吉祥寺にある「リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店」は、パリで人気のブーランジェリー世界進出1号店。1Fはパティスリーとブーランジェリー、2Fはカフェ。パン食べ放題のお得なランチはすでに連日大人気ですが、実は朝も9時~11時限定で購入したパンを併設のカフェで食べられるんです。パリの雰囲気を感じる店内で朝から至福の朝食タイムを過ごしてみませんか。

パリのおいしい日常が日本上陸!


リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店


2013年、フランスのパリに誕生した「LIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIE(リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー)」は、1200店以上のブーランジェリーがあるという激戦区のパリで、オープンからわずか数年で人気店に。そんな「リベルテ」が世界展開第1号店として東京本店をオープンさせたのは吉祥寺。

お店は吉祥寺駅からダイヤ街を抜け、東急本店の裏手、アパレルショップや雑貨店が立ち並ぶエリアにあります。スタイリッシュなガラス張りのファサードは、フランス・パリ本店の外観イメージを引き継いでいるのだそう。


リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店内観


店内もスタイリッシュ!1Fはパティスリーとブーランジェリー。厨房がオープンになっていて、パンやスイーツが作られていく様子を見ることができます。階段は2Fのカフェに続いています。



パン


パリ本店でも使われているという大理石のカウンターに、パンとスイーツがずらり。基本的にはパリ本店と同じメニューですが、毎日その日のうちにパンを食べる習慣のパリと違い、日本では買った翌日に食べることもあるので、小麦粉のブレンドを変えるなど、日本の食卓で美味しく食べられるようにアレンジしているそうです。



スイーツ


そんな「リベルテ」で大切にしているのは、“人々の日常に寄り添う”こと。フランスの伝統的なパンやスイーツを「リベルテ」流にアレンジしたパンやスイーツは、素朴さと懐かしさの中にさりげなく華やかさを感じます。このさりげない華やかさが、特別ではないいつもの日にもケーキがあったらいいな、という気持ちにさせてくれます。



サンドウィッチ


9時~11時のEAT INタイムは、1Fで購入したパンを2Fカフェで食べることができます。全部で20種類ほどのパンに加えて、サンドイッチもラインナップ。種類豊富でどれも美味しそう!目移りしてしまいます…。

11時~15時のMIDI(フランス語で「昼」の意味)タイムは、野菜たっぷりのワンプレートメニューにパンが食べ放題というお得なランチメニューが用意されており連日大人気ですが、最近は朝のEAT INタイムを狙ってくるお客様も増えているそう。



9時~11時限定!こだわりのパンをイートインで


パン


迷った末、選んだのはこちらの3種。朝ごはんとお昼ごはんを兼ねて、ちょっと欲張りな品数に。オリーブの木で作られたカッティングボードがテーブルに用意されており、パンを載せれば素敵な朝ごはんに。カットをお願いすることもできますよ。

右手前は「鴨ローストのサンドイッチ」(580円)。赤タマネギを煮詰めて作ったジャム状のソースが、ジューシーな鴨ローストを引き立てます。酸味のあるフローマージュブランが入っているので、意外にさっぱりいただけます。カシューナッツもアクセントになっていて、口に入れるたびに発見のある味!



ブリオッシュ プラリネ


砂糖とアーモンドで作った鮮やかな赤いプラリネがまぶされた「ブリオッシュ プラリネ」(350円)は、中にもプラリネが!ブリオッシュはフランスのリヨン地方でポピュラーなパン。「赤い街」と呼ばれるリヨンをイメージしたプラリネロゼと、ヴァニラシロップで仕上げています。バターたっぷりのパン生地はふわふわ、中のプラリネはシャクシャクしっとり、見た目も食感もテンションの上がる楽しい一品です。



ブール(レーズン)


こちらは「ブール(レーズン)」(160円)。小ぶりサイズですが生地がしっかりしていて腹持ちも良さそう。こちらのレーズンは酸味が立っていて、あとからほのかな甘みが。噛むほどに味わいが出てきます。



パリのカフェテラスを感じるインテリアも見どころ


カフェ内観


2Fのカフェは、白と緑をベースにしたインテリア。各所に用いられた大理石とコッパー(銅)がシックな雰囲気を醸し出しつつ、カジュアルな籐の椅子がパリのカフェテラスを思わせます。



リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店


それもそのはず。聞けば、フランスのカフェ御用達ブランド、メゾン・ガッティのものでした。テーブルも同じくメゾン・ガッティの特注品。床のタイルもフランスのパリ本店と同じものなのだそう。



リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店


通りに面した窓辺の席は、まさにパリのカフェテラスにいる気分に。グリーン越しに通りを行く人や車を眺めながらくつろぐ時間は、爽やかな朝だからこそより幸せを感じます。



ケーキセットをプラスしてもっと贅沢な朝時間に


ケーキセット


朝のEAT INタイムは、「ケーキセット」(900円~1,000円※選ぶケーキによって異なります)もオーダーできちゃうんです。お好みのケーキ1品と、「リベルテ」オリジナルのコーヒーや紅茶などのドリンクをセットにすることができます。ケーキセットは2Fカフェでオーダーを。(ケーキセットは常時オーダー可能です)



タルトタタン


今回は、通年メニューの「タルトタタン」(単品540円)と「リベルテ」オリジナルの紅茶をいただきました。タルトタタンと聞くと、タルト生地の上にスライスされたリンゴが並んでいるものをイメージされる方が多いと思いますが、なんとこれ、このサイズにリンゴが1個分丸々乗っているんです!!

このリンゴは螺旋状にひとつなぎにスライスされていて、フランスの家庭にはリンゴの皮をむきながらこんな形にスライスする器械が普通にあるのだとか。



タルトタタン


季節ごとに旬のリンゴを使っているというタルトタタンは、爽やかな味わいのリンゴと、ほんのり塩気を感じるサブレ、酸味のあるクレームラフィネの三位一体感に驚き!それぞれで食べ、一緒に食べ、を繰り返し、その素晴らしいマリアージュを堪能しました。

「リベルテ」オリジナルの紅茶はアールグレイ。パンやスイーツと一緒に味わってもらうことを前提にブレンドされています。渋さは控えめ、香りはほわっと豊かで、スイーツの余韻に浸りながら味わえます。



リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店


2Fのカフェも厨房はオープンになっています。「リベルテ」が大切にする“透明性・親近感・品質”というコンセプトからこうした内装になったのだとか。解放感がありながらも、作り手を身近に感じられる温かみのある空間です。



リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店


「リベルテ」が東京本店を吉祥寺にオープンしたのは、働く人も住む人もいて、さまざまな世代とカルチャーがミックスしながら新陳代謝していく街のキャラクターが、パリ本店のあるサンマルタン運河近くの雰囲気に似ていたからだとか。

カフェに朝のEAT INタイムを設けたのも、さまざまなライフスタイルの人に使ってもらえる店になるようにという思いからだそう。実際、クリエイター風の男性や、出勤前と思われる女性、子供を学校に送り出した後と思われるママさんなど、さまざまな方々が訪れていました。



まとめ

パン


なんでもない普通の日を、スペシャルな気持ちに盛り上げてくれる「リベルテ」の朝ごはん。平日はもちろん、土日祝日も朝のEAT INタイムを設けているので、休日の朝に贅沢時間を設けてみてもいいかもしれません。パンの焼ける良い香りに包まれて過ごす朝のひと時は、きっと今日一日を豊かにしてくれるはず。ぜひ朝活に取り入れてみてくださいね。



リベルテ・パティスリー・ブーランジェリー 東京本店

住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-3
電話番号:0422-27-6593
営業時間:1F パティスリー&ブーランジェリー 9:00~19:00(土日祝8:00~19:00)
2F カフェ 9:00~19:00
EAT IN 9:00~11:00/MIDI 11:00~15:00/APÉRO 15:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:月曜日(祝日の場合火曜日)
最寄駅:吉祥寺駅



取材・文/佐藤可奈子

※2018年11月10日の情報です。メニューや価格など、内容は変更になる場合がございます。
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