪れるのならエコバックを持っていくのがオススメです。

今回は、特別にパン工場も見せていてだきました！ 工場があるのは、パン売り場のすぐ奥。パン売り場からも工房の様子をちらりと見ることができます。

こちらでは、1日数千個のパンが焼き上げられています。そのうちの約8割が卸し用で、卸し先は100店舗以上。有名レストランや銀座の老舗にも、卸しているのだそう！

手際の良い職人技に思わずうっとり。こちらのパンは昔ながらの製法＆高タンパク質の生地で作られているため、もっちり＆しっかりした食感を楽しめるのが特徴です。

2代目の鈴木敬利さん。

「パン作りは早朝4時から夜遅くまで続きます。近所の方に迷惑をかけてしまっているので、その恩返しの思いも込めて低価格でパンを提供しているんです。卸し用のパンと同じ生地を使用しているので、素材は良質。できるだけ手間を省いて安さにつなげられるよう、パンの形はシンプルに仕上げています。これからも街に愛されるパン屋さんであり続けたいですね」

と思いを話してくれました！

家に帰って、購入したパンを実食♡

まずは50円～60円のリーズナブルなパンからご紹介しましょう。

こちらは手前から時計回りに、チビウインナーパン、くるみパン、レーズンパン（各50円）。

パンは手で持つとふんわり軟らかで、食べるとしっかりした噛み応えを堪能できます。手のひらサイズながら食べ応えがあり、朝食やおやつにピッタリです♪

右下から時計回りに、スコーン（※すでに廃盤）、チョコチップ（50円）、スイートロール（60円）、角切りチーズ（50円）。甘い系から食事系まで種類もさまざまです。

続いて、菓子パン＆食事パン4種類。写真右下から時計回りに、ブルーベリーデニッシュ（120円）、メロンパン（120円）、レーズンボール（120円）、くるみレーズンパン（100円）です。

特に人気は、サクサクのクッキー生地がたまらないメロンパン。一口頬張れば、懐かしさを感じるやさしい甘さが口いっぱいに広がります。

また、レーズンボールも隠れた人気。中には甘いクリームチーズが入っていて、女性好みの味わいです。

最後は、惣菜パン3種類。写真右下から、エビカツパン（120円）、コーンマヨネーズ（120円）、カツカレーパン（日曜限定、160円）。

コーンマヨネーズは創業時から続くロングセラーで、店主の鈴木さんもイチオシの一品。あっさりしていて飽きがこず、ペロリといただくことができます。

ボリューミーなパンが食べたいなら、日曜限定のカツカレーパンがオススメ。焼いたカレーパンの中には丸型のカツが1個入っていて、お腹もしっかり満たされますよ♪

鈴木ベーカリーのパンは、素朴さの中に素材の美味しさを感じるものばかり♡種類も豊富で何しろお買い得価格なので、いろいろな味を食べてお気に入りを探してみて。

前日までの予約で取り置きも可能なので、どうしても食べたいパンがある場合は予約しておくと安心ですよ♪

取材・文／石部 千晶（六識）