乗り換えの途中にサクッと美味しいランチを食べたい!仕事帰りにいつもと違う食事を楽しみたい!――忙しくても、一人でも、食にこだわりたいオトナ女子にピッタリなのが、JR品川駅エキュート品川サウスに内にある、“だし”の専門店「おだし東京」。和食の基本である「だし」を、独自の視点で捉えなおしたユニークなメニューで人気を集めています。今回はそんなおだし東京で、人気メニューを味わってきました!


利便性バツグン!品川駅の駅ナカにある“だし”の専門店/おだし東京

品川駅


「おだし東京」は、多くのビジネスパーソンや旅行客などが行き交うJR品川駅の駅ナカ、エキュート品川サウスにあります。駅ナカなので、改札を出なくても乗り換えついでに立ち寄れるのが便利ですよね。


おだし東京外観


おだし東京は、都内で69店舗(2019年2月現在)を展開する“食べるスープの専門店”スープストックトーキョーが始めたお店。

スープストックトーキョーでは、世界のスープに日本ならではの味つけや食材を加えていますが、おだし東京はその逆。つまり和食をベースに、世界の食の知恵を加えたスープ料理を提供しています。例えば昆布やかつお節のだしに、フランス料理などで使われるオマール海老や仔牛のだしを重ねており、普段食べている和食とはひと味違った美味しさを楽しめます。




普通の日もハレの日に!遊び心のある、さりげない装飾の数々

内観1


店内は木材を中心とした内装で、シンプルながら温かみのある空間。女子一人でも入りやすい雰囲気です。品川駅は毎日多くの利用客で混雑していますが、おだし東京に一歩足を踏み入れれば、整然とした店内になんだかホッとします。

しかも店内はシンプルなだけではなく、遊び心もあります。至るところにさりげなく日本文化の「ハレの日」の要素が散りばめられているのです。


内観2


例えばレジ横の朱赤の柱や亀甲文様の床、さらには招き猫や鯛の置物など、「普通の日もハレの日にしたい」という想いで取り入れたという装飾は、見ているだけでもちょっと運気が上がるような気がします♪




大荷物でも快適!椅子に隠された小さな工夫

内観3



席はカウンターとテーブルの2種類があります。椅子はなめらかな質感で、座面がほどよくカーブしており体にフィットする構造。また、荷物が多い利用客のために、足元に荷物置きがあるだけでなく、背もたれにバッグをかけられるよう設計されています。

さらに、店内の両端にはスペースがあり、キャリーバッグなどの大きな荷物の置き場所として利用できます。出張や旅行で大荷物のときでも、ゆったりと過ごせますね!


手元


カウンター席からは、料理人が盛り付けをする様子をみることもできます。料理を待っている間のワクワク感も高まりますよ!


テーブル


テーブル席にはソファもあるので、ゆっくりしたい方はこちらへどうぞ。

それでは、おだし東京のオリジナリティあふれる商品を味わってみましょう!



こんな組み合わせ聞いたことない!おだし東京ならでは新感覚メニューの数々

料理1


最初にいただいたのは、「豆腐と白身魚の淡雪椀」(1,080円)です。「淡雪」とは、春先に降るふわふわとして消えやすい雪のこと。気温や湿度の高い日に降りやすいため、地面に積もることはあまりありません。商品開発メンバーが、淡雪が舞う様子に感銘を受け「これを器の中で表現したい!」と思い立ち、生まれたそうです。


料理2


絹豆腐と卵白で表現された「淡雪」のスープはなめらかで、マイルドなエビの香りが口いっぱいに広がります。白身魚は、季節ごとに旬の魚を使用しているそう。エビのうまみや、するすると食べ進められるなめらかな口あたりが、オトナ女子に大人気なんだとか!

ちなみにお椀は、使い勝手の良さを考えたおだし東京のオジリナル。適度な重さがあって手の収まりが良く、シンプルな黒塗りは料理の彩りをぐっと引き立てます。


料理3


さらに注目してほしいのがセットのご飯です。だしで炊いてあり、ほんのりと茶色がかっています。その上にのっているのは海苔に生姜、そしてパルメザンチーズ!驚くかもしれませんが、実はこれがすごく合うんです。

最初に生姜のほんのりとした辛味がくると、あとからチーズが混ざりまろやかに!だしのご飯と海苔の風味が生姜とチーズを引き立てて、見事に一体感のある味わいになるんです。

トッピングは季節によって変わり、例えば昨夏はバジルと味噌という組み合わせだったそうです。


料理4


次にいただいたのが、「西京味噌とマッシュポテトの白い豚汁」(1,280円)です。メニュー名を聞いて、「豚汁の中にマッシュポテトってどういうこと?」と疑問に思うかもしれませんが、これこそがおだし東京の面白さ。今までになかった和と洋の組み合わせを楽しむことができるのです!



料理5


お椀にはだしで煮込んだという大きな豚の角煮が。やわらかい食感で、くさみもしつこさもありません。

スープをすすると、西京味噌とバターの濃厚な香りと味わいが広がり、ご飯が進みます!また、スープに溶け込んだマッシュポテトも西京味噌やバターと相性バッチリです。

このように、おだし東京の商品はどれも普通では思いつかないような斬新な組み合わせばかり。メニューを眺めているだけでも楽しめて、仕事の合間のいい気分転換になりそうです。



卓上


卓上には和歌山県のブランド山椒である「ぶどう山椒」と、おだし東京特製の唐辛子が置いてあるので、お好みで振りかけてみて。ぶどう山椒は豊かな香りがあり、清涼感のある後味が特徴的。唐辛子は辛すぎず、少量でも食欲をそそる香りです。



料理6


今回いただいたメニューのほかにも、まだまだオススメがあります。こちらは、鶏のうまみがつまった「はかた一番どりのお粥」(580円、朝7~10時のみ提供)。福岡の銘柄鶏「はかた一番どり」を使用した鶏団子のお粥と、ドライトマトの酢漬けやレモン味のしらすなど、バラエティー豊かな付け合わせがうれしい一品です。



料理7


「ちょっと贅沢したいな」という時には、鍋料理の「檸檬すき焼き」(1,680円)を。すき焼きの割り下や卵にレモンを加えることで、濃厚な味わいに酸味と爽快感が加わります! 



料理8


冬から春先にかけては、「オマール海老のあわせ味噌汁」(580円、朝7~10時のみ提供)が新登場!辛口の仙台味噌と甘口の西京味噌を使っているだけでなく、オマール海老のだしや「フュメ ド コキーユ」とよばれる西洋のあさりだしも加えた、奥行きのある味噌汁です。

具材にはやわらかな海老しんじょうや長芋、セロリなどを使用しており、和洋の味の変化を楽しみことができます。



まとめ

外観


おだし東京があるのは、日本でここ品川駅の1店舗だけということもあり、定番メニューの改良だけでなく実験的なメニューの開発にも挑戦しているそうです。これからどんな取り組みをしていくのかも気になりますね!

日々の通勤や、旅行の際の乗り換えなど、品川駅を利用する際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。



おだし東京
住所:東京都港区高輪3-26-27 エキュート品川サウス エキナカ
電話番号:03-6450-4456
営業時間:月~土 7:00~23:00(L.O.22:30)、日・祝日 8:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:なし
最寄駅:品川


取材・文/荒井貴彦
※2019年2月12日時点の情報です。料金・メニューなど、情報は変更になる場合があります。
※料金はすべて税込です。


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